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マイコ「よいしょ。」・大風の中、
ソラドリの頭上に来た
「タッ!」
語り手「マイコは飛びおりた。」
マイコの心の声(あなたを絶対に
救ってみせます!)
「ヒョコ。」
語り手「ぷー吉が、マイコの肩の
辺りから、顔をだした。
ぷー太郎「あいつ。居ないと思ったら…
。」・ぷー吉を見て言った
「トッ。」
語り手「マイコは、ゆっくりと地面に
足をつけた。」
ヒミコ(闇)「・・・・・。」・両手を
高く上げ、頭上のブラックホールを
意志なき眼で見ている。」
マイコ「ヒミコ!」・吹き荒れる風の
中を少しずつ進んでいった
ジャクマ「いまさら何をしても遅い…。
この惑星と共に消えろ…。」・マイコに
向かって言った
マイコ「諦めません!ヒミコを
救うまでは…!」
ワルサ「大丈夫なんだろうな…。」・
心配そうな面持ちで、マイコを見ている
ぷー太郎「ぷー吉が一緒だからイケると
思うけど…。」・ワルサに応えた
バウロ「それよりも、早くしないと
ワシらまで飲み込まれてしまうぞい!!
」・ガタガタと揺れる機体を必死で
制御している
「タッタッタッ!」
語り手「マイコは、ヒミコに
かけ寄った。」
マイコ「ヒミコ!!聞こえますか!?
あなたを絶対に救います!!もう、
ニ度と、タグマのようには、させません
!!」・勇ましい顔つきで、ヒミコの
両肩をつかんだ
ヒミコ(闇)「・・・・・。」
マイコ「だから、戻ってきてください!
私は、信じていますよ…。」・ヒミコを
抱きしめた
ジャクマ「思いだしたぞ…。キサマは
確か、ワレが闇に堕とした娘の
片割れだったな…。」
マイコ「!?」・ ジャクマを見た
ジャクマ「ワレの破片が店先に出た折、
犬が邪魔をして、一度は失敗したが…。
よもや、あのような魔獣に変化するとは
…。」・ニヤけた声で言った
マイコ「あなたがタグマを!!?」・
すさまじいイカリを発した
ジャクマ「友だちをおどろかすんだと、
一生懸命、実験をしていたなぁ…。
邪気を消すどころか、自身が魔獣に
なって、消されるハメになるとは、
思いもよらなかっただろう…。」
語り手「ジャクマは、たたみ掛けた。」
マイコ「・・・・・。」・うつむいて、
歯をくいしばった
ぷー吉「耳を貸さない。ヤツは、キミの
邪悪な心を呼び起こそうとしている。
」・マイコの肩の上で言った
ヒミコ(闇)「ぷー吉の言う通りよ…。
私たちを分断しようとするのが、
コイツらの手口…。」・やや、
つらい表情で、言葉を発した
マイコ「ヒミコ!正気に戻ったのですか
!?」・その方を見た
ヒミコ「えぇ。それよりも、時間を
頂きたいわね…。」・両手を上げたまま
耐えている
ジャクマ「そんなこと、させるかぁ!!
」・大多数の分身(コジャマ)を自身の
周りに出現させた
これ↓
ぷー太郎「兄さん!!」・その方を見た
れお助「あぁ。行こう!」・弟を見て、
うなずいた
ワルサ「団長だ。準備は、いいか?」・
小型の端末を使って団員たち伝えた
「フォ〜ン。」
語り手「ソラドリの真下に、光の柱が
現れた。」
「シュン!」
語り手「れお助と、ぷー太郎。そして、
団員たち(十数名)を率いるワルサが
地面に、おり立った。」
ワルサ「一匹、残らず倒せ!!」・剣を
前方に向けて言った
団員たち「おお〜〜!!!」・剣を
抜いて、コジャマたちに向かっていった
ぷー太郎「やぁ!」・コジャマを
木の枝で切った
「バシュッ!」
語り手「コジャマは消えた。」
れお助「よっ。」・コジャマを切った
「バシュッ!」
語り手「コジャマは消えた。」
団員たち「おお〜〜!!!」
「ザッ!ガン!ギン!」
語り手「そこかしこで、戦闘が
起きている。」
マイコ「私も、うかうかして
いられません。」・ぷー吉の頭を
わしづかみにした
「ヒュオン。」
語り手「ぷー吉は、
真・ぷー吉メタルの剣に変化した。」
これ↓
コジャマ(A)「ガァッ!」・ヒミコに
おそい掛かった
マイコ「えい!」・両手で剣を振った
「バシュッ!」
語り手「コジャマ(A)は消えた。」
マイコ「ヒミコには、指一本、
触れさせませんから!!」・ヒミコを
背に、剣をかまえた
ジャクマ「おのれ…。」・右手で
コブシを握り、それを振るわした
「ヒュルルル…。」
語り手「ブラックホールは、
小さくなってきた。」
ヒミコ「もう少し…。」・頭上の
ブラックホールを見ている
マイコ「やあ!」・コジャマを切った
「ヒュウン…。」
語り手「ブラックホールは、完全に
消えた。」
ヒミコ「ふう…。」・ヒザの上に
両手をついて、うなだれた
マイコ「大丈夫ですか?」・ヒミコを
背に、剣をかまえている
ヒミコ「えぇ、ありがと。あなたの、
おかげよ。」・上体を起こし、マイコに
お礼を言った
「ゴ〜〜…。」
語り手ソラドリは、旋回している。」
バウロ「なんとか助かったようじゃな。
」・ヒミコたちの方を見て言った
ジャクマ「こうなったら、お前たちを
串刺しにしてくれる!!」・地面に
両手をつけた
「シーーン。」
語り手「しかし、何も起きなかった。」
ジャクマ「なぜ、ヤリが飛び出さん!?
」・周りを見た
ヒミコ「私が重力で圧さえているからよ
。」・ジャクマに答えた
ジャクマ「なんだと!?」・ヒミコの
話を聞いて、おどろいた
ヒミコ「そうそう。あなたにも、お礼を
言わないとね。私の足りなかった部分を
引きだしてくれて、ありがと。」・自身の
髪を軽く、かき上げた
ジャクマ「キサマ!ワレを
利用したな!!」・ヒミコに激怒した
ヒミコ「あら。今ごろ気づいたの?」・
腕を組んで、ジャクマを見た
ジャクマ「この…。」・ヒミコに
コブシを振りおろした
「パァン!」
ジャクマ「っ…!!?」・右腕が
消し飛んだ
「ピカーー!!!」
語り手「ヒミコは、輝きだした。」
バウロ「なんじゃ!この光は!!?」・
自身の眼を右前足(うで)で覆った
語り手「ヒミコの光は、その場に
居る者たちを飲み込んだ。」
「ヒュン!」
語り手「発せられた光は、ヒミコに
戻った。」
ヒミコ(純粋)「さっ、
無間(むけん)へ帰りなさい。」・
鋭い眼つきで、ジャクマに命令した
ジャクマ「・・・・・!!」・ヒミコの
姿を見て、怖気づいた
語り手「ヒミコの髪と服は、
白く輝いている。」
れお助「チカラを統一したのか。まるで
超絃理論だな。」・ヒミコを見て言った
バウロ「女神じゃ…。」・ヒミコに、
みとれている
ヒミコ(純粋)「マイコ。勇者としての
チカラを発揮するわよ。」・その方を
見て言った
マイコ「はい!!」・勇ましい顔つきで
うなずいた
「ポン!」
語り手「ぷー吉は、元の姿に戻り、
宙を漂った。」
「ス…。」
語り手「ヒミコとマイコは並んで立ち、
互いの外側の手(左右)をジャクマに
向けて握った。」
「フォンフォンフォン…。」
語り手「ヒミコたちの前に、渦巻銀河の
ような白いエネルギーが集まった。」
ジャクマ「ワレを倒そうとも、また、
現れてやろう!邪悪な思念(邪気)は、
キサマらの中にあるのだ!!!」
ヒミコ(純粋)・マイコ「やあっ!!!
」・ ふたりは、白い渦をジャクマに
向けて、はなった
「ギュルルル…!!!」
語り手「白い渦は、ジャクマを
飲み込んだ。」
ジャクマの心の声(なぜ、ワレの
モクロミが、こうも…。はっ!まさか!
あの宙に浮いた犬はぁ〜〜!!!)・
引き裂かれるように消えた
「パァン…。」
語り手「ジャクマの中の鉱石が、粉々に
砕けた。」
「ヒュウ〜ン…。サァン!!」
語り手「白い渦は、上空まで進み、
薄く広がると同時に霧散した。」
「サ〜…。」
語り手「コジャマたちは、チリのように
消えた。」
マイコ「邪悪な思念が、どこにあろうと
関係ありません。何度も倒します。
」・空を見ながら言った
ヒミコ「そうね。戦いましょう。」・
ふだんの姿に戻って歩きだした
「ゴ〜…。」
語り手「ソラドリが、ヒミコたちの
前方に着陸した。」
「トコトコ…。」
語り手「マイコと、ぷー吉も、
ソラドリの方へ向かって歩きだした。」
おわり
作者「最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。この物語は
最終投稿日から約半年後に消去します。
あしからず(24年9月23日)。」