「ねぇ悪魔さん、私達の事…バレたら会えなくなっちゃいますね」
「別にバレたっていいさ」
静かな場所、綺麗な井戸、川、床は雲、そして綺麗な夜景。綺麗な月。 二人で見つけた秘密基地みたいな所。若干響くが、バレないだろうと悪魔さんは言っていた。正直私はバレるか毎日心配している。
ただ…この幸せがずっと続くわけない。そんなこと分かってても、私たちの心は互いを求めている。
「…何考えてんの。またバレるか考えてる?」
ふふ、悪魔さんったら。なんでもお見通しね。
「さぁ、どうでしょうね」
私はニコッと笑った。
「もしも私たちが離れ離れになったら」
「絶対迎えに行ってやるさ。俺を信じろ。」
やっぱり悪魔さんは頼もしい人ね。私のことを理解していて、欲しい言葉をくれて、愛してくれてる。私は幸せ者だわ
ただ…ハグもキスもしてない関係だから、悪魔さんは私の事本当に好きなのか心配になってしまう。あまり考えない方が楽よね。
「…」
「今、誰かと目が合ったような…」
「ん?どこだ」
指を指したが、私の勘違いだろうか…ただ、さっきまで光っていた黄色の光が無くなっていた。黄色の光…夜暗い場所にいると、悪魔の目は光る。もしかして誰かに___
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