テラーノベル
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side h
君の好きなところ
しなやかな指先
透き通った高音
少し照れた笑顔
驚いた時の顔
指折り数えても足りないくらい
気がつけば10年以上の月日が流れていて
俺が戻る場所は君の隣
抱えきれなかった苦悩を吐き出しても
君は静かに両手を広げて支えてくれる
君の隣は心地が良く
俺はすっかり安心してしまう
離れたくない
君を俺の腕の中に閉じ込めたい
貪欲な俺は君には重荷だろうか
他愛のない会話の中
交わる視線の中に
欲望を潜ませる
ただ君を愛していると
side j
君の嫌いなところ
誰とでも距離が近いところ
誰にでも好かれるところ
・・・俺の知らないところで笑っているところ
ねぇ、隣にいてよ
俺と一緒にいてよ
俺を置いて行かないで
手を伸ばしても
もう届かない距離にいるようで
あんなに毎日一緒にいたのに
今は会えない日のほうが多く感じる
会いたい
振り向いてよ
その大きな手で
抱きしめてくれたら
二度と離れない
何気なく差し出された手に
愛を求めてしまう
声に乗せることのない俺の気持ち
君の掌にそっと重ねる
ただ君を愛していると
のりもちさん
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コメント
1件
ゆきさん、素敵な作品をありがとうございます!side hとside jの対比が切なくて美しい…「好きなところ」と「嫌いなところ」が裏返しで、愛の深さが伝わってきました。最後の「ただ君を愛していると」の繰り返しが心に響きます。詩的な表現がとてもエモくて、何度も読み返したくなりました!続きも楽しみにしてますね🌸