ー彩目線ー
最近、kzの会議が無くて暇だなー
よし、今日も頑張って塾行こ。
秀明の玄関の前を通ると、カフェテリアがちらりと見えた。
え?なんでみんなが集まってるの?
今日って、集合がなかったんじゃなかったけ?
もしかして、私外されてる?
・・・そんなことないよね。少しだけ覗いてみよ
「・・・アーヤのこと七鬼、美門頼んだぞ。」
私?よくわからないけど、外したわけじゃなさそうだな。
って、チャイムなってる。ヤバいヤバい
でも、みんなもこっちに来る〜!
急げ、急げ
間に合った、ふう。
結局なんだったんだろ、明日翼に聞こうかな。
先生「・・・この問題、立花を答えろ。」
立花「う、わかりません。」
先生「立花、わからないなら、授業ちゃんと聞けよー。」
立花「すみません。」
はあ、授業おわったー
数学の再テストを受けてたから、遅くなっちゃった。
お母さんが怒りそうだから、早く帰らないと。
?「立花さん、ちょっといい?」
彩「あ、はい」
いつもあんまり喋らない人たちだな。
しかも、Aクラスの人たちだ。嫌な予感がする。
?「あなたが、kzと仲間って本当?」
彩「そうですけど」
?「・・・そう、あなたなんかが仲良くするなんて」
「ごめんね。引き止めて」
彩「あ、じゃあ失礼します。」
あれ、あそこにみんながいる。どうしてだろう
絶対、再テストになんてかからないのに。
でも、喋りかけるのは目立つからそっとしておこう。うん。
「アーヤー、無視はないだろう。」
彩「わ、若武。ご、ごめん。」
「目立ちたくなくって。」
黒木「久しぶり、美門から姫が寂しがってると聞いてね。そうだよな?」
若武「あ、ああ。」
彩「私のことを待ってくれたんだ。先に帰ってくれてても良かったのに。」
小塚「アーヤ、久しぶり。」
彩「久しぶり、小塚君。」
若武「よし、アーヤも来たことだし帰るか。」
彩「そういえば、来る時みんなで集まってよね?何してたの?」
若武「え?見てたのか?」
彩「えっと、私を頼むぞって若武が言ってたとこから見てたよ。」
若武「良かった。」
黒木「これって、言ったほうがいいんじゃないか?」
上杉「いや、立花の性格考えたら、言ったらだめだろ。」
小塚「でも、アーヤに嘘はつきたくないし・・・」
ゴソゴソ
彩「ちょっと、なになに?」
黒木「ごめんね。実は、最近ストーカされて女子中学生が襲われている事件が多いから、調査しようと思ったんだけど
アーヤも女子中学生だからこれから登校と下校、一緒に行こうと思ってね。」
彩「ありがとう。調査しても大丈夫だよ。」
若武「さすが黒木だな。」
彩「え?」
黒木「帰ろうか。」
彩「うん。」
ピンポーン
「どなたですか?」
彩「お母さん、私だよ。」
母「遅いじゃないの。」
黒木「こんばんは。」
母「まあ、黒木くんじゃないの!あがってあがって。」
黒木「すみません。お気持ちだけ受け取らせていただきます。」
母「次はちゃんと付き合ってよ?彩送ってきて。」
黒木「いい夜を。」
彩「みんな、お休み。」
小塚「アーヤ、またね。」
若武「明日は、俺がお前を学校まで送って、帰りも家まで送る。」
明日から、毎日会えるのかー。嬉しいな
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