こんにちは!圖阿です!
今回からは、今までの話しの🐤💎🐇視点でお届けします!
どうぞ!
・・・
💎side
💎「ほら…!2人ともー!!早くしないと暗くなっちゃうよ!」
🐤「ハァッ…ハァッ……!!この坂きっっっっつッッ!!」
🐇「…………あかん…!もう駄目や…ッ!」
僕ら三姉妹は商品を売りながら旅をしている。
今回も新たな国に行って、そこでいくらか稼いだら別の国に行く予定だったのだか…
🐤🐇「…もう…!…むりーーーーッ!!((ドサッ」
姉の初兎ちゃんと妹のりうちゃんがバテてしまった。
💎「もう…!…2人とも!双六国はもう、すぐ目の前なんだから頑張って!」
🐤🐇「むーーーりーーーー…ッ!」
らびまる「…………ッスゥーーッ…!」
あ、これ耳塞がないとまずいやつだ…!
らびまる「お前ら何弱音をはいてんのやーッッッ!!!」
🐤🐇「うわーーッッッ!!!」
🐇「ら、らびまる…そんな大声ださんくても💦」
🐤「そうだよ!と言うか、疲れちゃったんだから仕方ないじゃん!!」
らびまる「………仕方ない…??」
らびまるさん………背中にえげつない圧があります。
らびまる「何ふざけたこと言ってんのやッ!?さっきも休憩したばっかやってのに、ふざけたこと抜かすなぁあッ!!」
🐤🐇「ヒィッッッ!!!((泣」
💎「とーちゃーく…♪!」
🐤🐇「……ッ…と、とうちゃ〜…く…ッ!」
らびまるのスパルタにより、なんとか日が高いうちに双六国に着くことができた。
2人は足がプルプルだけど…。
国についてすぐ、僕らはそれぞれ働き始めた。
僕たち3人はそれぞれ別の物を売っている。
僕は船、初兎ちゃんは花、りうちゃんは傘。
僕はりうちゃんのデザインした船を売るために、いくつかの船を担いで海にやって来た。
数人のお客さんが来てくれた為、僕はその対応をしていた。
💎「……ありがとうございました…!」
最後のお客さんの対応が終わった後、僕は船を担いで場所を移動していた。
💎「………♪(この辺りは潮風が気持ちいなぁ)」
鼻歌交じりに歌いながら僕が歩いていると後ろから声をかけられた。
🤪「なぁ。…あんたこんなところで何してるんや?」
💎「へ?…僕ですか?」
なんだこの怪しい人……お客さんかなぁ?
🤪「あんたしかおらんやろ。ひょっとしてアホなんか?w」
…………ん?…今、この人アホって言った……?
💎「………はぁッッッ!!!???」
💎「初対面でアホって酷くないッ!?」
なんなんだこいつッ!?
🤪「率直な感想を言ったまでやw」
🤪「そう言うあんたも、初対面のやつにいきなりタメとはどうなんや?」
💎「酷いこと言う人に、敬語を使う義理はありませーーん!!」
💎「全く!!こっちは仕事の最中なのに!!」
僕がそう言うと、男性不思議そうに尋ねてきた。
🤪「………仕事って頭にいくつもの船担いですることが仕事なんか?」
💎「ただ担いでるわけじゃないよ。これは全部商品なの」
🤪「商品?」
💎「そ♪!僕は船を売ってる【船売り娘】だよ♪」
🤪「へー……船を……船売り娘……はあッッッ!!??」
💎「ふふん♪!!((ドヤ」
🤪「船売り娘なんて聞いたことも見たこともあらへんぞ!! 」
🤪「………あんた船売り娘やなくて、最近来とる見世物小屋の奴らとちゃうんか??」
💎「?見世物小屋………??」
見世物小屋って確かサーカスみたいなやつのことだよね…?
この国にも来てるんだ…。
💎「何の話をしてるのかわからないけど、僕とは関係ないよ」
僕が答えた後、男性は何かを考え始めたのか、黙り込んでしまった。
💎「急に黙ってどうかしたの?」
僕が尋ねても男性は何も言わない。
どうしたんだろう…?
…………なんか……この人顔がやつれてるなぁ…。
疲れてるのかなぁ…?
僕はそう思い、聞いてみることにした。
💎「そう言えばお兄さん、顔がなんだか疲れてるけど何か悩み事でも?」
💎「僕でよければ話聞くよ♪……あ!べつにやましいことは何もないからねッッ!!」
💎「えっと💦その💦ほら…!他人だから言える悩みとかもあるわけだしさ!!」
なんで僕が逆に怪しいやつみたいになってるのさッッ!?
うーーッ…!((泣
🤪「………俺の話…聞いてくれるか?」
今まで黙っていた男性が突然話しだしたため、僕は考えるのをやめた。
💎「…!勿論♪!」
🤪「………俺、父親とちょっと揉めててな………ほんまはそんなことしたくないんやけど、色々あって無理なんよ」
🤪「ここにも、また、父親と言いあって静かなところで頭冷やしたくてきたんや」
……父親……か………。
🤪「………まぁ、頭を冷やしに来た矢先で変なやつに遭遇したけどな……w」
💎「……うッッ……別に……ヘンジャ…ナイシ」
🤪「………笑」
🤪「声ちっさw」
💎「うーーッッ!!うるさいな!!((プンプン」
もうッ!この人さっきから失礼なんだよ!
💎「てか、さっきらあなた失礼すぎない?」
💎「僕はただ、親切心で聞いただけなのに……!」
💎「まったく…ッ!…………」
💎「…………お父さんとそうやって話せるだけ感謝するんだよ?」
💎「親なんて………いついなくなるか分からないんだから………」
💎「………?……ねぇ、聞いてるの?」
人が話してるのに、なんでずっとだんまりなんだ?
そう思い、彼の顔を覗き込むと男性は大げさなくらい驚いた。
🤪「え?………うわぁッッ!!!」
………うわぁ……???
💎「…………プッ………あははははwww!!!」
なんだ♪!
💎「あんなにクールな感じ出してたのに、そんな大っきい声出るんだww」
🤪「…ッッッ!!!////」
🤪「…決めた」
少しの沈黙の後、彼は何かを決意したように言い出した。
💎「………?…なにが?」
🤪「俺はあんたのことが好きや」
……………好き…??…僕を?
💎「………………へ?//」
🤪「あんた名前は…?」
💎「え、えっと………ほとけ…です////」
🤪「ほとけやな♪…俺はイフ…よろしくな♪」
🤪「改めて、ほとけ、俺はお前のことが好きや。」
🤪「今すぐにとは言わん。俺と将来結婚してほしい」
💎「へぇ???////けッ結婚ッッ!!??」
💎「な、な、な、な、な、なッッ何いってんのッ!!??////」
💎「ぼ、僕ら初対面だしッ!お互いのこと何も知らないのに結婚ってッ////」
こ、この人やっぱり変な人なんじゃないのッ!?
🤪「だから今すぐにとは言わん。これから俺のことを知って俺を好きになってくれ♪」
🤪「それじゃあ、俺は今日帰るから♪」
🤪「またな♪ほとけ」
💎「え、えっと////うん……じゃあね//」
💎「………あの人なんだったんだ////(顔の熱が収まらない///)」
てか、この国どうなってるの??
初対面の人に会って早々プロポーズするって。
もしかして、この国やばい国なのか??
🤪「………なぁ。」
💎「へぇ?………キュアアアアアアアッッッ!!!////」
そんなことを考えていたら、帰っていったはずのイフくんが目の前にいたため、僕はさっきのイフくんの比にならないくらい驚いてしまった。
💎「な、な、な、な、何ッッ!!!???///」
🤪「………プッ………ハハww」
……!…そんな風に笑うんだ…。
🤪「ほとけもびっくりするとそんな声が出るんやなw」
💎「なッ!////…い、いまのはイフくんが急に話しかけてきたからッッ///」
原因はあんたでしょうがッ!!
そう、心のなかでツッコみながら僕は聞いた。
💎「さっきさよならの挨拶したのにまだなにかあるの//??」
🤪「聞いときたいことあってな♪」
聞きたいこと??
………変なことじゃないよな…??
🤪「お前に明日も会いたいんやけど、明日もこの辺におるんか?」
明日…??
💎「うん。だいたいこの辺にいるよ」
🤪「そっか♪じゃあ、またな♪!」
そう言って、満足そうに帰っていくイフくんの顔が忘れられなかった。
僕………どうしちゃったんだろう……??
💎「じゃあね」
ほんとに明日も来るのかなぁ…?
………また、会いたいな。
初めていただいた感情に知らないフリをしながら、僕は仕事を続けた。
続く
・・・
こちらが、第一話の💎ちゃん視点でした!
見てくださりありがとうございました!
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