テラーノベル
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(数日後。FONIA本部・医務室)
🍵「……もう、痛くないよ。」
👑「でも、傷はまだ完全には塞がってねぇ。無理すんな。」
🍵「👑ちゃん、また心配性になってる。」
👑「🍵に何かあったら、俺はもう……立てねぇから。」
(👑が言葉を詰まらせる。🍵は笑って、彼の頬を軽くつつく)
🍵「……平気。あたし、強くなったもん。」
👑「……強がりだな。 でも……その笑顔がある限り、俺は何度でも戦える。」
(小さな沈黙)
🍵「ねぇ、👑ちゃん……」
👑「ん?」
🍵「あたし、昔……ネメシスにいたの。ほんの少しだけ。」
(👑の瞳が揺れる)
👑「……どういう、こと?」
🍵「子どもの頃、孤児で……拾われたのがあの組織だった。 」
🍵「訓練を受けて、命令されて、ただ言われた通りに人を撃った。」
🍵「……でも、怖くて、逃げた。
そして、逃げた先で“👑ちゃん”に出会ったの。」
👑「……そう、だったのか。」
🍵「だから、今回狙われたの、あたしかもしれない。 あの人たちは、“裏切り者”を探してた。」
(👑が拳を握る音)
👑「そんなの……どうでもいい。 お前がどんな過去でも、今ここにいる“🍵”を俺は愛してる。」
🍵「……ありがと。でもね、もっと酷い話があるの。」
(彼女の瞳が、わずかに震える)
🍵「あの頃、逃げる前に……一度だけ、撃ったことがあるの。」
🍵「……自分を助けようとしてくれた“FONIA”の人を。」
(👑が息を飲む)
🍵「その人、コードネームは《M-07》。
……👑ちゃん、あなたの兄さんだった。」
(重たい沈黙)
👑「…………嘘だろ。」
🍵「本当。 あたしが引き金を引いた。
怖くて、止められなかった。」ポロッ
(🍵の声が震える。涙が落ちる)
👑「……俺の兄貴は、最後まで“誰かを庇って死んだ”って聞かされてた。 まさか、それが――」
(彼は一歩後ろに下がるが、すぐに顔を上げる)
👑「……それでも、俺は🍵を憎めない。」
🍵「……👑ちゃん……?」
👑「兄貴が守ろうとしたのは“誰か”だった。」
👑「その“誰か”が、🍵だったんなら……兄貴の死も、意味がある。」ギュッ
(👑が静かに🍵を抱きしめる)
👑「……これからは、俺が守る。兄貴の代わりに。」
🍵「……そんな資格、ないよ……。」ポロポロ
👑「あるさ。俺が決めた。 “愛する人を守る”――それが俺の生き方だ。」ナデナデ
(🍵が泣き崩れる。👑は優しくその髪を撫でる)
(その頃、別室)
🌸「……聞いてたんでしょ、🦈。」
🦈「うん。重いね……過去ってやつは。」
🎮「でも、👑……受け止めた。」
📢「あの人、弱そうに見えて芯が強いのよ。」
🌸「まぁね。俺もあんな風に“本気で守れる”ようになりたいな。」
📢「じゃあまず、チャラさを減らしなさい。」
🌸「ツンツンも減らして?」
📢「却下。」
(少し笑いが戻る)
(医務室。夜。窓から月が差す)
🍵「👑ちゃん……もしまた、過去が襲ってきたら?」
👑「その時は__二人で、撃ち抜く。」
🍵「……ふふ、かっこいいね。」
👑「当たり前だ。🍵の笑顔を守れるなら、世界だって敵に回す。」
(🍵が微笑み、👑の肩にもたれる)
赦しと罪の狭間で、二人はようやく同じ場所に立った。
夜明けはまだ遠い。
けれど――確かに、光はそこにあった。
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