テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
嫉妬
※誤字などあるかもです
ご本人様には関係ありません
「……楽しそうだったね、さっき」
セラフの声がいつもより低くて、ドアが閉まった瞬間、部屋の空気が変わったのがわかった
kn「え? なにが?」
寝る前、ちょっと水飲みに行っただけなのに。別のメンバーとくだらない話してただけなのに
なんでこんなピリついてんの?
「奏斗、笑いすぎ」
「え、普通じゃん? だって面白かったし──」
「……俺以外と、あんな顔してんの見せたくない」
言い終わる前に、ぐいっと手首を掴まれて、ベッドに押し倒された
「っわ、ちょ、セラフ……⁉」
「誰にでもそんな顔してるんだなって思ったら、さ俺、ちょっとムカついてきた」
セラフはいつもみたいに笑ってなかった
代わりに、目だけがめちゃくちゃ真剣で、でも口調はやけに落ち着いてて
「俺の隣で笑ってる時だけ、そんな顔してりゃいいのに」
「な、なに言って──ん、っ…!///」
言葉ごと塞がれるように、深く、強く、キスされた
舌が差し込まれて、喉の奥まで味わうように侵入されて──思わず逃げそうになった顔を、両手で挟まれて固定される
「逃げんなよ……ちゃんと、教えないと」
そう言って、セラフはキスを落としながら服を捲ってくる
シャツの下から素肌をなぞる手が熱くて、息が上がる
「他のヤツにあんな顔してんなよ
俺がどんだけムカついたか、……身体でわかってもらうから」
ベッドのきしむ音。肌をなぞる音
深くなっていくキス
セラフの嫉妬は、言葉よりも熱くて、ずっと執着の匂いがした
「やだ、なに急に……っ、ん、ぁっ……」
苦しくなるほどのキスのあと、服はすでに腹までまくり上げられて、セラフの手が肌の上をなぞっていた
指先はやけに丁寧で、でも優しいわけじゃない
触れるたび、息が引っかかっていく
「なにが“やだ”なんだよ。……他のやつとは、こんな風に触れてねぇだろ?」
「、そんなん、当たり前だろ……」
「じゃあ、なんで俺以外とあんな楽しそうにしてんの」
「嫉妬、かよ……」
「うん、してるめちゃくちゃしてる」
はっきりそう言って、セラフはTシャツを脱がせてくる
汗ばんだ胸元に、唇が触れた
ちゅ、ちゅ、と吸われるたび、呼吸が乱れて、指先がタオルの上でぎゅっと握り込まれる
「だめ、そこ……っ」
「だめなのに……なんでこんな硬くなってんの?」
指先が胸元の突起に触れてくる
くすぐったさと疼きが混ざって、腰が勝手に揺れる
「っ、あ、あんま、いじんな……っ」
「やだ。奏斗、めっちゃ感じやすいんだもん、こうするとさ、すぐ震えるよな」
セラフは囁きながら、片方の乳首を指でこすり上げ、もう片方を舌で甘噛みしてくる
「ひぁっ……! セラフ、や、ばか……っ///あっ♡」
逃げたいのに押さえつけられて、舐められて、啄まれて。だめだ、熱い。身体が勝手に跳ねる
「なあ、もっと教えて。奏斗が、他のやつに見せてない顔、ぜんぶ──俺に見せろよ」
パンツの上から、熱を帯びたそこを撫でられて、反射的に腰が跳ねる
「もう……やだ、っ///セラフ、……おかしく、なる…///」
「……俺のこと、ちゃんと覚えるくらい、気持ちよくなってもらわないと」
指が下着の中に滑り込み、熱い部分をゆっくりと揉み上げられる
「やっ……///あ、ぁあっ……♡」
奏斗の喉から漏れる声が甘く震えて、セラフの目が細くなる
「かわい……」
セラフは手を止めることなく、準備されたローションを取り出し、指先をとろりと濡らす
「ちょっと冷たいかも、でも……すぐ、熱くなるから」
「まって、そこ……っ、いきなりは……っ///あぁぁ♡」
ゆっくり挿れられた指が、内側を押し広げていく
はじめは異物感しかなかったのに、何度も出し入れされるうちに奥がきゅんと疼いてくる
「っ……セラフ、もッ///やば、あっ……♡っ、や、止まんない……///」
「なあ、ここ? ここ触ると……声出るじゃん、奏斗」
ぐちゅ、ぐちゅ、といやらしい音を立てながら指をかき混ぜ、何度も快楽のスイッチを刺激してくる
「ねえ、俺のこと……他の誰より好きって、言って?」
「……言わなぃッ……!」
「そっか、じゃあ……もっと気持ちよくして、言わせてやるよ」
囁きと共に、指が引き抜かれて──代わりに、熱く硬くなったもので押し広げられていく
「セラフ、っ……や、ぁ……入って……ああぁ……♡♡」
ぬるりと入ってきたそれに、奏斗の全身が震える。
「奏斗……中、あったか……すげぇ、きもち……」
「ん、んっ……♡ ふっ、う、うぅ……っ♡」
ぎゅっと抱きしめられたまま、セラフの腰がゆっくり動き出す
「……誰にも渡さない、奏斗は俺だけのもんだから」
「……うん、っ、やだ、……セラフ……♡ だいすき……♡♡」
セラフの嫉妬も、独占も、キスも、全部が甘くて、熱くて──
奏斗の身体も心も、とっくにセラフのものになっていた