死人も喋る時間になりました。
今日も続いてゆくこの人生。
幾つか捨てれば良しとして。
尚も殖えるゴミ袋、捨てる場所ももう無いか。
闇は膨らみ、目先は眩む。
先へ進めば進むほど、黒い陰に包まれて。
嗚呼、辛くて辛くてたまらない。
酒を呑んでは愚痴を吐いてを繰り返す。
賭博に人身売買、薬は腐るほど…
快楽と絶望に満ちた裏社会。
彼らも知らない誰にも分からない。
闇を知っているつもりだろうが、
世界はそこまで浅くない。
そんな簡単に底に着くなんて考えない方が良い。
此処には底なんて無いからね。
お前らは堕ちた気になっているだけ。
闇に限度なんて無いんだから。
君らは無知で無秩序で無意味な事しかできず、考えられない。
単なる愚者。
僕?僕は違うよ、
僕は君たちと同じではないから。
まぁ、僕を人間だと思ってくれるのは嬉しいけどね。
あぁ…君たちのように呑気に、お気楽に、無様に…生きられたらな。
どれほど幸福だっただろう。
無駄な事しか考えず、無駄な事だけやって生きられたなら。
羨ましいなぁ。
こんな化け物じゃなかったらなんでも良いか…
とても憂鬱それでいて、
とても退屈。