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R描写有
「ほら、じっとして。暴れると落ちちゃうよ?」
若井の膝の上に座らされ、僕の腰はしっかりと彼の腕に固定されていた。逃げられない。肌に触れてくる熱と、近すぎる距離に、胸の奥がひくりと震える。
「な、何……して……んっ、若井……」
「元貴が可愛すぎんの。こうして抱えたら、全部欲しくなっちゃうでしょ?」
耳元で囁かれて、ぞくっと背筋が震えた。若井の脚がわずかに動いて、僕の中心が彼の太ももに擦れる。布越しでもわかる熱に、びくっと体が跳ねる。
「っ、あ゛……っ♡ や、やめ……だめ……っ♡」
「だめって言いながら、また擦れてきてるけど?」
彼の声は優しい。でも、それ以上にじわじわと追い詰めるような熱を帯びていた。僕の反応をすべて計算して、味わうような……そんな意地悪な余裕。
「……んっ♡ だって、勝手に……動いちゃ……っ♡」
「勝手に動くのは、体もだけど……欲もでしょ?笑」
「んあ゛……やぁ……そんな、言い方… っ..♡ ゙」
僕は恥ずかしさで顔を伏せた。でも、彼の膝の上はあたたかくて、やさしくて、でも─容赦なく僕の奥を責め立てるように太ももが揺れる。
「もっと気持ちよくなっていいよ。俺の上で、全部見せて?」
腰を抑えられているから、逃げられない。その状態で太ももにこすりつけるたび、僕の声が喉の奥から零れる。
「っあ 、ゃ…… あ ゛、わか ……っ♡ なんか 、ッ゛変に……なる……♡」
「うん、もっと壊れていい。全部、俺が受け止めてあげる」
僕の腰が揺れるたび、快感の波がじわじわとせり上がってくる。止まらない、止められない。若井の手が背中を撫でて、耳元に熱い息がかかる。
「声、我慢しないで。」
「ひ ゛ っ 、 … ん゛っ♡ ゃ 、だめ 、っ ゛♡」
「いけよ、元貴。俺の膝の上で、甘く溶けて」
限界はすぐそこだった。羞恥と快感で頭が真っ白になって、目の奥が熱くなる。脚が震えて、体が勝手に動いて――
「ん゛っ……あ、っ♡ や、ぃく ..゙……イっちゃ、若井……っ♡」
「いーよ?来て♡゙」
その言葉で堰が切れたように、僕は若井の腕の中で小さく、でも確かに震えながら果てた。
「……っ、あ……はぁ……」
若井の胸に顔を埋めると、大きな手が背中を優しく撫でてくれる。
「……っ、バカ……」
そう小さく呟きながら、僕は彼の膝の上で、心までとろけていった。
「……若井、もう……っ、動かないで……」
僕は若井の膝の上、抱きかかえられるように乗せられて、身動きひとつ取れずにいた。彼の手は僕の腰をそっと支えているだけで、力は入っていない。けど、そこから逃げるという選択肢は、もう頭にない。
「俺は何もしてないけど。笑 ……動いてるの、元貴でしょ?」
「ちが、う……そんな、こと……っ♡」
なのに、身体が勝手に─揺れ出す。若井の太ももに擦りつけるように、腰をほんの少しだけ前後に動かした瞬間、ぞくりと背中に快感が走った。
「ん゛……っ、ぁ、ゃ っ 、 や だ ……っ ♡゛」
「やなのになんで動いてんの?」
耳元で、くすぐるような低い声が囁いてくる。僕は俯いたまま、彼のシャツをぎゅっと掴んだ。何も言えなくて、代わりに腰がまた小さく揺れた。
「ほら……やっぱ、気持ちいいんじゃん」
「そ、んなんじゃ……ない、のに……っ♡」
「可愛い……元貴が自分から擦りつけてくるなんて、反則」
若井の手が少しだけ力を込めて、僕の腰に添えられる。でも、まだ動かない。ただ、僕の動きを受け止めてくれるように支えてくれている。
「ん゛っ……は、ぁ♡ っあ、゛あぁ……っ♡」
熱い。恥ずかしい。けど、やめられない。擦れるたび、下着越しに与えられる刺激に僕の身体はどんどん熱を持って、溶けていく。
「ねぇ元貴、自分で気持ちよくなってるって、どんな気分?」
「い、言わないで……っ♡ そういうの……っ♡」
「そういうの? ……どれのこと? “自分から擦りつけてる”ってこと? それとも、“俺の上でイきそう”って顔してること?」
「や、やめ……っ♡ そんな、こと……ばっかり……っ♡」
言われるたび、意識してしまう。声が漏れて、喉の奥が熱くて、何より─腰が止まらない。膝の上で擦りつけるたびに、奥の奥からぞくぞくと込み上げてくる感覚が、僕を突き上げてくる。
「い、いく……若井、もう……っ♡ ゙や、やばい……っ♡」
「いいよ、全部きて。俺の上で、可愛く果てて」
その言葉で、限界を越えた。僕の腰が最後に大きく震えて、全身がビクッと跳ねる。
「ん゛ぁあっ♡ あ、あ……っ、ぃ゙く、イっちゃう……♡゙」
視界が滲んで、呼吸も止まりそうだった。太ももに押し付けたまま、甘く高い声を漏らして、僕は若井の膝の上で小さく震え続けた。
若井は何も言わず、ただ僕を抱きしめてくれる。その腕のあたたかさに、胸の奥がじんわりと満たされていく。