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コメント
2件
うわぁ...良かったLoneliness...💙さんの優しく暖かい感じが何とも🤦♀️❤さんも可愛いじゃないの😭短編でもめっちゃ楽しめる。神︎︎
「ほら……元貴が作った、あの曲。“loneliness”――」
その名前を聞いた瞬間、元貴の背筋がピクリと震えた。
「……お前、何を……」
滉斗はマイクをそっと元貴の唇へあてがった。
「ほら、喘ぎながら……歌ってみろよ。」
そして、囁くように続ける。
「“絶頂ね、あそこもここも濡らして”……あのフレーズ、今のお前にぴったりじゃん」
その言葉の直後、滉斗の指が元貴の腰にそっと触れる。
少しずつ、でも確実に、その深部へと侵食していく。
「っ、あ……っ……」
声を殺すように唇を噛む元貴の口元に、マイクが密着する。
耳元のモニターから、自分の吐息が音になって響いた。
「言ってみて?“絶頂ね”…って」
「や、やめっ……っ……」
「ダメ。ちゃんと聞かせてよ。元貴の声、俺にだけ、届けて」
後ろから重なった滉斗の体が、ゆっくりと腰を動かし始めた。
押さえつけられた手首。
突き上げられる快感。
そしてマイク越しに漏れる、自分のリアルな声。
「……っ、ぜ、っ……絶頂ね……っ……あそこも……ここも、ぬら……して……」
掠れた声で、元貴は震える唇からそのフレーズを搾り出した。
マイク越しに、自分の声が反響する。
まるで全身を責められているかのように、言葉のひとつひとつが鼓膜を這う。
「やば……っ、お前……その声、エロすぎ……」
滉斗が息を呑む。
その直後、後ろから元貴の腰へと強く深く、突き上げる動き。
「っあ……!ちょっ……ま、って……無理……っ!」
「やだ、止めない。だって今、すっごい顔してる…。 俺の中で歌ってんの、分かってる……?」
元貴の首筋に唇が這い、耳元を甘く噛まれる。
縛られた手首は逃げ場を失い、ただ快楽に呑まれていく。
「滉斗……っ、もう……ほんとに……やばい……っ!」
「いいよ、イっていい。声、全部聞かせて……なぁ、元貴……果てるとこ、俺に見せてよ」
「っ、ああ、あっ……も、やだ……や、め……あっ……っ!」
元貴の声がマイクに溶ける。
ぐちゃぐちゃに崩れたその声は、もう“歌”ではなかった。
けれど確かに――誰よりも、滉斗の心に届いていた。
「……滉斗、イく……ッ……っあ……ああ……っ」
マイクの先から、愛しさと快楽がこぼれた。
滉斗の手が緩み、元貴の体をぎゅっと抱きしめたまま、自身の奥を押しつける。
「……もう、無理……俺も、元貴、やば……イく、イくっ……!」
押し殺した呻きが耳元にかかる。
次の瞬間、滉斗の体が震え、熱が元貴の奥で弾けた。
2人の体がゆっくりと重なったまま沈み込む。
マイクの床に落ちた音が、やけに静かだった。
繋がったまま、息を整える。
「……元貴、好きだよ。ほんとに……」
「……うん、俺も。こんなに……誰か欲しいって思ったの、初めてだった……」
誰にも聞こえない、防音室の深くで。
乱れて、叫んで、すべてを曝け出して――
ようやく、ひとつになれた。
END