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ふわぐさ

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第4話 好きを10回

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2024年03月14日

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やばい話を友達から聞いて死にそう。

明那→ak  不破→fw

〈明那視点〉

いつも通り、Twitterで呟いて、ネットをなんとなく弄っていた。そこで1つの呟きが目に入った。

『好きって10回言わせて俺も好きだよって言ったら相手が照れて可愛すぎた』

ふと笑いがこぼれる。

すきって言わせたら相手が照れる?ありきたりすぎちゃうか。

なんて事を思ったが実際のとこ、少し。少しだけ。やってみたいと思った。

ak「ふわっちかあ….」

まあ、実際やった所でふわっちはどうも思わんやろうけど。

ー夜ー

ak「できたでーい」

fw「うおッ!!美味そー!」

ふわっちはにこにこしながら席につき、俺も座った事を確認すると、「いただきます」と料理を口に放り込んだ。

fw「ん!うま!」

人の料理にうまいっていうのは当たり前かもしれないが、それでも俺は嬉しかった。

ご飯を食べ終わると、2人でソファに座りテレビを見る。こんな環境にももう慣れてしまったものだ。

ak「あッ…!」

そこでふと、あの呟きを思い出した。やるつもり無かったんやけどなあ。

やってみるタイミングが出来てしまったからにはもうやるしかない。

ak「ね、ふわっちふわっち」

fw「ん?」

ak「好きって10回言って?」

fw「10回?笑」

あ。そういえばふわっち「き」の発音苦手なんやった。と、今更ながら気づいた。

ak「じゃあゆっくりでええから!」

fw「ゆっくりな?フゥーッ…好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き!」

ak「….俺も好きやで」

fw「ん?、ありがと?笑」

なんで照れないんやこの男ー……

fw「どした笑、好き足りんかった?」

ak「いや………うん、足りない」

fw「笑、明那、手出して」

俺は言われた通りに手のひらを出す。ふわっちはそれを立てて、ゆっくりと指を絡めた。

絡んだ手の横にはふわっちの顔があって、目が合う。俺はつい、ギュッとふわっちの手を握った。

ak「ふわっち見すぎ、流石に恥ずい」

fw「にゃは、明那、握ったねえ」

ak「….ぐッ…」

急に最大級の照れが来て、顔をソファにおさいつけて隠した。

反対にふわっちはえ?と笑っていて、このバカといいたくなる。これがホスト。恐るべし。普通の大学生には少しハードルが高かったみたいだ。

fw「ね、明那。あんな可愛ええ頼み方、どこで知ったん?」

ak「どこって、ネット!!」

俺は顔を隠しながら話す。押さえつけてるせいで俺の声が響いてうるさい。

するとギシッと急に動いた音がして、首裏になにか柔らかくくすぐったい感触を感じた。

ak「….んぃいあッ?!」

俺は咄嗟に首裏を隠しふわっちの方を見る。

fw「….ソファじゃなくて俺見て欲しいんやけど」

と真面目な顔で言う。俺を見てほしいって、そういう事いうから見れんくなるんやけど…!!

fw「明那ー?目、そらさんでや」

ak「ちょッ、危なッ…」

ドサッ。とソファに倒れ込む。手はしっかりと固定されていて動かない。同じ男同士なのに、力は全然違う。

fw「目、合わせてくれんなら無理やり合わせるしかないんやけど」

ak「…..ッッ」

顔が近い。息が顔にかかる。これ、もしかして….!!!

ガチャッ

ak「…?」

ドアの向こうからドアを開けようとする音が聞こえた。あ。

ak「….お、お隣さん帰ってきたんかな!ほら早く歯磨きしよー….」

俺は起き上がろうとする。

ak「…?ふわっち?」

力は変わらず動けない。え。まさか。

fw「…..行きはったな」

ak「…….あはは..(汗」

いやあ….。これだからホストを簡単に煽るのは危ないんだ。

END

急だけど私の作品でノベルとチャットノベルどっちが好きか教えて欲しいです!

コメまでお待ち。

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