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⚠️ 人形屋敷 捏造・黒幕 説 有
no 、 ya 黒幕
___no. side
no 「髪の色も若干違うくない?」
ur 「似てるだけの別物か……」
僕たちが今居るのは、人形だらけのお屋敷。通称、と言えば良いのかはよく分からないが僕らは「人形屋敷」と呼んでいる。本当は来たくもなかったが、メンバーの人助け精神にはよく驚かされる。
昼過ぎのまだ空が明るかったころ、あまりに引きこもりすぎだろって誰からか言い出し、少し散歩がてら小山に登ることにした。
半分ほど登った辺りで気付いた。この山は確か、人形屋敷がある山ではないかと。
作りかけの落とし穴のある砂場で子供のようにはしゃぐメンバーを見守っていると、普段は遠慮がちにそれに混じっているゆあんくんの顔が見えなかった。探してみると、離れたところに難しい顔をして立っているゆあんくんを見付けた。
no 「ゆあんくん…?」
ya 「早く帰らないとね、、」
no 「…そうだな」
それだけ言ってまた正面の砂場に視線を向けたゆあんくんが息をのんだ。不思議に思って僕も視線を追って見ると、鉄棒で少女が泣いているのが見えた。
jp 「…あれ、?」
jp 「泣いてる子いない?」
二人して鉄棒を見つめていたのを不思議がってか、リーダー故の観察力か、どちらにせよじゃぱぱさんが鉄棒に居る少女に気付いてしまった。
na 「大丈夫かな、」
その言葉に肯定が募り、様子を見に行くことになったがあまり気乗りはしなかった。隣人の顔を覗けば、僕と同じように複雑な表情を浮かべていた。
jp 「どうしたの、?」
少女 「私、人形無くしちゃったの」
その少女は、この先にある人形屋敷へ人形が行ってしまったのではないか、でも怖くて行きたくないの。そう続けた。
ルビーの様に赤く光る瞳とサラサラと靡くクリーム色寄りの白い髪。極めつけは薄紫のカーディガン。見間違いだなんて有り得ない、そう思える程に確信した。この子はきっと…、、。
jp 「じゃあ、俺達が…」
hr 「人形探してくるよ」
人数も申し分ないと、人形屋敷に人形を探しに行くことになった。
人形の見た目を聞くと、人形がブランコに座っている写真を四枚譲ってくれた。確かに、探しやすくはなるがその写真は、あの屋敷へ行かざるを得なくするものでもあった。
そんなことがあって、僕達は人形屋敷へ足を踏み入れている訳なのだが、「人形屋敷」という名の通り至るとこに人形がある。一筋縄には行かないことが見て取れた。
na 「手分けして探した方が良さそうではある…」
dn 「写真も四枚?」
sv 「そうだね」
全員で動くのは効率が悪いと、それぞれのグループで写真を持って人形を探すことにしたようだった。女子が二人だけで探すのが心配ではあったが、それよりも僕はあいつか、皆か…どちらにつくのが正解なのか、その事ばかりを考えていた。
難しい顔をして黙り込んでしまっていたのにゆあんくんが気付いたのか、声を掛けてきた。自分だって不安なはずなのに僕にまで気にかけてくれる優しい子にどう声をかければ良いのか分からなかった。
no 「……取り敢えず、死人は出したくない」
今、一番思っていることを口にした。会話を成立させられなかったことには触れず、小さく頷いたゆあんくんに感謝し、それぞれ別れたメンバーと一緒に人形屋敷の散策を始めた。
たっつんさん、うりりんと一緒に表庭の左側から見ていくことに決め、歩き出す。
tt 「ちょっと怖くね、?」
ur 「人形の白目がないのが怖いよね、」
人形屋敷の雰囲気から何かを感じたのか、二人がそんなことを言い出した。この状況でゆあんくんと別になってしまったのはまずかっただろうか、。
噴水から逸れて、少し歩いていくと「裏口への道」と書かれた看板と鉄製の扉を見付けた。
tt 「怪しげな看板がある…」
no 「裏口への道、?」
ur 「行くの?」
同じ方向へ進んでいた女子組にうりがそんなことを聞く。行かないよ、と笑い混じりに返ってきた。
えとさんが扉が開かないことに気付いて一旦保留にして別の所を探しに行くことにした。
tt 「めっちゃ気になることあってさ」
屋内への道でたっつんさんが声を発した。確証が持てていないような、少し不安そうな声だった。
tt 「人形歩いてったみたいなこと言ってなかった?」
tt 「落としたって言い方ではなかったやん」
no 「言ってた…」
――人形だらけのお屋敷があるんだけどそこに”行っちゃったのかな”
確かに、公園に居た少女は落としたとは言っていなかった。普通はそんなこと有り得ないはず。しかし、この屋敷は普通なんかではない。
三人で悶々と考えながら屋内に入ると普通のチェストと黒く染まったチェストを見付けた。
no 「開けてみます?」
ur 「なんかいろち(色違い)?」
tt 「いろちやな」
普通のチェストから開けることにし、一緒に中を覗いてみる。中には、新聞とオレンジレシピの切れ端、クッキーが入っていた。
tt 「長いな…読むか」
舞倉新聞【イケメンすぎて話題に!? 大手自動車メーカーに新社長「タカヒロ」就任。スラッとしたスタイルと魅力的な赤い目 そして29歳という若さからアイドル的な人気を獲得している。】
ここまでが新聞に載っている内容だった。タカヒロとは確か、この屋敷の元の持ち主だったと思う。そして、あいつの犠牲になった内の一人でもある。社長になったのは確か、僕がまだ学生だったころ。今時名前を聞くことも無くなった。
tt 「一応持っておくか…?」
ur 「そうだな」
玄関らしき所を見ていると入口から何か影が入ってくるのが視界に映った。慌てて顔を上げると、そこにはゆあんくんにシヴァさん、ヒロくんの三人が立っていた。
tt 「わぁあ!?!?!?」
ur 「ぎゃぁぁあああ…ぁ??」
no 「ゆあんくん達!」
怖がっているのもあるのか、大袈裟にびびった二人を横目に三人に声をかける。大丈夫かと聞こうとしたと同時にデカスピの声が響いた。
tt 「魅力的な赤い目!」
ur 「タカヒロ!?」
ya 「……ぇ??」
どうやらさっき見た新聞にあった「赤い目」を覚えていて、ゆあんくんの目が赤かった為咄嗟に声を出してしまったようだった。…そんなこと言ったらうりりんの目も赤いよ。
そんな事を思っていると右手にある通路に何かの影が見えた。ゆあんくんも気付いたのか見えたか?、と此方を確認してきた。こくりと頷いて口を開ける。
no 「ごめん、一つ言っていい、?」
no 「今さっきここをサ~って通り抜けて行かなかった?」
tt 「何が?」
たっつんさんの質問は上手いことはぐらかして、他に見えた人が居なかったか確認する。もし、今のが人形だったら。あいつは、メンバーを狙っている。僕の大事な、大事な仲間を、、。
とにかく、そこから離れて少女が無くした人形を探す。
tt 「急に動き出しそうで怖くね?」
ur 「もう無理ぃ~」
似てる人形をいくつも見付けたがどれもどこかちがった。その後も歩くが、中々人形を見つけ出すことは出来なかった。
ur 「てか本当になんか動いてたの?」
no 「まじだって」
目の当たりにして漸く信じれるような事を簡単に信じろという方が無理な気がするが、こればっかりは信じてもらわないと困る。
no 「人形って魂が宿るとか言うじゃん」
大事に使われれば、愛情を注がれれば、人形だけじゃなくてどんなものにだって魂は宿る。善くも悪くも。
たっつんさんが一つの人形の前で立ち止まった。黒い髪を二つに結んだ黒目、黒服の人形。
ur 「…これか、?」
tt 「え一緒じゃね?」
うりにも写真を渡して三人で吟味する。見れば見るほどそっくりそのままな人形に確信した。これが、少女がなくした人形だと。
ur 「これ取れるんじゃない?」
tt 「取るか」
そう言って人形を手にした瞬間、圏外になっていたはずの三人のスマホから同時に通知が鳴った。開くと、宛先も送信者も入力されていない一件のメール。そこには、
――人形を発見した。
とだけ書かれていた。手に取った瞬間だったこともあり、監視されているかもしれないというなんとも言えない不快感が心を襲った。やはり、あいつは見ている。僕を……僕達を。
任務完了と言うことで、謎は多いが取り敢えず外に向かう。先ほどゆあんくん達と話した場所を通りすぎようとすると、たっつんさんが持っていたはずの人形が忽然と消え去った。
tt 「…はッ、?」
ur 「なに?」
tt 「人形消えたんやけど、」
自分でも何が起こったのか分からない様子で人形が鍵になったと訴える。普通なら信じられやしないが、この屋敷で起きる事としては有り得る。何が起きたのかと整理をしていると、スマホから鐘の音が響いた。
――おさんぽの時間
開いて見ると、画面にはまたあのメールの通知。「おさんぽの時間」と書かれたメールを見て困惑する二人とは別に、顔が青くなるのを自分でも感じた。
あいつは、本気で僕達を殺しに来る。なんとしてでも生きて帰らなければ、人形にされてしまう。
tt 「どういうことや…?」
ur 「散歩って、、」
皆が、殺されてしまう前に。
僕がどうにかしないと。
next . ↺200 / # 1 side 🍗
前回200越えありがとうございます😭✨
次回は# 1 の「ようこそ呪われた屋敷へ」になります🙌‼️
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