夜一時、部屋の片隅で思い出す。
「日本さん、大丈夫ですか?」
ふわりとにおう紅茶の香り。
優しく私の名前を呼ぶ声。
思い出すたび、貴方に締め付けられる心。
いつからか、貴方に心の自由を奪われて。
私、可笑しくなってしまって。
いつであろうと、貴方を思ってしまって。
『英国さん…』
名前を口に出すほど辛くなって、その感情は虚しく
私の声は空に溶けて、
恋と愛の違いすら分からない馬鹿ひとり、
貴方への夢に溺れる。
コメント
4件
、、本当の天才は量より質だとわからされました、、、 私はつい量を重視して内容が薄くなってしまうのですが、それとは反対に中身が濃くて読みがいがある、、 語彙力がなくてなんと言ったらいいのかわからないですが、紅茶に溶けるお砂糖の様な物語だと思いました。 長文すみません〜
「あれ!?すぐ終わった!?」って思いましたが、見返してみたら…普通に妄想が膨らみます…最高です
え 。何だこの満足感 。短いはずなのに 凄く 長い話を読み終わったような … なんて言うか … 🤔 とにかく 溶けてしまいそうな 儚い話だと思いました 。