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続き楽しみにしてます(*^^*)
裏の世界では、人身売買が行われている場所がある。いや、正確には作り出されていた。
「商品」と呼ばれたもの達には、人権なんてないも同然の扱いを。
「飼い主」と呼ばれる商品を買いに来たもの達には、最高のもてなしを。
これがここの、唯一のルールである。
そんな、法律もない様な場所で今宵も少年が1人売り出されていた。
「さあ!今回の大目玉!早速登場してもらいましょうッ!!」
「わあぁぁぁぁッ!」
司会者の声で観客が騒ぎ出す。
檻の中で鎖に繋がれ運ばれてきた男、No49こと四季は今回の大目玉だ。
「今回の商品は殺しの英才教育を施しております!ボディガードや殺し」
「おいッ!そんな事いいから顔をよく見せろッ!」
司会者がいいきる前に観客の中の1人が叫ぶ。
「も〜、特別ですよぉ〜!」
司会者はそう言い切ると、四季を檻の中から出し小声で忠告する。
「笑え」ボソッ
四季「はい」
檻から出された四季は、前をまっすぐむき最高の笑顔で観客を見る。
「おお〜!」「かわいい〜!」「あれは、欲しいな」「ねえ買って!」「あれは、そそられるな」
観客の反応は様々だが、四季のいるステージには気持ち悪い声も、いい声も届く。
そんな声に四季は心底うんざりする。
「皆さん!500万から始めましょうッ!!」
四季目線
「5000万!」
「出ました5000万!」
「くぅ、5500万!」
「5500万!出ました!他には居ませんか?」
あーもうちょっとで終わる、
5500万ってちょっと高い方なのかな?
⁇「6000万」
6000万って、にしても綺麗な声だな
「6000万!?」
「なんだとッ!?ぐっ7000万!!」
⁇「一億」
「なんと!一億!!他にいませんか!?」
一億って、馬鹿な人笑
「もういけねえよぉ、」
「落札!落札!一億で落札だぁ!!」
「わあぁぁぁぁ!!」
終わり