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私は冬谷みずき。 昔からいじめられていて、今だってそうだ。
昔は派手だってみんなが言うから真面目な服装にしたのに、それでもみんないじめてくる。
やはり、世界は不自由だ。理不尽だ。嫌いだ。
『なんで生きてんの?』
『気持ち悪い笑』
『なに真面目ぶってんの?』
痛い言葉が私を突き刺した。
そして、春。
やっと私は卒業だ。自由だ。
一人暮らしをした。
狭いマンションだけど、1人にしては丁度いい大きさ。 バイトはしているが、母が仕送りをしてくれる。
私は見た目でいじめられていたんだ。でも、今なら自由にできるんじゃないか?
私はそう思って、ネット通販で次から次へと好きな服を買っていった。
数日後、全ての商品が届いた。
うん、やっぱりサイズも丁度いいし、すごく可愛い。
バイトは食費に回すとして、母からの仕送りは全て服に回すことにした。
実家にいる姉にどうしても見せたくてメッセージを開いた。というタイミングで、姉から
『みずきへ。急でごめんね。お母さんが、急死した。準備が出来たら最寄り駅で待っていてください。迎えに行きます。』
と添えられていた。
何故?理解ができない私は、冷や汗を流しながら準備を始めた。
ー 準備が終わった。最寄り駅へ行くと、姉はもう着いていた。車に乗り込み、
『救急車はもう来てる。お父さんはそれについて行った。私達も早く行こう。』
と姉から言われた。
『、わかっ、た』
途切れ途切れに返事をした。