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名前キチャァァァァッッッッッッッ! 2人ともお幸せに…(´;ω;`)
ついに告白したか💌😌💕 素敵な告白の仕方。
最終話!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ねえ完璧すぎる😭
/ 脳の腫瘍が肺へ転移しているのが
発覚しました
クリスマスまであと4日の12月21日 .
「… それって … 、」
/余命は . 数ヶ月となっていますが
いずれ 、息をひきとるかと
「… 、」
ほとんど動かなくなった手足を動かして
最後になるかもしれない日を
あの人と過ごしたい .
「… あの …」
「外出許可って … 出ますか?」
/時間は14時半まで . いいですね?
医者は柔らかくて暖かい声色で言った
「…、はい 。」
クリスマスイブも 、
クリスマスも 、過ごせないかもしれない
好きな彼に
ごめんね と ありがとう を伝えたい
〝虹が綺麗ですね〟
彼のあの言葉の意味を後から姉に聞いたら
〝あなたと繋がっていたい〟という意味らしい
…だから、彼に謝りたい
ほんとのことをちゃんと言って,
ちゃんと謝りたい
じゃないと逝くことなんてできない
手足はほとんど麻痺して動かないため
車椅子を友人の月遊に押してもらう
「…、」
車椅子から立ちあがろうと
意地でも足を動かす
『…比賀さん 、?』
「三本くん 、」
「…私,肺に腫瘍が転移したんだって」
『転移って…生き延びる確率が低いってこと?』
「…そうみたい。だからね、」
「クリスマス…三本くんと過ごせないかもしれないの」
『…なんで、そこまでして…』
「…謝りたいの。」
「昨日のこと」
『昨日のこと、…』
「…ごめん。昨日言ったのはね」
「全部ほんとに思ってることじゃないの」
『…、うん。』
「…、海が綺麗ですねっていうの…ほんとなの」
『…、知ってる。』
『なんとなく、わかってた』
「…あと、ありがとう。」
「お見舞いのことも,お手紙のことも」
昨日,あの後まだ開けてなかった便箋を開けた
〝 会いたいって言えば会いに行く 〟
そう書いてあった
『…比賀さん。』
『素敵な顔が.涙で台無しになってる』
「…っ、ふ笑」
「ありがと…京哉(けいや)くん。」
『…、今下の名前で … 、ッ』
「あ、ごめん…嫌だった?!…」
『嫌とかじゃ…なく 、って』
『…かほ 、』
「…ん、?」
『ありがと 。』
「…なにが、?」
とぼけた顔をして見せると
『…っ、あぁ、…もうとぼけないでください.』
『僕の彼女に …なってくれますか 。』
京哉くんは 、目を伏せたまま
そう呟く
「私のこと . 幸せにしてね」
『…はい。一生、幸せにすると誓います』
この幸せを . 2度と手離したくない
その瞬間に,私はそう思った_
(end)