【竜蘭】
とにかく蘭が”兄”である事を理由に仕事を押し付けてくる上司達によって病む蘭のお話。
・病み
・蘭が情緒不安定
・キャラ崩壊
・誤字脱字
・自己満
その他何でも大丈夫な方のみご覧下さい🙇♂️
蘭「…い”ッ、、」
どこだろう、ここ…
頭痛が酷い…というか寝たのいつぶりだろう
なんで俺寝て…
竜胆「兄ちゃん、起きた?」
あぁ思い出した。
そっか、みんな謝ってくれてそれで…
蘭「…うん、起きたよ、」
竜胆「そっか、よか”った”ぁ”ぁ”…ポロポロ」
蘭「りんど…、?」
三途「竜胆うっせぇぞ…って、蘭…!!」
蘭「さんず…」
三途「マイキー!蘭起きました!!」
ココ「蘭…!!」
マイ「…蘭、、!!」
なんでみんなこんなに喜んでるの、?
俺が生きてて嫌なはずのに。
…また”お兄ちゃん”として頑張んないといけない
やだな…死にたいな…
蘭「死にたい…((ボソッ…」
竜胆「だめだよ。絶対そんなことさせないから」
竜胆は弟だから分からないよ。
もう全部疲れた。
蘭「…はぁ」
ココ「本当に悪かった…もう二度とあんなことしないから…」
蘭「別にいいよ。”お兄ちゃん”だもん」
竜胆「…」
三途「蘭…もうやめよう」
蘭「やめるって…何を?」
三途「もう俺達はお前に兄貴だからって理由で
仕事押し付けたりしねぇ。」
蘭「…どうでもいい」
ココ「信じてくれ…」
蘭「信じるも何もどうでもいいんだもん。」
竜胆「どうでもいいって…」
蘭「もうほっといて。いつも通りにしてればいいじゃん」
ココ「蘭…」
蘭「…」
三途「おい、まだ立つな…!」
蘭「ほっといてって」
ガチャ
三途「蘭…!」
ココ「…ッ、」
竜胆「…」
三途「おい竜胆!蘭…」
竜胆「兄ちゃん死んじゃうかも…ッ」
コ・春「は?!」
ダダダダ
三途「おい竜胆…ッ!!」
何も知らなかった
兄ちゃんが”兄ちゃん”である事を嫌がっていたことも
“兄ちゃん”だからって人一倍頑張っていたことも
俺のために隠していたことも全部
兄ちゃんはずっとずっと我慢してた
でも我慢し過ぎればどこかで爆発する
きっと兄ちゃんはもう限界なんてとっくに超えてるはず
これ以上は壊れちゃう
俺が兄ちゃんを助けなきゃ
竜胆「はー…ッ、どこ…行ったの…ッ」
待ってて。絶対助けるから
竜胆「兄ちゃん…ッ」
結局何も変わらない。
俺は”兄ちゃん”で、竜胆は弟。
どんなに頑張ったってそれは変わらない。
変わらないなら、諦めるしかない
ここから飛び降りちゃえば一瞬で諦められる
竜胆「兄ちゃん!」
またそうやって俺を縛るの
兄ちゃんなんて嫌い
なんで先に生まれただけでこんな思いしなくちゃいけないの
竜胆「兄ちゃん、」
うるさい。
ほっといてって言ったじゃん
竜胆「兄ちゃん、」
うるさい。うるさいうるさい
竜胆「ごめん…何も気付いてあげられなくて」
同情なんていらない
竜胆「これからは絶対、兄ちゃんに苦しい思いさせない、だから…」
蘭「うるさい」
竜胆「っ…俺、!」
蘭「うるさいって言ってんじゃん!!迷惑なんだよ!ほっといて!!」
竜胆「俺は!!」
蘭「ビクッ」
竜胆「兄ちゃんの弟で後悔したことなんて無い!!」
蘭「は…」
蘭「なに、いってんの」
竜胆「兄ちゃんは自分が”兄ちゃん”で辛い思いしてきたかもしれないけど、俺は幸せだった!!」
蘭「…良かったね」
竜胆「つまり兄ちゃんは、人を幸せにできる人間なんだよ」
蘭「綺麗事とかいらないから。もう三途達のとこ戻りなよ。」
竜胆「綺麗事でも何でもいいよ。俺は兄ちゃんが大好き。だから死なないで」
蘭「…大好きなんて嘘、誰でもつけるよ」
竜胆「嘘じゃない。」
蘭「うるさい。全部どうでもいいの。もう話しかけないで」
竜胆「俺はどうでも良くない。兄ちゃんがいてくれないと生きていけない」
蘭「だろうね。竜胆の仕事ほとんど俺がやってたんだから」
竜胆「仕事以外でもだよ」
蘭「仕事以外だったら余裕でしょ。」
竜胆「そんなわけない。俺の話聞いてよ」
蘭「どうでもいいって言ってんじゃん。竜胆に興味無い」
竜胆「…話聞かなくてもいいから、お願いだから死なないで」
蘭「…」
竜胆「ねぇ…兄ちゃん…」
蘭「ドサッ」
竜胆「え…に、ちゃ…、、?」
三途「いた!竜胆!!」
竜胆「三途…兄ちゃんが…ッ」
ココ「あーもう…病み上がりが急に立ち歩くから…!」
蘭「うっせ…」
竜胆「兄ちゃん!」
蘭「あ”ー…やだ」
三途「何がだよ…」
蘭「どうせまた目覚めちゃうんだろうなって」
竜胆「…」
ココ「馬鹿なこと言うな、」
蘭「…」
三途「蘭?」
ココ「寝た。」
…
竜胆「…」
ココ「竜胆どうした?さっきから元気ないけど」
竜胆「グスッ…」
三途「竜胆!?」
ココ「ちょ…どうした、?」
竜胆「兄ちゃんが…俺の事興味無いってポロポロ」
ココ「は…」
三途「ポンポン」
竜胆「ふぇ…」
三途「嘘に決まってんだろ。」
竜胆「嘘じゃないよ…俺のせいで今までいっぱい辛い思いしてたんだもん…」
三途「お前に興味なかったらまずその辛いことをしねぇだろ」
竜胆「え”…、?」
ココ「お前は興味無いやつのために頑張れるか?」
竜胆「グスッ…ブンブン」
三途「だろ?だから大丈夫だ。蘭はお前のこと大好きだから」
竜胆「そうかなぁ…ポロポロ」
ココ「そうだよ。」
竜胆「コクッ…」
…
蘭「…」
飛び降りがダメなら違う方法で死ねばいい
そうでしょ?竜胆
ごめんね
プシャァァァ
三途「蘭、起きたか?」
蘭「…」
三途「蘭、入るぞ」
三途「?!?!」
三途「蘭!!やめろ!!」
蘭「…」
竜胆「三途…どうし…」
竜胆「ガタッ」
ココ「竜胆!!大丈夫か?」
三途「らん…やめろ…」
蘭「何?」
三途「血…なんで抜いてんだよ…」
蘭「…それって三途達になんの関係があるの?」
三途「関係も何もねぇだろ…それ以上抜いたら死んじまう…」
蘭「そのためにやってるんだけど?」
竜胆「兄ちゃん…プルプル」
蘭「…また来たの?」
竜胆「ビクッ」
ココ「大丈夫だから」
竜胆「…コクッ」
蘭「何?用無いなら…」
竜胆「血、なんで抜くの」
蘭「…うるさい」
竜胆「答えてよ!!俺の目見て話してよ!」
蘭「うるさいって…」
竜胆「なんで勝手に死のうとすんの!?」
蘭「何しようが俺の勝手だろうが!!」
竜胆「兄弟でしょ!?」
蘭「関係ねぇだろ!!」
竜胆「関係あるよ!!」
蘭「だったら縁切ってやるよ!!」
三途「落ち着けお前ら!!」
竜胆「っ…」
蘭「ガクッ…」
竜胆「にいちゃ…」
三途「…何ミリ抜いてんだよこいつ…」
竜胆「ずっと…震えてる…」
ココ「早く医者呼ばねぇと…」
竜胆「兄ちゃん…ポロポロ」
…
三途「はぁ…これからどうなんだよ…」
竜胆「…俺も兄ちゃんと一緒に死のうかな」
ココ「何馬鹿なこと言ってんだよ」
竜胆「冗談に決まってんじゃん…」
三途(縁切ってやるって言われたの気にしてんだろうな…)
ココ「とにかく今日はもう寝ようぜ。竜胆もあんま気にすんなよ」
竜胆「うん。別に気にしてないよ」
三途「また明日な」
竜胆「疲れた…兄ちゃん大丈夫かな…」
(蘭の部屋の前)
蘭『グスッ…りんど…ごめんなさい…ポロポロ』
竜胆「え…?兄ちゃん…?」
ガラガラガラ
竜胆「兄ちゃん!!」
寝てる…?
蘭『りんど…ポロポロ』
寝言…凄いうなされてる…
竜胆「兄ちゃん…大丈夫だよ…」
ぎゅっ
兄ちゃん、あったかい…
竜胆「ウトウト…」
…
蘭「パチッ…」
蘭「え…竜胆…?なんで…」
蘭「力強…全然解けないし…」
あったかいなぁ…
ずっとこのままならいいのに…
蘭「ポロポロ…」
蘭「スースー…」
ガラガラ
三途「蘭、大丈夫か?」
ココ「え、竜胆…?」
三途「ふはっ、べったりだな」
ココ「な…蘭もだいぶ表情が穏やかになってる」
三途「竜胆といる時こんなに幸せそうなのに、何が蘭を苦しめてんだろうな…」
ココ「分からない…」
蘭「パチッ…」
三途「蘭…!」
ココ「蘭、平気か?」
蘭「ふわぁ〜…三途とココちゃんおはよぉ〜♡」
三途「は…」
ココ「え…」
蘭「?どしたの?」
竜胆「ん”〜…ぎゅっ」
蘭「おっ…竜胆力強すぎな〜?」
三途「なん、で…二重人格治ったんじゃ…」
ココ「確かに治ったはず…」
蘭「なぁにコソコソしてんの〜?蘭ちゃんも混ぜて♡」
竜胆「パチッ…」
蘭「あ♡竜胆おはよ〜♡」
竜胆「んぅ…兄ちゃんおはよ♡」
竜胆「え…」
蘭「?♡」
三途(フリーズしてるw)
ココ(そりゃそうなるよな…)
蘭「おーい、りんどー?」
竜胆「に、、ちゃ、?」
蘭「?おー兄ちゃんだぞー?」
竜胆「なん、で…」
蘭「なんでって何が…?」
三途「お前本当に蘭か?」
蘭「え、ひど〜い!蘭ちゃんだよ?」
ココ「いや三途、蘭は元からこのテンションだ。」
三途「あ、そっか…えっと…昨日までの蘭はどこいった…?」
蘭「え?ここにいるじゃん」
三途「いや…明らかに違う…」
蘭「一緒だよ。」
ココ(あの目…一緒だ…)
竜胆「兄ちゃん…」
蘭「なぁに?♡」
竜胆「むり、しちゃだめ…」
蘭「してないよ〜♡」
竜胆「でも…」
蘭「してないってば!蘭ちゃんは元気になったの!」
竜胆「ほんと…?なんで…?」
蘭「よく分かんないけど…竜胆が来てくれたから、かな?」
竜胆「うそ…」
蘭「嘘じゃないってば〜!」
竜胆「じゃあ…もう勝手に死のうとしない…?」
蘭「しないよ、大丈夫」
竜胆「やくそく…だからね…ポロポロ」
蘭「ん、約束♡」
三途「…良かったな、」
ココ「そうだな、」
あれから兄ちゃんは特に変わりなかった。
前みたいによく笑うようになったし、自殺なんてしようとしなくなった。
詳しい理由は分からないけど、本当に良かったと思う。
ただ一つだけ気になることがある。
竜胆「兄ちゃん」
蘭「…なぁに、竜胆…」
竜胆「昨日遅くまでどこ行ってたの?」
蘭「仕事の取引…です」
竜胆「嘘ついてないよね?」
蘭「ついてないです…」
竜胆「良かった♡じゃあ兄ちゃん、楽しいことしよっか♡」
蘭「…♡」
ほんの少しだけ、俺に怯えている気がすること
なんでだろう。
三途「最近竜胆どうだ?」
蘭「相変わらず重いしすごい束縛」
ココ「なんかあったらすぐ言えよ」
蘭「いや…なんかもう面白いよねw」
三途「そのうち監禁されんじゃねぇか?w」
蘭「wwwそんときはよろしくw」
ココ「wwww」
竜胆「兄ちゃん…♡」
蘭「なぁに、竜胆♡」
竜胆「こっち来て」
蘭「…はい♡」
三途「アイツらが幸せならいいか」
ココ「そうだな」
雑でごめんなさい(いつも)
何も思いつかなかった😇
許してくれますか…
ありがとうございます!!(((
ばいばいっ
コメント
15件
ふぎやぁぁぁあ見るの遅くなっちゃった😭 今回の話も最高!! 私こう言うの大好き! あっでも紫雨ちゃんの方が好き👉🏻👈🏻🫣 蘭ちゃんと竜ちゃんのやり取りめちゃ好き💕💕 束縛もいいねぇԅ(*´﹃`*ԅ)グヘヘ
めっちゃ最高でしたぁ👏✨しかも泣けるのとかあって…さすがですっ👍///ち、ちなみにこれって番外編ってで、でますか?出来たら見たいです!
最高です😭👏✨ やっぱり兄弟なんだなって思いますね!今回も面白かったです!