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半分相合傘/原因は自分にある。
浮気要素あり。
🐧🌃。リバ。
🐧は🐚と、🌃は🎹と付き合ってます。
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深夜、2時。
きっともう皆寝てる時間。
いつものはじめだったら、もう寝てる時間。
莉々華と、息を潜めていた。
お酒を飲んで散らかったテーブル。
何を話したか、何をしたか覚えていない記憶。
テーブルの下に隠れて、そっと触れ合う足先。
莉々華は誰かから通知が来たみたい。そこには、音乃瀬奏、なんて書かれていて。
見ないフリをした。
莉々華に、抱き寄せられた。
指を絡めた。
耳元でそっと囁かれた。
“ばんちょー、━━━”
なんてコトバ。
後戻りなんてできない。
はじめも、莉々華も。
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ねぇ、ねぇ、もっと莉々華のことを見て。
ねぇ、ねぇ、ゆっくり目を閉じて。
ねぇ、ねぇ、明かりを消してよ。
“これでどっちも悪いね”
そう言って、接吻をした。
湿った夜。
それはお酒に酔ったから?
それとも、その身体に滲む汗が気化したから?
今夜だけは、愛し合って。
ばんちょーの所為で濡れた指先。
ばんちょーの所為で汗ばむ体。
“2人だけ”の秘密だね。
奏のことなんて忘れるから、ばんちょーもらでんのこと、忘れて。おねがい。ねぇ。
声なんて出さなくていい。
ただ、本当のばんちょーのこと、見せてよ。
できるなら、友達以上の関係になりたかった。
もしも本気で、好きになったら?
なんて気持ち、飲み込んだ。
喉が苦しくなって、今にも吐き出そうだった。
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そんな時間が過ぎて、4時。
いつものコンビニ。
慣れた道のりだった。
莉々華の服を着て、アイスを分け合った。あの、ふたつに分けれるやつ。キャップみたいなとこについてる1口分がいちばん美味しいやつ。今日は美味しく感じなかった。
ねぇ、さっきのLINE、誰からのなの?なんて。聞きたかった、聞けなかった。聞かないでいた。
前、青たんに“恋人みたい”なんて言われた。そう見えるのかな。
はじめは普通の恋がしたい。そんなことを願った。どうせ叶いやしない。
赤信号。止まれ、だってさ。
信号待ち、莉々華と小指を繋いだ。
離さない、なんて。嘘つき。
どうせ昼には奏と繋いでるんだろ。
“はじめのことすき?”
“うん そっちは?”
“え、はじめ?”
“うん”
“どっちでもいいだろ…”
“そっか、そうだね”
そんな悲しい顔しないでよ。
もう一度、接吻。
また、湿った夜に堕ちてく。
今夜だけは、ばんちょーじゃなくて、はじめって呼んで。
莉々華の所為で濡れた指先。
莉々華の所為で汗ばむ体。
“2人だけ”の秘密だね。
雨が降った。ざぁざぁと。
まるで、家にいる“彼女”が寂しがるような、感じ。
もう帰らないと。
傘いる?なんて。
ごめん、傘はいらないよ。
行かないで、が欲しかった。
涙を誤魔化すために雨を使う。
ずっと前から、好きになってたの。
そんな気持ち飲み込んだ。
喉につっかえて、気持ち悪い感じ。煙草吸った時って、こんな感じなのかなぁ。
こんな関係、どこまでも報われない関係。
こんな関係、いつまでも続かないでしょ。
どこまでも報われなくて、
でも、いつまでも終わりたくない関係。