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私じゃダメなの?

私じゃダメなの?

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私じゃダメなの?

♥

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2023年07月20日

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金曜日の仕事帰り

いつもより早めに仕事を切り上げれたおかげか、今日は10時前には帰れた

明日は休みだし、いっそのこと居酒屋でパーッと飲み明かしてしまおうか。

なんて思ったけど…この時間は酔っ払いが多いからやめておく

賑やかなのは好きだけど、なんかね

いつもお昼ご飯を買いに行くコンビニで焼き鳥とビールを3缶買う

やっぱり焼き鳥はネギマともも串が好き

皮も美味しい…

熱中症にならないうちに帰ろう

今日は夜も暑い





家に帰って服を着替えてクーラーをつける

耐えらんねぇよこの暑さ


「よしっ、呑むぞ〜!!」


カシュッとビールを開けて1口……



ピーンポーン



とはいかなかった。

最悪だ。せっかくのビールがまた遠のく

1週間以内に宅配は頼んでない、それならいっそ居留守でもしてしまおうか?

まぁ、行くけどさ…



ピーンポーン……


「はーい!今でまーす!!」

ガチャッ



開けた先にはまぁびっくり


『ゆなぁ……っ』


高校時代、好きだった友人が立っていた。

しかも泣いている。



「…さりな?どうしたの」

『うぅっ、ひっぐッ……』

「……とりあえず中入りなよ。外暑いでしょ」


ご近所さんに変な勘違いされる前に家に入れよう。





「ほら、お茶でも飲んで落ち着きな」

『うん…ごめんね、ありがとう』



家に入ってから数分、さすがに落ち着いてきたのか話せるようにはなってきた

本当は「何があったの?」とか「嫌なことでもあった?」って聞きたいけど、好きだった人というのもあって上手く話せない

もう好意はない。そんなことを思っててもそれは離れてた間だけで、目の前にいる状況だと変わってくる

……まぁ、聞き出さなきゃどうしようもないよね。



「どうしたのさ、なんかトラブル?」

『…実は、さ』

「うん」

『ほら、私かえでちゃんと付き合ってたじゃんか』

「付き合ってたね。」



『かえで』というのは私が下原先輩と呼んでいる人で、高校の頃さりなを奪った張本人でもある

いや、奪ったなんて言い方は良くないな

選ばれたんだもんね。



『浮気……されちゃってさ…w』

「……うん」

『すごい長続きしてたし、高校卒業してから私に対する態度が薄くて…』

『香水嫌いだって言ってたのに、仕事から帰ってきたら毎回香水の匂いがしてさ』

『さっき、思い切って跡つけてみたんだよね』

『そしたらさ…』

『知らない人と、…ホテル入ってて』

『すごく楽しそうだった、かえでちゃん』

『私といるよりも笑顔だった』

『なんか、辛くて…w』

『逃げてきちゃった!w』



そんな笑いながら言う割には目には涙が溜まってて

今にも泣き出しそうだった

私は男性経験もないし片思いしかしたことがない未熟。

そんなこと言われたって解決策もない

慰める言葉も出てこない

ただ、同時にチャンスなんじゃないかと思った。

我ながら最低だ

人がこんなに悲しんでいるのに、それを上手く利用しようとするのは



『わたしっ、……どうしたらいいかなぁ…?』

『いっそのこと私も浮気しちゃおうかな…w』

『なんて、……』

「…それなら」



それなら私にしちゃえば

でかかった。言えばよかったかもしれない

けど

私は本気で幸せにできるか分からない

尽くしてあげれるか分からない

だからそんな保証のない恋愛はできない

あー、どうしてだろ

どうしてさりなは下原先輩を選んだのかな

あの時強引に奪っとけば良かったかな?

……こんな悲しませるくらいなら

渡さなければよかったかな。



『それなら…なに?』

「なんでもない、お酒でも呑む?」

『呑んでもいいなら……』

「いいよwお酒買ってくる」

『ビールでいいよ』

『私のせいで時間取っちゃったみたいだし、わざわざ悪いよ。』

「……そう?」



そう言ってさりなは開けてから数十分経ったビールを呑む

開けてない方を呑めばよかったのに……



「開けてない方でよかったのに」

『仕事だったでしょ、炭酸抜けてない方飲みなよ』

「…ビール、好きだっけ」

『嫌いw』

『まぁ…これで忘れられるならって考えたらむしろ苦い方がって思って』

「そ、」



こうやって顔を合わせて呑むのは社会人になりたての頃以来。

あぁ、どう会話をしよう

どうも泣いてるさりなを見ていると話そうにも話題が出てこない

下原先輩なぁ。

あんなやつのどこがいいんだよ見る目ねぇな

……前言撤回

いいところしかない

だから負けた。

ちょうど、さりなが下原先輩のこと好きだって分かった時だろうか






『わ、私ね!下原先輩のこと…好き…かも?』

「……へ?」

「ぁ、……え…あっ、あぁw」

「おめでとう……」



好きな人の好きな人を聞いた気持ちはすごい辛い

そんなことがわかった高校2年生の春

女子校を選んだから女子同士の恋愛はあるんだろうな〜とは思っていたが、こんな状況になるのは想定外だった

しかも相手が他のクラスでも「イケメン!」と言われている下原先輩

かないっこねぇよクソ!!!!!!!

…なんて思いながらも諦められなかった


『えへへっ…w応援してくれる?』

「…………うん!もちろん!!!」


そんな可愛らしい笑顔は釘にしかならなかった。



どうにかして振り向かせたくていつも以上にアピールを増やした



『うぅ……ドッチボールやだなぁ…』

「任せてさりなのことは私が守るy」

『あっ!下原先輩!!』

下原「あ、さりなちゃん」

「人の話は最後まで聞けって習わんかったんか。」


どうやっても振り向かせたくて


『どうしよ!!宿題し忘れちゃった!!』

「仕方ないな〜私が見せてあげるy」

『あっ…あの、下原先輩…』

下原「ん?」

『宿題……見せてもらえますか…?』

下原「いいよぉ」

「絶対私の方が近かったやんけ。」


けどどう頑張っても振り向いてくんなくて


「ねぇさりな!今週の日曜日一緒に遊園地行かない?」

『あ〜…ごめん!その日はかえでちゃんと映画見に行くんだ!!』

「……そっか」

下原「お、さりなー!!帰ろー!」

『はーーい!!』

『またね!』

「うん、また明日」

「……かえでちゃん、ねぇ。」


気づけば距離は遠くなるばかりで


「さりな!文化祭最初どこ回る?」

『そのことなんだけど…』

「え?」

『やっぱ……』

『かえでちゃんと回ってもいい…?』

「…」

『だめ、かな』

「いいよ!行ってらっしゃい!」

『ありがとー!!行ってきます!!!』


「……一緒に回るって、約束してくれたのに」


無理なのかなって思った


『ね、ゆな……』

「なに?」

『私…かえでちゃんに告白する!』

「……頑張れ」



だから



『つ、付き合うことになったよ!!』

「……………おめでとう!!!」

『やったー!!ゆなの応援のおかげだよー!!!』

『さすが自慢の友達!!!』

「嬉しいよ、私も」



さりなが幸せになる方を選んだ






それが間違ってたかなんて今は知らないけど

この状況なら言える

絶対間違えた


「おつまみでも食べる?昨日の残りで良ければ。」

『え、いいの?!』

「お腹すいてるでしょ」

『やったー!ゆなのご飯ー!』


食べ物に目がないのも変わってない

さっきの私不幸ムードはどこいったんだか



数時間後…



「おーいせめて水飲めー」

『やだぁ……お酒ぇ…』

「結局買い足しに行くなら度数低いやつ呑ませときゃよかった……」

「ほら、水…って寝てるし……」

『zzz…』

「…」



止めなくてよかったのかもしれない

お酒を飲めば嫌なことは忘れられる

一時的にでもぼーっとできる。

そんなに嫌なことは忘れてしまえばいい



「…さすがに運ばなきゃな」

「床で寝させるわけには……」

『んん、……』

『かぇ……で、っ…ちゃ……』

「…そんなに好きなのかよ」



そんな泣きながら呼ぶ相手が本当に好きなの?

泣きながら思い出がたりする相手がまだ好きなの?

お酒のせいにするくせに好きとか……

どうしようもないやつだな、ほんと。




ドサッ……




プルルルルル……プルルルルル……ガチャッ



下原「はいもしもし。」

「あ、下原先輩。お久しぶりです」

下原「久しぶり」

「今何されてるんです?」

下原「あ〜、今ちょうど上司と飲みに行って…」

「にしては静かですね」

「あと声ガラガラですよ。なにかされてたんですか。」

下原「…だから飲みに行ってるって…」

「今うちにさりないるんですよ。」

下原「…は?」

下原「さりな、…?なんでさりながお前の家にいるんだよ?!」

「お前の家にって…”友達”なんだから別におかしくないでしょ?」

下原「さりなに何もしてないだろうな…」

「さぁ?どうでしょうね」

下原「…今そっちに行く」

「来なくて結構です、うちで泊まらせます」

「それに、お楽しみ中みたいじゃないですか?」

下原「……」

「何も言わないってことはそうなんですよね」

「てか、そんなの聞く前から知ってたんですけど」

「さりなが家に来て、下原先輩が浮気したって泣きついてきたんですよ。」

下原「浮気なんてしてなっ…」

「だったらなんですか」

「仕事の付き合いですか?社交ですか?それともソッチ系のお仕事ですか?」

「なんにせよ浮気は浮気ですよね」

「そもそもそんなガラガラな声で怒鳴るほど心配するならもっと愛してあげればいいのに」

「恋愛下手くそですね、先輩。」

下原「…さりなを迎えに行く」

「だから来なくていいですって」

「話分からないんですか。」

「気持ちよくなって頭までバカになったんじゃないですか」

「こっちは悔しいほど我慢して諦めたのに、こんな結果になるなら渡さなければ良かった」

「そりゃ人間ですし。浮気してしまうことはあると思います」

「なので深くつっこまないですけど」

「さりなとは別れてくださいね。」

「私が面倒みるので」

下原「あっ、おい!!」



ピッ……




「……ごめんねさりな。」



チュッ



「これも……」

「お酒のせいにできるかな。」









もーーーーーー無理ンゴ。

なんか久々すぎて訳分からねーーー

小説書かなすぎてわかんねーよあと暑いんじゃボケ。

あ、久しぶりです無名です

低クオな小説見せてもうてすみません

雑談の方もめんどくてあげてませんでした

(´>ω∂`)☆

いやぁ〜夏休みはいった

宿題多いね。ちくしょうだなほんとに。

1番嫌なの英語かもしれん

英語書くのも読むのも苦手で嫌になっちゃうよね

まぁ長期休みゆっくりしてこーーーー

美味しいもん沢山食うぞマジで

スイカだスイカ!!

夏祭り夏祭り!!!

花火花火!!!!

浴衣のちゃんねー!!!!

コロナで制限されてた夏を今年はめいいっぱい楽しみたいですね

そういえば近所にお祭りをやるところが4つあるんですけど

お祭りって基本3日間とかしかやらないのでずっと行き来してます

行っとくが勝ちよねマジで。

花火大会とかも行きてーーーー

あーーーーーーーかき氷食べたああああい

カルピスの原液かけたかき氷まじで美味くないか。

超好き

んまぁみんなしっかり塩分とったりして熱中症ならんように夏楽しもー〜

それじゃあおつにだんご!

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