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続きです
どうぞ
⚠太中⚠
⚠暴力表現⚠
⚠リスカ⚠
朝起きると既に中也はいなかった。
太宰 「何処行ったんだろ……」
僕はすぐにでも学校に行けるよう制服に着替えてから部屋を出て中也を探した。
中也を見つけたのは僕が部屋を出てすぐだった。
中也 「ふぅ…ほら、ご飯だぞ〜?」
中也はまだ幼い子供たちにご飯をあげていた、ご飯と言ってもミルクをあげたり、お茶碗からおかずを取って食べさせてあげたりなどだった。
太宰 「(中也はお世話が好きなのかな?)」
院長 「中也?」
中也 「あ…」
院長 「まだやってるの?さっさと食べさせてよね…じゃないと他の仕事も出来ないじゃない」
中也 「ごめんなさい……」
太宰 「……」
院長 「はぁ…出来損ないだからいつも戻ってくるんじゃない、最悪よ」
中也 「……」
院長 「もっとあんたがいい反応してたらお金も貰えたのに……」
中也 「……すみません」
その言葉を聞いて僕は全てわかった。
中也の引き取りは全て院長の手のひらの上で行われていたことだと。
孤児院は奴隷市場や、闇オークション等とは違い子供を引き取るのにお金などはいらないはずなのに、院長はお金を貰っていた。
そうなると、院長はきっといい感じに言いくるめてお金を貰っていたのだ、中也を使って。
そして中也から聞いた昔の話…
中也は小さい頃から性的暴行を行われていた。
なら、中也を犯していたのは院長にお金をあげていた輩と言う訳だ。
太宰 「中也〜おはよ!」
中也 「あ…治、おはよう」((ニコッ
太宰 「ッ…」
中也 「?」
久しぶりに中也の偽りの笑顔を見て僕は分かりやすく顔を歪めてしまった。
太宰 「あ…あぁ……なんでもないよ!」
中也 「そうか」
そして、院長は僕が今の話を聞いていたのか分からずに少し焦った顔をしていた。
僕はそんなのは気にしていないかのように中也に話しかけた。
太宰 「中也は子供たちのお世話が好きなの?」
中也 「え…?あ、あぁ…好きだよ」
太宰 「そう、でももうすぐで学校に行く時間になるから早く用意してきな?」
中也 「わかった 」
そういうと、中也はパタパタと走って自室へ着替えに行った。
太宰 「…可愛い」
僕は1人そんなことを呟いていた。
子供 「ねね〜?お兄ちゃん」
太宰 「ん?どうしたの?」
子供 「お兄ちゃんは中也のこと好きなの?」
太宰 「うん、でも好きじゃない」
僕の返事に子供はコテンと首を傾げた。
太宰 「僕は中也のことが大好きで愛してるの」
ガタン
そんな音が聞こえたので後ろを振り向くとそこには、急いで着替えた為ちゃんと制服を着れていない中也が居た。
太宰 「あ…中也……」
中也 「え…えっと……///ありがと///」
中也は顔を真っ赤にしながらお礼を言ってきた。
僕も中也に聞かれると思っていなかったので、顔を少し赤らめながら頷いてあげた。
太宰 「じゃ、じゃあ…学校に行こっか//」
中也 「おう…///」
登校中は僕も中也も恥ずかしがっていたのであまり話さずに学校に来た。
そして中也と別れてから知らない男が話しかけてきた。
モブ 「あの、太宰治くんですよね」
太宰 「そうだけど、何?」
僕は中也以外興味が無いから面倒くさそうに返事をした。
モブ 「中也君のことに着いて話したくて……」
太宰 「中也のこと?」
モブ 「はい、」
太宰 「なに?早くして?」
モブ 「中也君が虐められていることについてです」
そこから中也のクラスメイトは淡々と中也について教えてくれた。
モブ 「なので、貴方だけでも……」
太宰 「教えてくれてありがとうね、じゃあ僕急がなきゃだから!」
そう言って僕は何時も中也がいる場所へと走り出した。
今回はここまでです。
次回が最終回となります!
コメント
4件
院長さんに新しい仕事として船で蟹さんと仲良くする仕事をしてもらって私が代わりに院長しますね、あ、ちなみにこの孤児院って監視カメラありますk((( 中也可愛すぎる...あと攻めが照れたりするの大好きですありがとうございます... モブさん、よく言ったッ!!ありがとうッッッ!!
今回も素敵でした!!!! 孤児院の院長といじめっこは許さないですけど… 続きが楽しみです!!!!
院長がヤバいことしてたんだ… 中也と太宰さん、大丈夫かな? 続き楽しみです!