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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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「何を渡すのが正解なのぉ…」

そう言って頭を抱えるラメル。

「…いっその事、お客さんを忘れさせる…、?」

モクはそういいながらファイルを捲る。

「え、そんなのどーやって…」

「あるでしょ?あれ!」

「あれ…、?あッ!」

2人は顔を見合わせ

「「”暗記帳”!」」

と口を揃えて言った。

______________________________

「うーん…これ忘れそうだなぁ…、メモっても無くしちゃいそうだし…」

そう独り言をいっている艿兎の目の前に沐が現れる。

「おかーさん!」

「え?あ、沐。」

「智恵瑠もいるよー!」

そう言って智恵瑠が影から出てきた。

「2人ともどうしたの?」

「お母さんにプレゼントだよ!」

そう言うと智恵瑠は暗記帳を渡す。

「ん、?単語帳かな?」

「違うよお母さん!それは暗記帳!」

「書いて読むだけでどんな事でも覚えちゃうの!」

「え!?ほんと!!?ありがとー!!助かるよ!」

そう言って喜びながら艿兎は去っていった。

「これは流石に行けたよね!!」

「絶対大丈夫だよ!!」

______________________________

「なんで効果が発揮されてないの…、!?」

「まさか…読み上げてない、?」

「えッ…」

「読み上げてないんだったら効果は発揮されないのに…ッ」

「あぁぁッ…また失敗かぁ…」

______________________________

商品ファイルNo.81『暗記帳』

見た目はどこにでも売っているようなシンプルな単語帳。書いて読みあげればなんでも覚えれる。ただそのかわり周りから段々と忘れられ、最後は世界から忘れられて消えてしまう。

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