テラーノベル
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この作品を読むにあたっての注意⚠※男監督生
※監督生愛され
※腐向け
※本当に全範囲何でも許せる方向け
※演技が上手い監督生が出てきます
※監督生が皆から謎に好かれているため、エースがセコム役として見守っている話です
それでも構わないという方ありがとうございます!
この物語はあらゆる人から気に入られる監督生をエースが見守って追っかけているエースセコム回になっています
今回は前回のヴィル監♂の続きになっております
✧何でも許せる方向け✧
時間的な問題で、映画を一カ月弱で完成させたーみたいな感じになっています。まあ、魔法があるので、小道具とかも簡単に揃えられる〜みたいな感じです。
細かい所は全部なんとななれーで。
それでも本当にいいよって方、どうぞ!この先をお進みください!
それではどうぞ!
✧…✧…✧…✧
最近監督生がヤバい人達に好かれまくってる件について【7】
1, スペードぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!
「はぁ…はぁ…はぁ…」
監督生は息を荒く吐き、汗をたらしながら、ヴィルに問った。
今は放課後で演技の練習の途中だ。
ヴィルに監督してもらいながら、ポムフィオーレ寮で、一生懸命練習をしている。
「今、…のは…どう、ですか……?」
「………」
「え…?」
ヴィルは目を丸くして驚いたようにこちらを見ていた。
(え?!僕なんかまずいことしちゃった?!!)
監督生は大慌てで謝ると、ヴィルは「いや…」と、続けた。
「監督生、アンタ、ますます良くなってるわ。特に、心から感情をこめて、現実でアンタが本当に体験したかのような本物感。」
ヴィルの褒め言葉に監督生は顔を明るくした。
最初間違いだらけだった自分を、付きっきりで優しく教えてくれたヴィルに感謝する。
「もうプロデューサーにはもう確認はとってあるわ。明日から映画の撮影が始まるわ。じゃあ次、ここやりましょう。まず私がここから入るわ」
「わ、分かりました…!」
最初不安な気持ちでいっぱいだった監督生の胸は、楽しみと、ワクワクで満たされていた。
✧…✧…✧…✧…✧
「………」
「エース、何してんだ?こんな所で」
「!!?うわぁぁぁ!!デュ、デュースかよ!いきなり後ろから声かけてくんじゃねぇー!」
デュースはエースの真隣にいて、エースに話しかけてきた。
エースはいきなりの声に驚いて思わず声を上げてしまう。
「い、いやぁ…?なんでも?」
エースが目を泳ごせると、デュースは珍しく感づいたらしく、廊下の窓から、中庭の真ん中で、ヴィルと共に演技を練習する監督生を見ながら「…!あれか…?」と言う。
「…まぁ、」
「監督生、今度、有名な映画に出るんだよな。」
「そうそう、それでさぁ、まぁ、ちょっと心配になって、練習見てるだけ。ちょうど俺今日は部活ねぇーし」
「そうなのか、じゃあ、部活ねぇーし俺も監督生を見守る」
「おっ、そう?意外と暇だぜ?」
「いいんだよ!マブの成長を見守るのが、ダチってもんだろ?」
胸を張るデュースに苦笑しながら「まあな」と返した。
(ま、今んところ、ヴィル先輩が監督生に手ぇ出す感じはねぇーし、とりま、監督生の練習を今はただただじっと見守ってることにしますか)
✧…✧…✧…✧…✧
「はぁ…疲れた…………」
「おつ〜監督生」
「お疲れ様!監督生!良い演技だったぞ!練習とは思えないほどだ!」
光る汗を拭きながら、監督生がヴィルとわかれたタイミングで、エースとデュースが話しかける。
「えっ、二人とも見てたわけ!?」
「ああ!マブの成長を見守んのがダチってやつたかんな!」
「めっちゃよかったよ〜演技!結構心に刺さったかも」
二人が監督生を褒めていると、目の前にいる監督生がみるみると顔を真っ赤にさせていた。
「いやっ、ちょっ、恥ずかしっ……から、やめて…!」
(………………は…………?)
(えっ、今の顔、めっちゃ、えr………いやいやいやいやいや何思ってんだ俺えええええええ!!!!!!ばっかじゃねぇーの!?俺、マジでさぁ……)
監督生の顔は耳の先まで真っ赤で、照れて顔を手で隠している。
危うく、何かの扉が開きかけた。危ない危ない。
「いやいや、そんな恥ずかしがることじゃねぇーよ!」
エースは誤魔化すように監督生の肩をぽんぽんと軽く叩き、「なっ?デュース」と隣を振り向いた。
(あっ………デュースくん??)
隣を向くと監督生と同じくらい、いやなんか監督生より顔真っ赤にしたデュースがいんだけど…。
(スペードぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!)
エースは心の中で叫びながら「何お前も恥ずかしがってんだよ!!」と言い、思いっきりデュースを蹴ってやる。
デュースは「痛っった!!!」と声を上げ、正気へ戻った。
(危うくデュースの扉まで開きかけちまったじゃねぇーかよ……)
エースはため息をついた。
俺もだけど。と心の中で呟いたのは、本当に忘れようと思う。というか今すぐに忘れてほしい。
2, 最高のティアラ
「カット!」
その声を監督が発した後、その回の撮影は終了した。
もう撮影は何週間か前に始まっております、緊張の連続だったが、なんとかヴィルのサポートもありつつ乗り越えられた。
流石魔法の使える世界。
小道具や大道具のセット、背景のセットは、有能な魔法師が手伝っているため、一瞬で終わる。これだけでも大幅な時間短縮だ。
「お疲れさまでしたー!」
監督生は映画監督にペコリと頭を下げて帰る支度をしようと専用の場所に戻ろうとしていた時、監督に話しかけられる。
「お疲れさま!君、とても良い演技だったよ。素晴らしい。是非とも、また違う映画にも出演してくれないかな」
いきなりの言葉に監督生は言葉を詰まらせた。
「えっと…」と、戸惑っていると、後ろから座る監督を覆う影が現れた。
「あら、ごめんなさいね、監督。この子はある事情で違う映画には出れないの。今回は助っ人。そういう条件なの。」
ヴィルは監督にそう言うと、監督生の腕をひいて「いくわよ」といってその場から移動した。
「全く、あの監督にも言ってあるのに。ああ、監督生、アンタは別に何も気にしなくていいのよ。」
ヴィルは監督生の頭を優しく撫でる。
「いい演技だったわ。監督にあそこまで言われるのは上出来よ。また次も頑張りましょう」
やはりヴィルの言葉は優しい。
監督生も笑顔でうなずいた。
✧…✧…✧…✧…✧
それから、毎日、学園終わりに映画の撮影をしに行き、一生懸命練習した成果を見せる。
確かにストーリー成がとても良く、演じる側としてもすごく楽しい。
これまでに何冊も何冊も演技のための本などを買って徹夜で勉強をしている。
ほかの人達にも迷惑をかけないためにも、馬鹿にされないためにも、自分なりの努力を重ねた。
そして、撮影最終日。
この日を終えれば、感動のラストシーンが完成し、映画の撮影が終了にはる。
元住んでいた世界の映画の撮影期間はだいたい2、3か月以上かかるのに対して、ツイステッドワンダーランドの映画撮影は一ヶ月も経たずに終わってしまった。
こんなにもボリュームのあるストーリーがこんな短期間に終わってしまうのは驚きだ。
「監督生、メイクをするわよ。こちらへ来て」
ヴィルにそう呼ばれ、その声のする方へと向かった。
✧…✧
「今日はヴィル先輩が僕のメイク担当なんですか?」
「ええ。そうよ。アタシのメイクは後でしてもらう予定だから。その間暇でしょう?」
そう言いながら、ヴィルは監督生の顔にファンデーションやら、チークやらアイシャドウやらをつけていった。
「もうこれで最後なんですね」
部屋の中、二人きりで静かな空間に、監督生がそう言葉を発する。
監督生の言葉に、ヴィルは「そうね」と、少し切なげに返した。
「少し寂しいかも…」
「…アタシも。今まで演技をやっていてそう感じるのは初めてかもね」
ヴィルは微笑んだ。
いつも、鏡に映る自分がメイクで別人へと変わる姿に驚かされている。
メイク力が皆様半端なく上手で…。顔がみるみる別人へと変わっていくのであった。
「さっ、メイクはほぼ終わり。あとは口紅だけ。」
ヴィルは口紅を取り出して、監督生の顔を、自分の方へと向けた。
「そうね…。監督生、少しの間、目をつぶっていてくれる?」
「?はい、分かりました…。…?」
監督生は不思議そうに首を傾げながらも、目を瞑って、無防備な唇を此方へと向けた。
ヴィルは「なんて無防備なのかしら」と口にしそうになったが、堪えた。
そしてヴィルは監督生の頭の後ろを優しく手で此方へと押した。
自分の顔を、監督生に近づけていく。
そして。
ちゅっ
と。
そっと、優しく彼の唇へ口づけた。
「へ…、?」
監督生は唇の衝撃に、目を大きく開けて、目をぱちくりさせた。
「ふふっ、レオナもあの兄弟もマレウスも。まだ口には手を出していないでしょうからね」
ヴィルは少し意地悪そうに笑った。
「えっ……、」
「ええっ……、!!?」
「えええええっっ……!、???、!、」
監督生は3段階の大きさの声を上げた。
「ヴィ、ヴィル、先輩…??」
流石の監督生も、あからさまな好意を向けられると、そう、純粋に照れるのだ。
顔を真っ赤にする監督生を見ると、どうしても、もっと手を出したくなる。そんな気持ちをこらえながら、ヴィルは監督生に微笑み、口付けをした監督生の唇に、口紅を塗った。
監督生はまだ混乱しているようだ。
✧…✧…✧…✧
「これで全シーン撮影終了です!大変お疲れ様でした!」
その声とともに、近くにいたスタッフや、役者が喜んで歓声を上げたり、拍手をしていた。
「これで、終わり…、ですか…?」
「ええ、そうよ。アタシたちは、最後まで舞台に立ちきった。」
「……!!!成功…ですか…?」
「ええ、大成功よ!」
ヴィルはとびっきりの笑顔で監督生を強く抱き締めた。
そして、それを見た役者やスタッフは、
「演技が上手いだけじゃなく、あのヴィル・シェーンハイトに抱きしめられてる…、」
「あの人、本当に只者じゃあないよな、……」
と口々に言った。
他の役者やスタッフも、
「す、すげぇ…あいつ…。助っ人にしてはクオリティが高すぎる…」
「あのヴィル・シェーンハイトが抜擢したらしいし、実力は本物だったみたい…」
「でもさ、調べたけど、彼奴の名前が出てるもの出てこなかったぜ?」
「監督から聞くに、どうやらほぼ未経験らしいよ」
「嘘だろ…?!あんなセンス…、磨いたらどうなっちまうんだよ…!」
と、陰で監督生は何者だと騒ぐものも続出していた。
監督生は勿論無名で、検索して出てくるわけがない。
「ヴィ、ヴィルさんっ…!くる、じいっっ……!!」
ヴィルの力が強すぎて本当にマッシュポテトになるところだった。
ヴィルは「あら、ごめんなさい」といって解放してくれる。
「監督生、演じてみてどうだった?」
「すごく楽しかったです!」
「そう?良かった。ところで監督生。アンタ、何でそんなに演技が上手いわけ?」
「えっ、?えっと…、?それは、オンボロ寮でも毎晩演技の勉強もしてみたりもしてたから?ですかねぇ…?あと、まぁ元いた世界で演技が大好きで、よく舞台とか映画を見てたり、自分で演じてみたり。実は演劇部入ってたんですよね。まぁ、人間関係で辞めちゃいましたけど」
監督生はあはは…と苦笑しながら言った。
「感動系とか大好きだったんでこういうの、演じてて楽しかったです!」
「アンタって、こっちの世界に転がり込んできたら、演技がうまい分、人気者になった時、一人でもアンチが来た瞬間に芸能活動辞めそうよね…」
「あははっ…たしかに批判一回されちゃったら辞めちゃうかも…」
そんなこんなで撮影は終わり、打ち上げは、ヴィルが未成年だから結構。といって断ってきて、今は車で学園まで向かっている最中だ。
✧…✧…✧…✧
学園に着いた時には、もう辺りは暗く、深夜1時を上回っていた。
「やだっ、こんな時間じゃない!アタシはもう寮に帰るわ。アンタも、今日はちゃんと寝なさい。」
「わ、分かりました!」
「じゃあ。監督生。おやすみ」
「はい…!おやすみなさい」
2人は道を別れて、それぞれの寮へと、向かっていった。
✧…✧…✧
オンボロ寮に戻ると、グリムがベッドを一人で占領して寝ていた。
「僕の寝る場所………」
監督生はため息をつきながら苦笑し、グリムがいつも寝ているところに持っていく。
「おやすみ、グリム」
そう言って監督生は布団に入った。
その途端。
「っっ……、!!!!!!」
思い出してしまった。
メイクをしている最中の事を…………。
いやいや…あれは、…あれは………あれは……?????なんだ……??
「僕何か悪いことしちゃった…?!いや…あれ、って、まさか……僕の、ことを……!!??」
考えれば考えるほど恥ずかしくなり、顔が熱くなる。
自分の顔を触ったが、熱すぎて、今なら餅が焼けるのではないかという熱さまである。
「明日エースに相談してみよう…、っと、。」
監督生はムズムズする気持ちを抑えて、無理矢理眠りについた。
✧…✧…✧…✧
✧〜次の日〜✧
「……ということがあってさぁ…」
エースにそれを言ってみたところ、
「いやそれアウトぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!」
と、超巨大な声で叫ばれた。
監督生の耳の鼓膜が限界まできていた。
3, ✧〜エースの日記〜✧
☓月☓日
なんかさ、学校に行ったら監督生がヴィル先輩にメイク中キスされた。とか言ってきたんだけど。
本当
何してんのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ?????ヴィル先輩信じてたのに………。この裏切られた感じ……。なんなん……。
アウト。めっちゃアウト。
演技用のメイクしてる時なんて俺いけねぇーから止められないんだよ。まさかそれ狙われた!??
監督生無防備だから、どーせ、目を閉じて。なんて言われてすんなり閉じてキスされたパターンだよなぁ。
ってかさ、監督生って彼奴すげーよな。
たしか元の世界で演劇部入ってたーとか言ってたけどそこまでとは思わなくて驚いた。
監督生の映画楽しみだなぁ〜♪今度デュースとかセベクとかジャックとエペル誘って皆で鑑賞会でもしよーっと。
✧…✧…✧…✧…✧
最近監督生がヤバい人達に好かれまくってる件について【7】終
次回全寮お泊り会編に続く〜…✧
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