こんにちは。( ≧∇≦)ノです。
今回は🦍🍌です。
今回は死ネタなしです。
それではどうぞ。
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🦍視点
マインクラフトのチート企画の撮影後、みんなで居酒屋に飲みに行くことになった。
店に着いたらみんな”いつものように”僕の隣にぼんさん、向かい側におんりー、その横にMENとおらふくんが座っている。
そしてまた、”いつものように”それぞれ飲み物と食べ物を選んで注文する。
🐷「俺、生とザンギ食いたいっす。」
🍆「俺も生ー!あと焼き鳥。」
🍌「麦茶と、うどん小で。」
⛄「オレンジジュースと海鮮丼で!」
🦍「ハイボールと親子丼、みんなのおつまみ用に枝豆とフライドポテト、それぞれ大でお願いします。」
みんなの注文が終わった後、今日の撮影のことや最近のことなどを話し出す。
⛄「今日のチート企画、凄かったな〜。」
🍌「ぼんさんとMEN、暴走してたw」
🍆「今回のチートが楽しすぎてw」
🦍「MEN大爆発してたw」
🐷「チート弓の扱いがムズいんすもん。」
そんな話をしていたら、店員さんがお待たせしましたーと、言って食べ物と飲み物を運んできた。
🦍「お、来たね。じゃあ食べよっか。」
🦍🐷🍆🍌⛄「いただきまーす」
そして、”いつものように”楽しく話しながら食べ進めていく。
いつものように…
そこでふと視線を上げると、違和感に気づく。いつも見ているはずの光景なのに、何かが違う。
🦍「おんりーって、左利きだっけ?」
うどんを食べようと箸を持つおんりーの手が、自分から見て右側であることに気づいた。
自分から見て右側ということは、おんりーの左手…
だが、僕の記憶が正しければ、おんりーは右利きだ。
🍌「あ、これは…最近、左手でも箸を使えるように練習してたので…無意識というか…」
🍆「おんりーチャン、左手でも箸使えるの!?スゴ!」
⛄「僕もやったことあったんやけど、出来んかったわ〜。」
🐷「おんりーチャンいつの間にそんな練習を…」
🦍「確かに、右手を怪我したとかで使えなくなったときに、左手で箸使えるのは良いかもね。」
🍆「あ、そういやこの前、手怪我してさ〜…」
そう話していくうちに、コロコロと話題が変わって、いつの間にか全く別の話になっていた。
結局、食べ終わるまで、おんりーはずっと左手で箸を使っていた。
やっぱり何か変だ。後で聞いてみよう。
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🍌視点
みんなで帰る間、俺はずっと右手の痛みに耐えていた。いや、そのもっと前から、マイクラの撮影を始める前からだ。
別に鈍臭い訳じゃないし、なんなら他の人より注意深い。ただ、運が悪かったのだ。
撮影前、スーパーで買い物をしようと、外に出て交差点まで行った。歩道橋があるので、渡って行こうと思い、階段を登っていたら、何やら急いでいる男性が降りてきた。端に寄っていたのだが、男性が背負っていたリュックが勢いよくぶつかって、俺はバランスを崩し、階段から落ちてしまった。
受け身をとったので、頭をぶつけたりはしなかったが、右手首を捻ってしまった。男性は謝ってくれたのでその場で解決したが、それから右手がずっと痛い。もう少し早く出かけていたら、こうはならなかっただろうが、もう遅い。
タイミングが悪かったのだ。
撮影は、チート企画だったので意外とスムーズに終えることが出来た。いつもよりミスが多かったけれど。
撮影の後、ドズルさんから、みんなで飲みに行かないかと誘われた。少し迷ったが、心配させたくないので行くことにした。
注文した物がきて、「いただきまーす!」と言って箸を持つ。右手が痛いので左手で。左手で箸を使うのはそこまで難しくない。
そして、うどんを食べようと思ったら、
🦍「おんりーって、左利きだっけ?」
と、ドズルさんに言われた。咄嗟に頭に浮かんだのは、分かりやすい嘘。
🍌「あ、これは…最近、左手でも箸を使えるように練習してたので…無意識というか…」
そんな穴だらけの嘘でも、みんなは信じた。こんなに俺のことを信用してくれているのに…
みんなを裏切ってしまったような気がして、なんだか申し訳ない。そんなことを考えていたら、ドズルさんが
🦍「確かに、右手を怪我したとかで使えなくなったときに左手で箸使えるのは良いかもね。」
その言葉を聞いた瞬間、ドキッと心臓が跳ねた。今まさにその「右手を怪我したとかで使えなくなった状況」だったからだ。
でも、そのあとは別の話題になったから、誰もこのことを気にしていなかった。そのあとは、特にいつもと変わらず、食べ終えて少し雑談した後、会計して店を出た。
そして今。
極力、動かさないようにしていた為か、さっきより痛みがマシになった。
⛄「あ、僕こっちなんで。お疲れ様でした〜。」
🐷「俺もこっちっす。お疲れ様でした〜。」
🍆「は〜いお疲れ〜。」
🦍「またねー。」
🍌「バイバ〜イ。」
おらふくんとMENと別れ、3人で横に並んで歩道を歩く。雑談しながらいつもの道を進んでいた。
心做しか、帰り道が長く感じる。
🍆「あ、俺ちょっと寄ってくとこあるんでこの辺で。お疲れ様でした〜。」
いつもと違う場所でぼんさんと別れる。飲み会の帰り道でドズルさんと2人きりになったことがなかったから、少し緊張する。
🦍「ねぇおんりー、ちょっといいかな?」
🍌「?、はい。」
一体、何を言われるのだろうか。何かしてしまったか?それとも、別の大事な話か?
🦍「もしかして、手、怪我してる?」
そう言われた瞬間、頭が真っ白になる。
手の怪我を隠していたのは、メンバーに迷惑かけたくない、というのもあるが、俺みたいなゲーム実況者は、声もそうだが、やっぱり手が商売道具。このことがバレてしまったら、怪我がある程度治るまでの活動休止は避けられないだろう。そうなると、動画や配信を楽しみにしてくれている視聴者さんにも申し訳ないし、心配させてしまう。
俺のせいでたくさんの人に迷惑をかけてしまうのだ。それだけは絶対に避けたかった。
しかし、ドズルさんにバレてしまった。ここからどうすればいいのだろう。パニックで頭の中がぐちゃぐちゃだ。そもそも、階段から落ちたのは、タイミングが悪かったのもあるが、俺の不注意で…
🦍「おんりー!!」
その声にハッとする。とにかくなにか言わなくては。
🍌「いや…別に…怪我してる訳では…」
しまったと思った。今のは、どう考えても不自然だ。俺はまた嘘を…
本当のことを言うべきか?でもそしたら、しばらく活動休止になるかもしれない。ドズルさんは、今どう思っているのだろう。何を言うべきなんだろう。
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🦍視点
思い切っておんりーに聞いてみた。僕の勘違いかもしれないが、もしかしたら、と思うと気になって仕方なかった。
🍌「いや…別に…怪我してる訳では…」
と、おんりーは言うが、明らかに不自然だ。やはり怪我をしていたようだ。おんりーのことだからきっと、メンバーや視聴者さんに迷惑かけたくない、と思っているんだろう。僕としては、あまり無理をしないでほしい。
🦍「おんりー…いつから?どうして?」
と聞くと、おんりーはしばらく黙っていたが、本当のことを話してくれた。だが最後に、
🍌「あの…色んな人に迷惑かけてしまうので活動休止はあまりしたくないです。」
と、付け足した。
別に誰も迷惑ではないと思うけど…むしろ、無理して撮影に参加して、怪我が悪化する方が心配だ。
🦍「誰も迷惑だなんて思わないよ。怪我しちゃうのは仕方ないし、今回はおんりーは悪くないよ。しっかり休めて、怪我治そう?」
僕がそう言うと、おんりーはコクリと頷いた。
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🍌視点
結局、本当のことを話して、活動休止することにした。ドズルさんがみんなに伝えてくれて、ご報告動画を撮ることになった。ドズルさんも、ぼんさんも、おらふくんも、MENも、スタッフさんも、100万人以上の視聴者さんも、すごく心配してくれた。本当に申し訳なかったけど、みんな優しくて、暖かかった。
俺は、このグループに入れて本当に良かった。そして、この先も、この人達について行こうと、改めて強く思った。
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ここまで読んでいただきありがとうございました。ハートとフォロー、よろしくお願いします。
( ≧∇≦)ノでした。
コメント
2件
天才…? ハッピーエンド大好きです!ありがとうございます!