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梅雨になる前の出来事だったが、母は汗だくになりながらも私達3人を助けるために田舎にある実家へと向かった。
母はこの時、子供たちの命のために一生懸命だったが、のちに父親が居なくなる辛さを子供たちに背負わせてしまうのではないかと落ち込んでしまうのであった・・・
祖母「あんたどないしたん、こんな時間に」
「なんでそんなに汗ビショなんやー」
母「たかしから逃げてきたんや、とりあえず家に入れて」
祖母「えっ、・・・まぁとりあえず入りなさい」
祖母は真夜中に尋ねてきた娘が、一大事である事に気付き深く話は聞かず家にいれ子供達を寝かしつけた。
祖母「明日話聞くからとりあえず寝なさい」
母「ありがとう・・・」
翌日、母は昨晩の出来事を全て話た。
祖母「大変やったな、よう頑張った。あんたがいんやったら子供らのために離婚しなさい」
母「でも、父親がいないなんてこの子達が悲しい思いをするかもしれへん」
祖母「なにいっとんや、1人親でも子供は立派に育つ、きっとあんたの事を大好きな良い子供らに育つわ」
母はこの時、母親とはこんなにも偉大なもので頼もしい存在であったんだと気付かされた。そして、これからの人生について考え離婚をし1人で立派に育ててみせると神に誓うのであった。