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みどりいろwith友!!
エム「バツゲーム終了!!」
◇第5章:「笑って、さようなら」
ru「らっだぁ、いつもの声で、また名前呼んでくれないかな」
それが最後に届いた、仲間の願いだった。
⸻
その日は、急に来た
朝、医療班からレウクラウドが起きたということが全員に知らせられた
みな、喜び 起きたことへの安堵をしながら医療スペースに集まった
cn「良かった·····心配したよ、」
md「オキルノオソイ! シンパイシタ、、」
kyo「無事起きてよかった、1ヶ月も寝ててんぞ?」
rd「本当に、本当によかった」
ru「心配かけたね、ありがとう」
これでらっだぁの最後の心配事もなくなった
ボソッ…
rd「みんなが幸せでいてくれたらいいな」
ru「なにかいった?」
rd「んーん。なんでも〜」
彼は笑っていた。
穏やかに、寂しく、どこか決意を秘めて。
⸻
md「ラダオ、 今日ノ昼、また一緒にカレー行コ」
rd「いいじゃあーん、カレーは飲み物〜♪」
kyo「やめろよ、その昭和ギャグ……」
笑い声が交差する。
らっだぁは、いつもと変わらないように振る舞った。
でも、誰にもわからなかった。
彼の笑顔の裏で、手首に新しい絆創膏が増えていたこと。
その目が、ずっと“遠く”を見ていたこと。
⸻
自室に戻ると、らっだぁは静かに机に向かった。
何枚もくしゃくしゃになった紙がゴミ箱に溜まっている。
その中で、ようやく一枚だけ、綺麗な字で書かれた便箋ができた。
⸻
【らっだぁより、みんなへ】
ごめんね。
本当は、俺、もうちょっとだけ生きたかった。
もうちょっとだけ、ごはん食べたかった。
もうちょっとだけ、みんなと笑ってたかった。
でも、もう無理みたい。
俺は、自分を許せないんだ。
守れなかった、救えなかった。
きっとこれ以上いても、また誰か傷つけるだけだから。
俺ね、本当はずっと「いらない子」って思って生きてきた。
でも、みんなが「いていいよ」って空気をくれたから、ここまでこれた。
本当にありがとう。
俺のこと、あんまり重く思わないで。
笑って、過ごして。
俺も最後は、笑って終わるから。
――ばいばい。
らっだぁ
⸻
その夜、誰も気づかぬうちに、
らっだぁは部屋の机に遺書を置き、ゆっくりと軍服を整えた。
鏡の前に立ち、自分の顔をじっと見つめる。
少し痩せた頬。
切れた手首。
乾いた目の奥に、もう涙はなかった。
そして、静かに短剣を手に取る。
それは軍人に支給されている標準装備の、鋭い小型ナイフ。
rd「最後まで、俺が決めるんだ。
自分のことくらい、自分で終わらせる」
深く、静かな呼吸。
自分の胸に当てる位置を確かめる。
少しだけ笑って、小さく息を吐いた。
rd「ごめんね、みんな……ありがと」
刃が突き立った瞬間、視界が白く弾けた。
何も言葉はなかった。
ただ、**痛みだけが「生きていた証」**のように、彼の胸に広がった。
そのまま、音もなく床に崩れる。
血が滲むシャツ。
誰もいない部屋。
最後に彼の唇に浮かんでいたのは――
確かに、微笑みだった。
⸻
朝、朝礼に姿を見せないらっだぁを心配した誰かが、部屋を訪れた。
kyo「らっだぁ? 起きてんのか? ……鍵、開いてるぞ……?」
その瞬間、時間が止まった。
ベッド脇で眠るように倒れているらっだぁ。
机には遺書。
空になった薬の瓶。
そして――微かに笑っていた口元。
⸻
ru「……バカ……なんで……」
cn「なんで、誰にも言わなかったの……」
md「ボクたちがいたのニ……!」
仲間たちは、彼が笑っていたことに気づいていた。
でも、その“笑い”が「最後の笑顔」だと、誰もわからなかった。
⸻
◇エピローグ:その笑顔を、忘れない
彼の机には、
最期の日に撮ったみんなとの集合写真が置いてあった。
写真の中で、
らっだぁはいつも通り、少し眠そうに笑っていた。
⸻
END
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ここまで読んでくださりありがとうございました。
自分は主にBADENDで終わらせることが多いです。
HappyENDはリクエストいただけた場合書こうと思っております。
お気軽にお声掛けください
また気分で自作書こうと思っております
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