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「じゃあ、二人で居ましょう。何もしなくて良いんです。貴方が居てくれるなら、
私はそれが幸せです」
優しく微笑む彼女は、僕の心が見えているようだった。
僕はもう嫌だった。
毎日、毎日毎日毎日
好きなことをする時間も無くて、
書きたいはずなのに、書けなかった。
喜んで欲しいっていう純粋な気持ちが
自分を縛り付ける。
僕は小説を投稿している。
その理由はいっぱいあるけど、一つは、
居場所が欲しいから。
僕は孤独だった。
人と話すのが苦手で、誰とも関われなかった。
そんな中で、この居場所を見つけた。
だから絶対に手放したく無い。
僕の小説で、喜んでくれる人が居る。
楽しみに待っててくれる人が居る。
でも日に日に、もっと良い反応が欲しいと求める様になった。
僕の小説にはしない反応。
それが羨ましかった。
だから必死に作品を作った。
なのに求める反応は来なかった。
何が足りないの?
何が欲しいの?
出来る限り頑張るから、
褒めてよ、喜んでよ。
あの人の作品みたいな反応してよ。
努力?
センス?
才能?
ねぇ、何が足りないか教えてよ。
ねぇ、ねぇってば…
ある日僕は頑張って来たアカウントが全部汚れて見えた。
全部足りない、リスペクト出来てない。原作にあってない。
これじゃ、こんなのじゃ、いつか僕の居場所が無くなる…
そんなの嫌だ!
だから消すことにした。
報告をあげて、一番最初に気付いたのは、
僕の「神友」だった。
あの人はボロボロ泣いていた。
でもその涙も理解出来ないくらい、僕は全部要らなかった。
その時、二人のコメントが目に入った。
「天翔さんへ!
今までお疲れ様でした!私はちびさんと天翔さんが楽しそうに会話をしている様子が
好きでした♪だから、それももう見れないのか〜って!結構寂しいですね!
でも、これだけは言わせてください!帰って来たくなったら、帰ってきてください!
レミリサは可愛い妹とちびさんの三人で待ってますよー!」
「天翔さんへ
今までお疲れ様でした。私も姉と同じで、お二人の関係が素敵だって感じてました。
きっと、貴方は頑張りすぎて疲れちゃったんだと思います。何があったのか、
話して欲しい気持ちもあります。でも、話したく無いなら、あの人との時間を想い出して
見てください。居場所はずっと残ります。またね、天翔さん」
二人は僕を責めなかった。
ちびちゃんさん、
もし、僕が離れても、貴方は笑っててくれますか?
僕を、信じていてくれますか?
「天翔様、ちょっと付き合ってくれますか?」
そんなコメントが突然と来た。
そして長い、本当に長い文が送られて来た。
「天翔様、私は、最近不安でした。貴方に嫌われてるのかなって。
無理して投稿してるのかなって。
貴方みたいな神友が居なくなったら、私はどうしたら良いんだろって。
心の支えになってくれた人に恩返し出来てないなって。
誕生日だって祝いたかった。
一緒に話して欲しかった。
頼って欲しかった。
役に立ちたかった。
天翔様に笑っていて欲しかった。
それくらい、好きなんです。
何でかなぁ、なんか視界がぼやけて文字打ちにくいなぁ…
でも、私との想い出も、全部見たく無くて、
想い出したく無いなら、忘れてください。
でも、これだけは言わせてね。
私は貴方に出逢えて世界で一番の幸せ者!
だから!また、ううん!ずっとず〜っと!
待ってるね!神友!いってらっしゃい!」
僕も気付いたら視界がぼやけて居た。
でもこれだけは書こう。
コメント
3件
……読み終わって、しばらく動けなかった。 「喜んで欲しくて」ってタイトルが、もう切なくて。 自分のために書いてるのに、誰かのために書いてる自分を追い込んじゃう感じ、わかるんだよね。 それでも、神友の人が「待ってる」って言ってくれた時の温かさが、全部報われる感じがしたよ。 ちびちゃんさん、このお話を書いてくれてありがとう。ちゃんと、届いてるよ。