テラーノベル
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そう、元から。元からなかったんだ。
俺の居場所なんて__
俺の存在価値なんて__
赤(…(ぴちゃっ、
ぴちゃっと、足音を立て、台風の中を進む。毎日同じような日、
だけど、今日は違った。俺が進む先に人影が見えた。
俺は咄嗟に公園に逃げ込み、隠れた。
でも、その人影はこちらへ向かってくる。
?(君、大丈夫?どうしたの?
赤(…(こくっ、
?(ぁ、そんなんけないよね、笑
?(僕の家行こっか。
そう言って、持ち上げられた。一瞬驚いたような表情をして立ち止まった
が、進み始めた。
でも、俺は、何が起こっているのが何もかも分からず、ただ震え、黙って
るしか無かった。
?(着いたよ〜っ、、大丈夫?
赤(、(こくっ、
がちゃっ、
?(ただいま〜!
紫(青ちゃんおかえりッ、ぇ、どこの家の子、今すぐk
青(ちょちょちょっ、、今の天気分かる?
紫(台風、ぁ、タオル持ってくるね、
青(ぉ、みんな来た
桃(だれ、、
青(えっとー、名前は?
赤(……
名前を思い出せなかったから、目をつぶり必死に思い出した。出てくるの
は、嫌な事ばかりで、名前を探し出すのには時間がかかった。
赤(…
赤(んん、ぁッか、っ、
黄(赤?よろしくね
赤(ぽろっ、
青(どーしたの!?
みんな暖かくて、殴ったりしないで、俺を認めてくれて、ご飯を出してく
れて、声を出すと喜んでくれて、ちょっとやり過ぎとは思うけど、ここが
俺の居場所__
ここがに来ないといけなかったんだ。
ここが俺の居場所
ここが俺の恩人
俺が迷子になっていただけだった。
そう、、俺は方向音痴
コメント
1件
゚+。:.゚おぉ(*゚O゚ *)ぉぉ゚.:。+゚素敵な作品(୨୧ ❛ᴗ❛)✧続きあるのかな❓あったら待ってます‼️