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2025.1.19
青目線
「シャークん、キス下手そうだな」
編集作業の傍ら、流れていた動画の感想がそのまま口からこぼれる。
「……は?なら試してやるよ。」
「え、急になに、どうしたの?なんか怒ってな…んむっ!」
向かいに座って作業していた彼が立ち上がり俺すぐ側にきた。
乱暴に襟元を掴まれたかと思えば彼の方へ引き寄せられ勢いそのまま、唇が重なる。
え、なんで俺シャークんにキスされてんの?
困惑して動けない状態の俺を無視して何度か軽いリップ音をたてたあと、唇に濡れたモノが這う。
ここを開けろと言うように下唇をなぞられるが、開けてしまったらもう友達ではなくなる気がして固く閉ざす。
俺の頭を掴んでいた手が離れ諦めたのかと安堵したとき、その手に内腿をなぞられる。
「…ぅあ」
僅かに声が漏れた瞬間を彼は見逃さなかった。
唇の隙間から熱いモノが入ってくる。
軽く歯列をなぞったあと、舌先同士でキスをする。
逃げるように舌を奥へ引っ込めても、薄く細い舌が更に入り込んで絡め取られ、再び舌同士が絡みあう。
逃げた罰か、内腿と上顎をくすぐられる。
これくらいならと思っていたところに両耳を塞がれ、どちらからしているのか分からない水音が脳内で反響する。
耳からじんわりと体温が伝わる。
脳を犯されるような初めての感覚に、自然と声が漏れてしまう。
熱が溜まるような感覚がした。
「んふっ…///んぁ//……しゃーくっ//」
「はは、えっろ。」
まともに息ができず彼の背中にしがみつく。
これはただ苦しいだけ。
そう苦しいだけだ。
決して彼のキスが気持ち良いだとか、そんなんじゃない。
絶対に違う。
「んあ”…しゃけ……くるしっ…♡」
「……ん?んぁ…」
しばらく口内で暴れていたものが突如居なくなり、肺に溜まった暖かい空気が冷たい空気に入れ替わる。
互いの舌先に繋がっていたものが空中でぷつりと切れた。
無意識にこぼれた言葉とはいえ、上手だと、気持ち良かったと負けを認めたくなく涙目になりながらも睨みつける。
「……んな顔すんだな。」
このまま終わるだろうと息を整えていたところに、再度舌を捩じ込まれる。
「ふっ……ぅぁ♡んん”っ///…っ♡」
「……腰揺れてんぞw」
「っ!?!や、ちがっ///」
「キスだけでイけんじゃね?w」
「んっ//っは…あっ♡しゃけっ///まっへ♡♡」
細い指が埋まる内腿がくすぐったい。
普段よりも圧倒的に少ない酸素量に脳が麻痺してゆく。
彼の手が際どい位置を探る。
あ、これはまずい。
「〜〜っ”♡♡あ”っ…だめっぃぐっ♡♡」
腰がガクガクと揺れる。
彼の服にシワを作りながら、下着の中ではしたなく欲を出す。
負けず嫌いの彼は俺をイかせられて満足したのか、ゆっくりと俺のナカから出ていく。
垂れる液体も拭えずにきっと蕩けているであろう顔で見上げる。
「はーっ、はーっ♡//」
先ほどまで俺の中を犯していた舌をちらつかせながら、いたずらっ子な笑みを浮かべる。
「んで、誰が下手そうって?w」
「〜〜っ///……男友達にガチでするのまじで馬鹿だろっ///」