この作品はいかがでしたか?
4,102
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最近フォロワー様も少しずつ減って来て、ちょっと悲しくなってたんだけど
「やっぱオレが投稿サボってたからだよなー」、「読者様に満足して頂ける作品を書けない
オレが悪い」みたいな事を考えてたらね、
ヨミちゃんとか鈴都ちゃんが其の相談に乗って呉れてさ。
嬉しかったよ、凄く。
好きなのを書くね。
宜しく!
太宰は少し振ら付き乍らも家に着いた。
「っ…はー…」
家に入った途端、急に体が重く感じた。
足におもりを付けられた様な感覚。
気を紛らわそうと思っても、今日の色々な出来事がフラッシュバックする。
でも、こんなのは慣れていた筈だ。
ポートマフィアに居た頃から。
殺った奴には相当恨まれていたと思う。
其の思念が沢山、体を覆い尽くす様に絡み付いている。
でも。
探偵社に入ってからは、そんな事を忘れさせて呉れた。
皆が其れを黙認し、私を光の世界に導いて呉れた。
そんな皆んなに、あんな仕打ちをされるとは。
きっと、私が悪いのだろう。
……..。
何も、したくはなかった。
何も、する気になれなかった。
太宰はふらふらと布団に歩いて行き、
其の儘死んだかの様に眠りに落ちた。
暗闇。
上も下も分からない闇。
地に足を付けている感覚も無い。
何も見えない。
暑くも寒くもない。
私は何故こんな処に居るのだろう。
「消えろ」
「ッ?!」
背後で、
国木田の声が聞こえた。
「ぇ…?」
「お前なんて要らない」
今度は乱歩の声。
「嫌いです」
敦。
「ゃ…」
太宰はか細く声を漏らす。
「いや…嫌ァッ”!」
「はぁ”ッ!はぁ、はっ…」
夢だった。
太宰は勢い良く飛び起きた。
目は充血していて、隈も酷かった。
太宰は目を擦る。
「、ん…?」
手に水滴が付いた。
「涙…..」
何故か泣いていた。
「ッ、はは…」
虚空に乾いた笑い声が響く。
「酷いなァ私は、織田作が死んだ時でさえ泣かなかったのに…」
其の後は何となく眠りに付けず、布団で寝転がっているだけだった。
「行かなくては…」
体はずっと重く、手足の感覚が無い様だった。
…嫌。
矢っ張り怖い。
あの冷めた視線。
無視。
私だけが居ないかの様な振舞い。
何故いきなりこんな状況になったのか。
さっぱり分からなかった。
でも、行かなくちゃいけない。
私は探偵社員なのだから…。
「お早う、御座います…」
小声で挨拶をする。
矢張り無視、見向きもしなかった。
自分の椅子に座る。
「…国木田、君………」
呼び掛けてみた。
が、返事は無し。
「…」
苦しかった。
太宰は取り敢えず、出来そうな仕事は全て終わらせた。
太宰は用事の為に倉庫に向かった。
…物置棚の奥の方に、賢治と敦がいた。
「太宰さんって…何だかおかしいです」
「そうだね…最近特にだよ」
「ずーっとですよ、この前なんて赤の他人なのに、
刃物なんて突き付けて…」
「?!」
え。
何で。
私そんな事してない。
「だよね、…もっと無視しちゃおっか」
「そうですね!懲らしめてあげないと!」
そう言い、2人は別の部屋に行った。
「………なん、で…?」
今のは絶対に態とだ。
本当にそんな事してない。
何故そんなに私の事を貶めたいの…?
ねえ、教えてよ。
私、意味が分からないんだ。
此れを、1ヶ月耐えた。
でも、限界っていうのは必ずある。
其れが今だった。
…声が出なくなった。
『失声症』。
大きな心的外傷。
トラウマだ。
声を出せない。
細い呼吸になるだけ。
「ひゅーっ、ひゅっ…」
私が何をしたの。
何が悪かったの。
もう、そんな事を考えるのすら疲れた。
何もかもが嫌。
思考を捨てる。
「もうそろそろ良いんじゃないのかい?」
与謝野は言った。
「潮時ですね」
敦が答える。
「だってぜーんぶ『太宰の為』なんだもんね!」
にこにこし乍ら乱歩は自慢げに言う。
「ですが…此処一週間位来ていないですよ」
「そうだな」
「でも、来たら言えば良いでしょう」
此の時、太宰を思ってやれば。
心配して、家にでも行ってやれば。
あんな事にはならなかったのかも知れない。
声が出なくなって一週間。
碌に飯も食っていない。
ほぼ動いていない。
何も考えない。
考えられない。
思考を再開すれば、
またあの記憶が蘇る。
其れは自分の頭に広大で巨大な霞を掛ける。
細い体躯は更に枯れ枝の様になっている。
此の時太宰は、
誰の助けも乞わなかった。
誰も浮かばなかった。
1人で落ちて、1人で堕ちる。
良いんだ、もう。
終わりにしたい。
唯、いつもの様に、
ロープで首を吊ったりだとか、
入水をする。
そんなのが頭には無かった。
太宰が手を伸ばしたのは、
薬瓶。
何の薬かなんて分からない。
偶々家にあったから。
其れだけの理由。
自分で考えられなくなれば、
其れは死に等しい。
そうだ、其れで良い。
頭の中にいるダレカが私に話し掛けて来る。
そうだ。
お前は要らない人間だ。
だったら、お前1人だけでも、お前を好きにすれば良い。
(フふ…アはハ…..)
一緒に置いてある注射器を薬瓶に刺す。
引くと、中に薬液が入る。
其れを自分の腕にぷす、と刺す。
(コれでいイ…)
最早其処に居るのは、
人間ではあるまい。
ええええどーしよ?
何か変なん出来たよ??
続きはめっちゃ、浮かんでるよ?
こういう系統書きやすいよ。
えー皆さん。
続きが書きたいので、
❤️お願いします。
土下座します。
next→❤️1000
コメント
43件
太宰さんが苦しんでると私は幸せになるんだ!! 太宰さんには絶望がお似合いなんだよぉぉぁっぁぁ!! キューリ様、何度も思うけど天才?あ、天才ですね。
/ あ は は … 何 か 懐 か し ィ な 、 昔 の 僕 み た ィ だ . 今 も だ け ど … … 、 ま ぁ 、 国 木 田 君 、 手 帳 盗 ん で 中 身 見 て も 何 も 云 わ レ な ィ ? ! ✨ 太 宰 彡 、 … 今 直 ぐ 国 木 田 君 の 手 帳 を 盗 め ば 善 ィ ん だ !