この作品はいかがでしたか?
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『すいちゃん…?』
手首から血が流れているすいちゃん
手にはカッターを…
「あぇ…?」
星のような輝きは
今では、 月のような魅力的を見せている。
「ごめ…ごめんなさい…ごめんなさい…!
やだ…嫌いにならないで…!」
ただみこは優しく抱きしめて
頭を撫でて落ち着かせるしかない…
『ん、すいちゃ…みこすいちゃんのこと、大好きだよ?
離れないし…みこが…離さない、一生ね?』
「うぁ…」
突然泣いてしまった
まだ落ち着かないみたい…
『…みこと一緒に切っちゃう?』
「………ん」
すいちゃんを膝に乗せて
すいちゃんが、カッターを握ってる手を
みこに腕へ近づけて、切りつける。
『お揃いだね!すいちゃん!』
「…うん!お揃い!」
満面の笑みで喜んでいる
本当に可愛いなぁ…
あ…そろそろ手当てしないと…
『すいちゃん〜…手当てしよ?』
「…はーい…」
少ししょんぼりしながら
「みこちとお揃いだったのに」と子供みたいに吐き捨てる。
『ん!これでおっけーにぇ!』
「…うん」
すいちゃんは目をこすっていて
とても眠そうだ…。
『すいちゃん…一緒に寝よ?』
「まぁ…いいよ?しょうがないなぁ!みこちは!」
ほら、ご機嫌!
本当みこのすいちゃんは可愛い!
すいちゃんはそそくさと、ベッドへ潜り
すぐに寝てしまった。
『…すいちゃんは〜…今日も可愛い…』
リップ音が響く
すいちゃんの目元は少し赤い
みこが居ない間に泣いてたのかな?なんて考えと共に
すいちゃんを撫でながら、眠りにつく。
『おやすみ、みこのすいちゃん…
みこだけが受け入れてあげるから
ずーっと側に居てね?』
今日も愛をかける。
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