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私の名前は色崎 雪(しきざき ゆき)。深狂(しんきょう)中学2年生です。趣味は闇市に行って買い物をしたり出店して売ったりすることです今日もいつものように闇市に来てます。

「やあ、雪さん。」「あ、銃戸さん!!」彼の名前は折利神 銃戸(おりがみ じゅうと)さん。毎回この闇市に出店してて、いろんな商品を売ってるんだ。ときには、呪われてるものまで。帽子とかマフラーとかつけてて顔が見えないけどよく首から下が分離してたりするから、少なくとも人間筆はないみたい。「今日も買い物に?」「はい、なんか面白いものないかなーなんて。」「ふむ、面白いもの、ね。なら、これなんかどうかな?。」そう言うと銃戸さんは段ボール箱から立体パズルみたいなものを取り出した。「銃戸さん。これは?。」「これは、{リンフォン}というんだ。立体パズルになっていて、熊、鳥、魚の順に変化するんだ。」「なんだかおもしろそうですねー。それ、いくらですか?。」「666円だよ。」「じゃあこれください」私はそう言って666円を支払った。「はい、まいど。だけど気をつけてね。リンフォンが魚まで行くと、地獄の門が開くからね。」「はーい。」私は総返事をしてその場を去った。「次はどこ行こうかなー」と、呑気なこと言いつつ、前を見ると制服を着た女の子がいた。深狂のではない。多分隣の鬼上(きじょう)の子だろう。私はそう思いながらその子を見つめる。なにせ私以外の学生が闇市来るのはかなり珍しいことだからだ。見つめること数分。ふいに女の子が顔を上げる。目が合った。女の子が口を開く。「ねえ、あなた、私が見えるの?」「う、うん」「見えるんだ。わた、は、も、このよには、ない、に」あまり聞き取れなかったけど、多分{見えるんだ。私はもうこの世にはいないのに}だろう、なら、なんでこのこはここに?。「ねえ、あなたは何でここにいるの?」「ま、いき、い。まだし、たく、いあ、ら、い体が欲しい。」また聞き取りにくかったが、多分、{まだ生きたい。まだ死にたくない。新しい体が欲しい}だろう、たぶんこの子は通り魔か無差別殺人に巻き込まれたのだろう。この街ではよくあることだ。そういえば、先月だろうか。ニュースで{鬼上中学付近で無差別殺人が起きた。}と。その時殺されたのは、一人。もしかしたら、この子が殺された子?。確か、名前、名前は・・・、そういえばニュースでは{十四歳の少女}としかでてこなかったっけ。「ねえ、あなたの名前は?。」「私の名前は、鬼化野 羅鬼(きかの らき)。」その子、羅鬼ちゃん名前を名乗ったと同時に、ぽつ、ぽつ、雨が降ってきた。すぐに雨は強くなっていった。「やば、私傘持ってきてない・・・・!。」それは周りのほかの人たちも同じようで、みんなあわてふためいてる。中にはぶつかって口論になってる人もちらほらいる。さっきまで羅鬼ちゃんがいたところをみると、彼女はもういなかった。いや、消えていた、といったほうが正しいかもしれない。 ピンポンパンポーン、{えー急な雨のため夕方の部を中止いたします。夜の部は21時から23時までです。}パンポンピンポーン。 放送が終わると、みんな我先にと出口へ向かって走り出した。そのうちの一人が急に吐血して、もがき、苦しみ、しまいには、口から、鼻から、眼から血を流して何かが破裂する音ともに、そのとは微動だにしくなった。その人だったものが持っていた袋から、何やら厳重に封をした寄木細工のような箱が転がり出てきた。「なにこれ、コトリバコ・・・?。」コトリバコは呪物の一種で身近に置いてるとある日急に吐血して、もがき苦しみ、最終的には死んでしまうというとんでもない代物なんだ。「けど、なんで、こんなものが・・・?」考えてる間も、雨は強くなっていき、遠くで雷も鳴り響いてる。私はその人だったものとコトリバコを闇市の受付持って行き、事情を説明した。「そんなことが・・・、報告ありがとう。君も早く帰ったほうがいい。雨も強くなっているからね。」「はい、気を付けます。私はそう言って受付から出てゆき重い足取りで家へ向かった。道中、黒ねこに出会った。黒ねこはこちらをしばらく睨み付けて、どこかへ行ってしまった。「・・・、黒ねこって不吉なものとして見られがちだよね・・・。」そう独り言をつぶやいて歩き出す。心なしか、さっきよりも体が重い気がする・・・。しばらくして、家が見えてきた。走ろうとするが、体が重くて、とてもじゃないけど、走れない。 数分後 やっとのことで家についた。「う、さぶ・・・。」雨をもろに受けてたからだろうか。やけに寒気がする。それは、部屋に入って暖房をつけても変わらなかった。 いや、雨とはいえ、夏に暖房付けるのは変かもだけど。 それに、リンフォンいじってても妙に集中できない。「お風呂、はいろ・・・。」会おう行って、私はお風呂に入った。けど、寒気はまだするし、体も重いままだ。「・・・、今日は夜の闇市に行くのやめとこ・・・。」私はそう言って布団にもぐりこんだ。翌日 明らかに機能よりも重い体を無理やり起こして、熱を測った。「う、ウソ・・・、38度・・・・?」目を凝らしてもうつるのは38度だった。「いつの間に、こんなに熱が出てたの・・・?。」とか言ってるけど、原因は間違いなく、昨日長く雨に打たれたからだろう。深狂の制服で(深狂は冬だろうと関係なく半袖がルール)。「学校、行こうかな。けど、あそこめっちゃ寒いのよね、窓もないし真っ暗だし。」そう考えてると、どこからか、がたがた、と音がした。「・・・、なに、この音、見に行ってみよ…。」熱もあるし、あまり気乗りしなかったけど、今、というか、そもそもこの家に住んでるの私だけだし、それに、少し気になる。私は音の出所を探した。だけど、どこも違った。「残るは、この物置だけね・・・。」私はそう言って物置の扉を開けた。正直、あっちこっち家の中を奔走したせいでかなりしんどい、だけど、音の出所を突き止めたかった。中に入ると、音は大きくなっていた。「暗いなぁ、電機、どこだっけ・・・?。」と、あたりを見回してると、突然音が止まった。と、同時にとん、とん、とん、と、足音があたりに鳴り響く。私は、少し警戒する、すると、後ろから急に肩に手を置かれた。「きゃっ!」私は悲鳴を軽く上げ、振り向くと、女の子がいた。「ふふっ、驚きました?。というより、覚えてますか?。昨日闇市で会いましたが、」「えーと、もしかして羅鬼ちゃん・・・?。」「はい。」「えーと、あなた、幽霊だったわよね。どうやって実態を持ったの?。」「この物置にあったマネキンに憑依したらなんかいけました。」「な、なるほど、幽霊って、そんな簡単に実態持てるのね・・・。」「、まあ、言葉で表すと、簡単に聞こえるかもしれませんけど、実際はかなり大変なんです。私も何度も失敗しました。」「あ、それでさっきの音になるのね。」「あ、はい、その通りです。あ、そういえば、なたの名前を聞いてませんでした。」「あー、そうね。私の名前は色崎 雪。みんなからたまに、色(しき)って呼ばれてるよ。気軽に雪とか色って呼んでね。」「色さんですか・・・。えーと、改めて、私の名前は鬼化野 羅鬼です。よろしくお願いします。」「えぇ、こちらこそ、よろしくお願いします。」「はい。あ、そういえば、いつ言おうか、タイミング迷ったんですが・・・。」「?」「あなた、熱、出してますよね?。」「あ、そうだった」「布団に入っていてください。私、今からおかゆ作りますね。」「え、あ、うん、ありがとう。けど、羅鬼ちゃんって料理できるの?」「安心してください。私、家庭科の調理実習で真っ黒に焦がしたことがあります(どや)。」「それはあんしんだー(棒読み)」「じゃあ私はキッチンに行きますね。」「うん。じゃあ、できたら、おこしてね。」「はい。」そう会話を交わし、私は部屋へ、羅鬼ちゃんはキッチンに向かった。部屋に入り、布団にもぐると、かなりすんなり眠りにつけた。

































注意 この作品に出てくる呪物の説明は元の作品とは違うところがあります。

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