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申し訳ございません。
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私が高校を卒業した時、兄たちは働いていなかった。
所謂、ニート。
でも、私はそんな兄たちを軽蔑することは無かった。
むしろ、私は小さい頃からの恩返しができるって。
元々、高校時代バイトをしていたのでその延長線でバイト先の正社員になった。
母と父は、天井が抜けるんじゃないかと思うほどに、ジャンプして喜んでいた。
朝から夕方まで働いて、お使いをして帰ってくる。
毎日が大変だったけど今じゃ慣れたものだ。
「 今日は、松弦は何時頃に帰ってくるのかしら?」
朝、お母さんの手からお味噌汁のお椀を受け取りながらそう心配そうに聞いてきた。
「 え……と、……夕方? かなぁ、」
私はお椀を手前に置きながら、首を傾げながら言った。
たまに人手不足で残って欲しいと言われることがあるから。
「 そうなの?実はね、お母さんとお父さん、今日、今から出かけるのよ、」
お母さんは、心配そうに私を全身見るように言った。
私とお父さんの仕事の終わり時間が被る、駅で待ち合わせして一緒に帰ってくる。
「そ…うなんだ。」
お母さんとお父さんは、よくそんな風に旅行に行ってしまう。
「 松弦、仕事が終わったらトド松に連絡しなさい。」
私はびっくりしてお箸で持っていた鮭の切り身を落としてしまった。
「……うん。」
私はテンパりながらもそうお母さんの目を見ることなく頷いた。