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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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今年もまた暑い夏がやってきた。

この季節はあまり好きじゃないけど、私なりに目の前にあることを一生懸命頑張ってる。

悠人がプロポーズしてくれたおかげで、モチベーションをあげて仕事に取り組むことができているし、お客様に対してヤキモチを妬くことも無くなった。



好きな人がそばにいて、その人のことを信じられるって……本当にすごいことだと思った。落ち込んでも前を向く力をもらえるし、今、本当に人生が充実している。



悠人は、結婚後に住むための新居を建ててくれている。私にはもったいないくらいの豪邸だ。内装もこだわって、業者さんとよく話をしている。キッチンやリビングは、私の使いやすいようにと十分に意見を取り入れてくれて、何から何まで私のことを気にかけながら進めてくれてることに感謝しかなかった。



今日はいよいよ私の両親に会いにいく。

本当は、もっと早く会いたいと、悠人も言ってくれてたけど、お母さんの体調がずっと良くなかったから、今になってしまった。



両親には、悠人がどういう人なのか、まだ言っていない。でも、悠人に会ったらきっと喜んでくれるはず。だって、恭吾さん同様、悠人も誠実で素敵な人だから。



私達は、車で1時間ほどの実家に向かった。

スムーズに走って、夕方には到着することができた。



手料理をみんなで食べることになっていて、昔から料理が得意なお母さんは、きっと悠人のために張り切っていると思う。私も久しぶりだから楽しみだ。



チャイムを鳴らして、出てくるのを待つ。

悠人は、珍しく少し緊張しているみたいだ。



私も、少し前に悠人のご両親に会った時はすごく緊張した。月城グループの社長夫妻っていうだけでかなりのプレッシャーだった。会話にもついていけるのか心配だったけど、お金持ちだってことを感じさせない、とても素朴な雰囲気の優しいご夫婦で……

きっと、私が気を遣わないようにと、いろいろ配慮してくれたんだと感じた。



悠人のお母様は、とても綺麗だった。

決して派手ではなく、清楚な雰囲気で、悠人はお母さん似だと思った。



食事もお母様が作ってくれて、すき焼きだったけど、最高級のお肉でものすごく美味しかった。霜降りで、口の中で一瞬で溶けた。



会話も、最後までごく普通の楽しい話題で、家柄の違いや私と悠人の見た目の違いにも全く触れずにいてくれた。それが本当に有難かった。

始まりはクールな御曹司とのとろける様な一夜から

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