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「(かぁちゃんが出来るならオレだってできる…!もっと、強くなれる!!)」
ルドは持っていたネイルガンに全ての力を込めた。
込めると同時に手のひらサイズだったネイルガンがルドの身長を超えるサイズまで巨大化した。
「なんだそれは…!?」
「(あれさっきのネイルガンか?大砲みたいになってんだけど…)」
「アレやばいよなイオタ」
「ヤバヤバ。鬼ヤバだよ。ねえさま。」
ルドは静かに手を上にあげ砲撃の構えを取った。
ブンドゥスは異変を察知してバラして動かしていた義手を1箇所に集めて砲撃への備えを始めた。
「いい加減………どけぇぇえええええ!!!!」
上げた手を振り下ろすと同時に巨大化した釘がブンドゥス目掛けて飛び出した。
ブンドゥスはそれを辛うじて受け止めたが続け様にもう1発打ち込まれ呆気なくやられてしまった。
「ぶち破ったぞ…」
「俺の…ハンズ…」
ラムレザルがルドの方を振り返るとフルパワーで使った代償がルドを襲っており鼻血を出して座り込んでいた。
「ルド…!」
「ご苦労ブンドゥス。こちらへ来るといい」
「…えぇ?俺誰も仕留めてないけども…」
「お前の力量は把握出来た。それにそろそろ時間だ」
ゾディルの言葉にラムレザルは耳を疑った。
「まさかもう境界に着くっていうのか!!?」
「コレの “乗り心地” “耐久性” 。”荒らし屋の新勢力” “矯正” 。”チョーカーの性能確認” …そして”他の番人シリーズの力量” も確認した。俺達がここに残る理由はもうない。」
「実に助かるぅ」
「おい。お前の人器壊れてんぞ」
「…あぁ」
ラムレザルがブンドゥスに指摘するとブンドゥスは慣れた様子で人器の修理を始めた。
「直せるさ。何度でもな」
「…逃げる気か?ゾディル」
「一緒に来るか?ラム」
「断る。今の荒らし屋には楽しいものは何一つねぇ」
「そうか…ああそうだ。これからやる気に満ちたもう一人の新人が来る。こいつを倒せばお前達は晴れて自由の身だ」
「やる気に満ちたもう一人の新人…?」
するとエンジンとデルタがぶち抜いた穴から満身創痍のネルデが出てきたのであった。
「なんだアイツ…!!」
「(髪が電気を帯びてる…?どんな能力かは知らんがアレをまともに食らったら一溜りもないな…)」
ネルデは電気を髪に纏わせゆっくりとラムレザル達に近寄る。
「(俺達諸共消すつもりか。面白い)行こうか。ここにいると巻き添えを食ってしまう。」
「ん」
ゾディルはネルデの意図を汲み取ってこの場から去る選択をした。
「ルド、”大事なモノ” を捨てた人間の覚悟、とくと刮目するといい。すべてが終わったら番人シリーズは回収しに行ってやる」
そう言い残しゾディルは仲間を連れてその場から立ち去った。
そんな、立ち去るゾディル達を悲しそうに見つめるネルデ。
「それでいいのです。ゾディル…今のあたしは荒らし屋の…あなたのためのコマだもの。だからこの髪全てを捧げて…お前らをここから出しやしねぇ!!」
ネルデは髪に溜めた電気を解放しラムレザル達に電気を当てた。
当然、全員がもろにくらい動けなくなってしまった。