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うめあえさん、こんにちは! 僕も小説をよく書いていて迷った時にはいろんな人の小説をみるのですが貴方の作品はとても素晴らしいです! ぜひ2話の方も頑張ってください😊 応援しています!
仲間は揃っているが、主人公がいないのは絶望のスタートやな
いやー どうしよう アイロとギンをポタラで合体させてexe倒して、 んでそれだとexeの目的がわかんないから真の黒幕作って、 ハイパーソニック用意して、完結 的なのは良くないっすか?
皆さんどうも!!こんにちは!
うめあえです!!
今回は”しろすけさん”とのコラボ!ということで!!
一緒に制作した、「exeストーリー」を書かせていただきました!
初めての合同作品で嬉しい気持ちでいっぱいです…!!!
exeやソニックの仲間たちでお送りする
「exeストーリー」、ぜひ最後まで見ていってください!!!
※流血表現 ※死ネタ含みます ※実際のexe設定ガン無視です、※本来のソニックキャラ性能もガン無視です。
それでは!! お楽しみください…!!
「rolling around at the speed of sound…♪~」
大きな岩の上でソニックは「escape from the city」の歌を歌っていた。
今日はとても天気が良かった。 空は雲ひとつなく、フリッキーたちは仲間と円を描いてくるくると遊んでいた。なんて平和な日…
「こんな日常が続けばいいのに…まっ、退屈だけどな、」
仰向けになり、独り言をブツブツ言っていると、、
「あ〜!ソニック!!」
どこからか聞きなれた言葉と声が聞こえてきた。
この相手は分かっている、
ピンクのハリネズミの……
「げっ…エ、エミー…!? 」
今日も
相変わらずのエミーから追いかけられる日だ。
勢いよく体を起こしおしりを上げ、走り出す。
そして、今日もまたエミーから逃げる。
エミーは呆れた。
「ちょっと〜!なんで逃げるのよ〜!」
ソニックのあとをおう。
だが、エミーは少し笑みを浮かべていた。
(いっつもそうよ!私から逃げてばっかり!!けど、今日こそは捕まえてやるわ…!
だって、テイルスに協力してもらうんだもの…!!!
<計画!>
その1! ソニックの行先をテイルスに確認してもらう!!
その2! テイルスに作ってもらった新型スマートウォッチで位置を教えてもらう!
その3! テイルスがソニックの行く先々で妨害してくれるから、私はただ走っていくだけ!!ソニックを追いかける度に鍛えられてるから、足は早いわよ〜!
てなわけで、私の計画は完璧よ!)
「もう、!ソニックったら!今日こそは追いついて見せる 〜!!」
ビュンッ と風をきって走っていくエミー。
遊んでいたフリッキーたちも2人の競争を見ていた。
「ソニック…! 待ちなさ〜〜い!!!!」
「エミー?! 」
(速くないか、、? まずい、追いつかれる、、!!)
ソニックもあまりの速さにびっくりしたのか、もっと速く走っていく。
どんどんとソニックの背中が小さくなっていく。
(、このままじゃ追いつかない…!!)
するとエミーの頭にあるアイディアが浮かんだ。
エミーは勢いよく道を外れた。
近道を通るために木々をかき分け走り出す。
先回りをするつもりらしい…。
(さすがにもう来ないだろ… )
ソニックは走っていた足を止め、振り向き、エミーをみる。
だが、、そこにはエミーの姿がなかった。
あの高い声も聞こえなくなっていて、、 サラサラと吹く風の音だけが聞こえた。
「エミー、、?」
彼女の名前を呼んでも返事がなかった。
「ソニックゥ!!!♡」
エミーが道の横から現れた。
そして、やっとの思いでソニックに飛びつく。
エミーの両手がソニックの左手に触れる。
(やった…!!! ついに!)
「ソニックゥ!!🌹💕︎」
エミーがソニックの左手を握り、引き止め、
ソニックを振り向かせようとする。
「やっと!!やっと捕まえられた!! ソニック、言ったでしょ!今日こそは逃げられないって…!!! 」
ソニックは前を向いたまま、こっちを見ず、何も言わなかった。
エ、エミー〜… 、離れろよー…
と、言われると思っていたのに…
エミーはキョトンとし、 すぐに卑しい笑みを浮かべる。
「なぁにぃ?そんなに私に追いつかれたのが悔しいのぉ…?(¬¨̮¬) 」
からかうように言ってみた。
でもソニックは何も言わず、エミーを無視し続けた。
エミーは眉をよせる。
(いつもなら嫌がって、私から離れたがるのに…… )
「なんで無視するのよ…ソニック…
そんなに、、私の事…嫌なの …?」
沈黙が流れる。
エミーはソニックの手をまた握り直そうと、手元をさわさわしていると、
手袋が濡れているように感じた。
見てみると、
そこには “赤い” 液体がついていた。
「…?!」
エミーはびっくりし、目を丸くする。
「そに…」
エミーはソニックの肩に手を伸ばした。
「ハハハ…ソニックだと思ったのか…?」
ソニックはそういうや否や、エミーの手を振り払い、蹴り飛ばした。
ソニックの足がエミーのお腹にめり込む。
エミーは後ろに勢いよく飛ばされ、尻もちを着くように地面に落ちた。
赤いスカートに茶色の砂の汚れがつく。
「コホッ コ”ホッ…!! 」
咳き込むエミー。
エミーは眉根をよせ、
「……あなた、、んっ… ソニックじゃないわね………
あなたは誰なの、、 それに……なんでソニックの見た目をしているのよ!」
エミーは地面に手を付き立ち上がる。
ハンマーを握り、ソニックに指さした。
口からはくちびるが切れたかのように血液が出てきていた。
ソニックはまぶたを狭める。
「…貴様が知る必要はない 」
そう言うと手を上に上げ、手のひらに赤い光をため始めた。
所々に黒い光も混ざっていた。
エミーは息を飲み、後ずさった。
「…な、なにを…」
ドク… ドク…
「エミー!」
「あぁ!! 」
エミーは横から突き飛ばされたその瞬間…
禍々しい光線のようなものが発射された。
ドゴーーーーン!!!!!
地面がボロボロに砕け、花や雑草が一瞬にして灰になった。
(だ、だれ…)
キーーーーーーーーン……
(耳鳴りがする、、、 )
エミーが転び、目をあけると
そこにはお目当ての彼がいた。
ロイヤルブルーの身体に、赤い靴を履く彼
ソニックはエミーを守るため、横に飛ばそうとタックルをしたのだ。
「ソ、ソニック、?!」
(ソ、ソニックが…ふたり、、?!)
混乱し、目が泳ぐ。
「手荒な真似ですまない、、それより、
エミー!!怪我はないか、、?! 」
ソニックはエミーの体をおこして、隅々を見まわす。かすり傷はあっても、大きな怪我はなさそうだった。
「立てるか…? 」
ソニックはエミーに手を差し伸べる。 エミーはソニックの手を取る。
「私は大丈夫…… でもソニックが、ふたr…」
立ち上がろうとした、、その瞬間…
(…チッ、、)
グサッ……
「ヴぁ、」
エミーの眉間に、なにか鋭利なものがあった
視界に広がるのは、赤い液体がついた真っ黒な針
薄いだいだい色が赤色に染まっていくところ
鼻につく鉄のにおい
真っ赤なものが地面にポタポタと落ちた瞬間…
エミーは
頭が真っ白になった。
ドサッ…
「…ぁ… ぁ… 」
震える手
視点の定まらない緑の目にうつる真っ赤な地面
その奥で嘲笑うソニックに”似た”奴
何もかもがエミーを混乱させる
塞がらない口から息がもれる
エミーは膝から崩れ落ちた。
「エ、、、み……」
ソニックはエミーに不自然な作り笑顔を見せた。
「 ん〜ん、よく似合ってるぞ〜… ソニック。 貴様が隙など見せるからだ.. 」
ソニックを後ろから刺したあいつは不気味に笑っていた。
エミーの手にはソニックの手が握られていた。
「…!!ソニック… ねぇ、返事してぇ…お願い……ソニック、、ねぇ、、、!」
彼の身体をさすってもびくともせず、ただただ血が腹からもれているだけだった。
ソニックの口からは赤黒い血が出てきていて、目は中途半端に開けられていた。
「……う、、、そ…」
大きな雫がソニックにこぼれおちた。
「…好きだった者を庇って死ぬとは… 余計なことを…」
青い殺人鬼は針についた血を指ですくい上げ、舐めながらエミーに話しかける。
エミーは肩を震わせながら立ち上がった。
拳をギュッとにぎる。
すると、エミーの足元から黒い影が湧き出ていた。
頬にあった水滴も上に登っていき、弾け飛ぶ。
その影はみるみる伸び、エミーをのみ込む。
あんなにピンクだった髪も体も
真っ黒になった。
「…よ、よくも……私の、、、ソニックを…」
奴はフフッと笑った。
「エミー、上手くいってるのかなぁ、、 ソニックのことだし逃げられちゃったりして…」
テイルスはトルネードに乗って、エミーから任せられた”任務”も終えて、2人の状況を見に来ていた。
「上手くいってるといいけど…」
(そうじゃないと僕の苦労も水の泡に…(==;) )
(そ、そういえば… なんか曇ってきてるなぁ、、 さっきまで晴れてたのに…)
生ぬるい風が吹いていた。
テイルスはエミーたちを探すため、上から覗き込むように、探す。
すると、そこには赤いカチューシャをはめた人がいて、テイルスは手を振りながら近づいていった。
「エミーだ!! エミー!!! それに……
そにっ…、、、」
「えっ…」
視界に入り込んだのは信じられない光景だった。
そこには血だらけのソニックが横たわっていた。お腹には大きな穴があり、なんともグロテスクな状況に。
その近くには真っ黒なオーラを放つ、エミーの姿が。
そして、見覚えのあるソニックに似た
あいつも。
テイルスはトルネードをとめた。
そして、一心不乱にソニックの元へ駆け寄っていた。
足取りは産まれたての子鹿のように、おぼつかなかった。
「ソニック…?! 」
身体を揺らす。そしてテイルスは自分の手をソニックの口元に持っていく。
ソニックは息をしてないようだった。
「そんな………ダメ、ソニック、ダメだよ…」
テイルスは、両手をソニックの腹に持ってきていた。
今更血を止めようなんて無理な話かもしれないけど…
(……お願い……! )
テイルスは下を向いていた顔を上げた。
視界が水で霞む。
テイルスの視界にエミーが映り込む。
(………黒い影が…… ッ!!)
「…エミー!?ダメだよ!!落ち着いて!!」
エミーの周りの影がハンマーの形へと変形していく。
徐々にエミーの髪もさかだっていく。
「テイルス… ? ソニックを頼むわね、、私は仕事があるわ…」
影で作られたハンマーを強く握る。
こっちに振り向いたエミーは、
どこか悲しそうな顔をしているように見えた。
エミーはテイルスを見つめた。
( お願いテイルス… どうか、彼を、、ソニッ クを救って……!!!!)
テイルスにはそう聴こえた。
「……っ…?!」
(今の自分じゃ…奴とろくに戦えない、、
ここで僕が下手なことしても、余計自体が悪化しちゃうかもしれない…
…僕は逃げることしか…できないの、?)
心がズクッと痛む。
テイルスは唇を噛み締める。
そして、意思を固め、立ち上がった。
「…んっ!!」
2本のしっぽでソニックを持つ。
トルネードまで走って運んだ
いち早くソニックを安全なところに連れていきたかった。
もう手遅れでも、、諦めたくなかった。
親友だったから。
テイルスはトルネードに乗り込み、ソニックと共に飛び立って行った。
(ソニック…ソニック…ソニック…!!!)
大きな雫がテイルスの頬をつたった。
「…チッ これだからガキは嫌いなのだよ…」
ソニックexeは大きな音で舌打ちをする。
エミーは左足を後ろにさげる。
ザリッとエミーの靴の裏が擦れる音がする。
「…あなたの相手は私よ、?よそ見をしないで欲しいわ… ね!!!」
エミーは後ろ足で地面を蹴った。
そしてソニックexeの後ろに走り、回り込む。
音速よりも早かった。
ブォンとハンマーを振り上げる。
(もらった…)
ソニックexeは目で追えていない様子で。
ソニックexeの頭に当たる瞬間…
ガシッ…
「…遅すぎだ。エミー」
ソニックexeはエミーのハンマーをガシリと掴んだ。
(クソッ…)
いくら引っ張ってもビクともせず、
「っ… んっ!!はな、、せ!!」
できることは蹴るぐらいだろう。ここでハンマーを離すと、奪われて逆に利用される。
エミーはそう思い、思いっきりソニックexeを蹴った。
エミーの両足がソニックexeの腰にヒットする。
パキッ…
後ろから蹴られ、少しよろつく様子を見せる青い殺人鬼は蹴られた衝撃で手からハンマーを離した…
かと思えば、ソニックexeの手には真っ黒な棒状なものが握られていた。 ハンマーの持ち手が折れたのだろう。
握っていたものはサラサラと粉状に変化し、風に吹かれて、どこかへ飛んで行ってしまった。
エミーはジャンプし、ソニックexeと距離をとる。
「まさか私のハンマーが折れるなんてね…まぁいいわ、いくらでも生成できるから、、、」
体にまとったものがエミーの手に引き寄せられていく。
ボッと簡単にハンマーを生成し、相変わらずの真っ黒のハンマーが手に握られた。
( 主 ⤴エミーがハンマーをいくらでも生成できるような原理はソニックXの「風の思い出」にてあったので使わせていただきます、、笑)
「あなたを倒す…!!」
ドガッ…!!!!!
鈍い音がなる。
エミーは地面をハンマーで殴った。
地震が起きたぐらい揺れている。地面がボコボコと爆発するように膨れ上がっていく。
そして火山のように土が散っていく。
「、地上は無理でも、地中はどうかしらね…?」
舞い上がった土で視界を遮られる。
ソニックexeは棒立ちで目を瞑っていた。
土の中から、ハンマーらしきものがソニックexeの真下から上がってこようとしている。
「…」
それを簡単に避けるソニックexe。
避けられたハンマーは空中へポーン…と飛んで行った。
いとも簡単に避けられ、少し期待はずれだったエミーは舌打ちをした。
「そんなものか… 少しは期待していたのだが、、」
首を横に振りながら残念そうに言うソニックexe。
ため息混じりで、まるで人を馬鹿にするような言い方だった。
腹を立たせるかと思えたが…
エミーの口角が少し上がった気がした。
ソニックexeはそれを見逃さず、 笑うのをやめる。
「何が面白い… 」
少し不機嫌にエミーに問いただす。
俯いていたエミーは降参とでも言うように、両手を上にあげ、言った。
「私を甘くみてると、、痛い目にあうわよ… 変態さん… ?」
不吉な笑みを浮かべながら、ソニックexeを睨んでいた。
ソニックexeの耳が微かに動く。
(まさかっ… ?!)
即座に後ろを向く。
ハンマーが勢いをつけながら、ソニックexeに向かってきていた。
エミーの避けられたハンマーはブーメランのように、エミーの手元に帰ってくる仕組みだったのだ。
もうほんの数センチにまで近づいていて、ソニックexeは逃げるひまもなく…
「くそっ… 」
ドッ…グチャ、
ハンマーはソニックexeを貫通して、エミーの両手に戻ってきた。
ソニックexeの身体が真っ二つに割れる。
「…こ、こんな所で…死んでたまるかぁ…」
真っ黒だったハンマーに赤黒い液体がかかっている。地面にポタポタと落ちていた。
「あなたこそこれで終わりなのね… 期待した私がバカだったわ… 」
エミーはとどめをさそうと、ソニックexeに近寄っていく。
すると、、ソニックexeの死体はみるみる溶け始め、自分の意思を持っているかのようにうねうねと動きはじめる。
ピチャ… ビチャ…
これ以上近づいたら危ないと感じたのか、エミーは歩む足を止めた。
「…オモシロイワザダナァ、、
まぁ、私には全く効いていないがな… 」
青いドロドロはその場で立ち上り、ソニックの形状になっていった。
「…、 」
こんなにも気持ちの悪い復活の仕方に、さすがのエミーも引き気味になる。
「なるほど… あなた、死なないのね… 」
エミーがソニックexeに問いかける。
「そうだ、貴様が何をしようと、死なない私からしたらどんな攻撃も屁でもない 。 不公平なんて言うなよ…? 」
ソニックexeはニヤリとわらいながら、エミーに話す。
まさに八方塞がりの戦い。 エミーにとっては不利すぎる状況。
(私がハンマーでやつを殴っても、何も与えられないのか… なら、一体何を、、 )
立ちすくむエミー。
(な〜にぼーっとしてんだよ.. )
耳をほじりながら退屈そうに足をパタパタさせるソニックexe。
「…貴様から来ないなら私から行くぞ、」
ソニックexeは人差し指立てた。 先の方から何やら怪しい光が…
その光は一つにまとまっていき、、
その様子を見つめるエミー。
ソニックexeはまたいやらしく笑みを浮かべる。
「おおっとぉ〜!! 間違えたぁ〜〜!」
転ぶ様子をわざとらしく見せながら
ソニックexeは空の方へとビームを発射した。
そのビームはカクカクと曲がり、空に浮かび、留まっていた。
「何よあれ…」
エミーは上を指さしながら、呆れた顔で言う。
ソニックの腹を刺したり、溶けたり、浮かんだり色んなことができるはずなのに、こんな無意味な攻撃…
でも、、どこか怪しい…
パチッ…
ソニックexeは指を鳴らした。
すると上で右往左往していた光のまとまりが、光ほどの速さで一直線に空を進んで行った。
その様子は雷のようで…
エミーは ハッ…! とした。
その方向は…!!
(クソッ…やられた、!!! )
「テイルス!!! 」
「ソニック… 」
口から自然とでる彼の名前。
(あぁ〜、!ダメだよ僕、!!! 今は目の前のことに集中するんだ、、!! まずは安全にソニックを….)
「… 僕ならできるよ……」
テイルスは呟いた。口からフゥ、と息をつく。
ギュ〜、!!っとハンドルを強く握った。
後ろに乗っているソニックをバックミラーで確認する。
包帯でお腹の部分をぐるぐる巻きにして、血を出させないようにしていた。
すると、
ビービービービービービー!!!!!!!!!!
警報器から音が鳴った。 今まで聞いたことの無いほどの大きい音で…
テイルスの身体が大きく反応した。
「えっ?! 何なに!!」
テイルスはびっくりしながら警報器に視線を落とす。
後ろからとてつもない速さで迫ってくる
“何か”が画面にうつし出されていた。
「っ?!!!!」
このままじゃ、まともにぶつかっちゃう…!!!!
命の危機を感じたテイルスはボタンを押し、飛行機にシールドをつけた。
「ヴゥゥ〜!!!!!!!!!」
そして思いっきりハンドルを右にひねった。
トルネードは勢いよくみぎへ回った。
ひとつ避けてもまだまだ来る謎の光。 明らかに自分の意思を持って、追尾してくる。
一体何があったというのか…
追いつかれないよう、テイルスはもっとスピードを出した。
「トルネード…! 耐えてくれ、!!」
ギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!
今度は高度をあげて、 雲で視界を遮りながら逃げていくことにした。
右へ左へ、ハンドルを勢いよくきった。
やがて光どうしがぶつかり合い、全て消滅した。
「やった… 逃げれた、! 」
やっとの思いで、上手く逃げ切ることはできた。
だが、
ボンッ…!!
手荒な操縦にトルネードはついていけないらしく… ついにはエンジンが壊れ…
ボッ…
「うそ!!! 」
下へと墜落することになった。
「テイルス…!!!」
「貴様の友達もやらもこれで終わりだな、気の毒な終わり方だ…
あの忌々しく、英語混じりの話し方をする薄汚いネズミがいないだけで、こんなにも早く倒せるとは…
フッ… 」
エミーはずっとテイルスを見つめていた。 灰色の雲にポカンとある赤い飛行機… みるみる下へ落ちていた。
(ソニック… !!!テイルス… !!!)
口には出さないが、心の中で叫んだ。 この苦しみを言葉で表すのはどれほど難しいことか…
「最初から貴様は私の相手などつとまるはずがなかろう… 弱き者は出しゃばるんじゃない… 」
ソニックexeの言葉はエミーの心を切り裂いた。
口が震え、視界が霞んだ。
そして考えたくもない弱音が頭に浮かぶ。
(いっそ…
「もう頑張らなくていいよ 」って、
言ってくれないかな……
そしたら、またソニックと会え … )
エミーの目から光が消えていく。 そして、、
黒くまとったあのオーラも風に乗ってどこかへ飛んで行った。
全身の力がフッとぬけ、 足から崩れ落ちた。
自然と瞼が下へと下がっていった。
(私が… なんとかしなきゃいけないのに、、 ソニックの仇をとりたいのに、、 )
頭では分かっているのに身体は全く言うことをきかなかった。
エミーは地面の土をぎゅ〜… っと握った。
雨も降っていなかったのに土が濡れていて、
誰かのなき声がグリーンヒルを包んだ。
「Hey !エミー!! 」
エミーの耳がピクリと動いた。
聞きなれたこえ… 喋り方…
「ソニッ….ク、、? 」
ぽつりとつぶやくエミー。
俯いた顔を恐る恐る上げる
エミーの目がカッと開いた。
目の前に映る彼はザリッ、ザリッと音を立てながらこちらに歩いてくるようだった。
そして立ち止まると、しゃがみ、手をエミーの顎に持っていった。
「なんて悲しい顔をしてるんだエミー、、お前には似合わないぞ、、? 」
目の前には、あの死んだと思っていたソニックがいた。
ソニックは満面の笑みをエミーにみせた。
「、、?!ソニック… ソニックなのね、!!!!! 」
エミーは座り込んで力も入らなかった足に力をいれ、ソニックに抱きついた。
「H.hey ?! What’s wrong? エミー ?? 」
笑いながら言うソニック。
目の前にいる彼は、幻覚なんかではなく、 しっかり生身だった。ソニックの温もりを感じた。
「そんな、、先に行っちゃったかと…ウゥ…
ソニックゥ〜…!!!!
今度こそは、、絶対に離さない〜…!!! 」
今までのつらい気持ちがいっぱい溢れ出た。
ソニックは背中をポンポンとしてくれて…
いつもより優しくしてくれて、もっと涙が出てきてしまう…
ソニックはエミーを剥がし、エミーの目をまっすぐ見た。
「…こんなボロボロになるまで、、
エミー、よく頑張ったな… 」
ソニックは手をエミーの頭に持って行った。
そして、優しく撫でた。
「ウッフフ! ソニックのためならいくらでも頑張れちゃうわ!!! 」
撫でられて嬉しそうに笑うエミー。左手の甲で涙を拭った。
こんな幸せな空間…ずっと望んでいたこと。
ずっとずっと…続けばいいのに…
すると、ソニックの左手がエミーの腰に添えられた。
右手の親指が、エミーの唇に触れる。
「なぁ、、エミー… 俺、ずっと… 」
ソニックは瞳を閉じながら、エミーに顔を近づけていく。
「えっ…ソ、ソニック…//? 」
ドキドキする心臓を抑えることはもうできないだろう… この一瞬が、、
(最高な時になりますように…)
エミーが目を閉じる。
キスをする瞬間…
ソニックはまたドロドロと溶け、ロイヤルブルーの毛並みが濃ゆくなった。そして、目は真っ黒に染まり、血の涙を流した。
(フッハハハハ… これで終わりだエミー…,!!!!!)
手を後ろに振りかざす。
すると、ソニックexeの後ろに時空の歪みができていた。
「…カオスコントロール!!」
時空の歪みから、黒い影が出てきた。
「なにっ…!? 」
ソニックexeは振り返った。
影の脚がソニックの頭に当たる。
みるみる頭は上へと飛んでいった。
「エミー!立てるか?! こっちに来い!! 」
エミーの肩をガシッと掴むのは、あの石頭のナックルズ。
エミーは首が取れそうになるほど強く揺さぶられた。
急な振動にびっくりし、エミーは目をあけると、目の前には頭のないソニックがいた。
「っ…!!??!!!」
さっきまでキスをしようとしていた彼が、今や頭のない化け物。
おまけに体も溶け始めていた。
青黒いドロドロがエミーの赤いスカートにベチャベチャと落ちる。
エミーはやっと気がついた。
自分は騙されていたと…
あれはソニックでは無い、
偽物だと。
一方テイルスの方では、、
落ちている二人。
ソニックの手をつかもうとテイルスが手を伸ばしても僅かに届かず、、
「ソニック…!!! 」
(僕、、ソニックすら守れずに死んじゃうんだ、、)
大きな雫がテイルスの頬をつたり、上に登っていく。
下には針があった。
(ぼく、このまま針で刺されて…… )
目を閉じ、死を覚悟した。
身体を丸めて、ソニックを見つめながら…
(ごめんね…ソニック、、、)
すると、2人の体が一瞬にして、フワッと浮いた。
落ちている感覚が無くなって、不思議に思ったテイルス。
「……ん、? 」
おそるおそる目を開ける。
空に銀色に輝く何かが浮いていた。
「大丈夫か!2人とも!!」
水色のエネルギーのようなものをまとう彼は、2人を高いビルの屋上まで連れていった。
テイルスはただただぼーっと、銀色の彼を見つめていた。
「エミー! 立て! 早く逃げろ!! 」
ナックルズに手を引っ張られながら、思うように動かない足を動かした。
「……」
どんどん遠くなっていくシャドウの背中に、どこか安心するような気持ちになるエミー。
自然と頬に水が流れた。
ドロドロしたものは、またソニックみたくなった。
空中に飛んで行った頭はどこへ行ったのか…
風が2人の針をなびかせる。
「、フン、 貴様はシャドウと言ったか… 会えて嬉しいぞ、」
ソニックexeは深くお辞儀をした。
「…貴様が私の頭を蹴り飛ばしたことに関しては気にしないでいい、許してやろう…」
ソニックexeは頬のところを指先でちょんちょんとした。
シャドウは右足を後ろに下げた。
「僕がしようとしているのは許しを乞うことじゃない… 貴様を倒すことだ。 」
カオスエメラルドを前に持ってくる。
ソニックexeはフッと声を漏らす。
「戦う気なのか… なら、、歓迎してやらないと……」
ソニックexeがパチンッ と指を鳴らすと、 真っ黒な境界線ができた。
生暖かい風が吹いてくる。それと一緒に嗅ぎなれた血の匂いも漂った。
そして、ゲートからたくさんものexeが出てきた。 みんな不気味な雰囲気を醸し出していた。
「私に抗うのなら、青く薄汚いネズミのように、殺してやろう…」
シャドウのまぶたがぴくりと動き、表情がもっと固くなった。
「……」
無言でソニックexeをにらむ。
ソニックexeらもシャドウを睨み返す。
冷たい風がグリーンヒルを吹く。
「エミーはここにいろ、いいな。」
ナックルズに連れられ、建物の中に逃げ込んだ。 そして、椅子に座らされた。
周りにはモビウスたちや、グリーンヒルに住んでいた住民たちが避難していた。
ここは避難所らしく…
みんなまとまり、毛布にくるまっていた。
ナックルズは建物内から出ようと、出口の方へ足早に歩いていった。
「ま、待って、、ナックルズ… 」
ナックルズの手を取った。
「どこ行くつもり、、? まさかあの化け物と戦うつもりじゃ… 」
ナックルズに問う。
さすがのナックルズでもあの化け物の相手はできないと、そう感じたからだ。
ナックルズは歯を食いしばった。
「…… そのまさかだ。 やつを止めないと、グリーンヒルは、もっと…危険にさらされる。」
ナックルズの声のトーンが少し下がった。
エミーは続けた。
「でも、、あなたが危険に巻き込まれちゃうわ… あの何しても効かなかった化け物に立ち向かおうなんてどうかしてる… ここは逃げるべきよ…」
その考えを変えて欲しいという気持ちを込めて、ナックルズを説得しようとする。
「…俺を止めないでくれエミー。 ほかの仲間もよんで奴を倒す…俺一人って訳じゃない、
あいつの顔面に俺様のパンチを食らわせてやる、、そうしないと、気が済まないんだ… 」
ナックルズはエミーの手をバッと振り払って、建物から走って出ていった。
「ナックルズ…」
エミーはナックルズが見えなくなるまで、建物の外を眺めていた。
シャドウの背後から、ナックルズが駆け寄った。
「シャドウ… 言われた通り、エミーを避難させたぞ、」
「… 」
シャドウは瞬き、 ナックルズは頷いた。
「…それより誰だこいつら…俺たちにそっくり…」
ナックルズは不思議そうに指をさしながら、シャドウに問う。
「これはexeだ、僕らの敵、
……厄介な奴らだ」
シャドウとナックルズはお互い背を向けあい、ソニックexeらに構える。
「1人増えたな… まぁ良い… 」
卑しい笑みを浮かべた。
「シルバー… 僕たちを助けてくれて、ありがとう、、 」
テイルスはシルバーを下から見上げながら言う。
「大丈夫さ、気にするな… 」
シルバーは手袋を深くつけ直した。
テイルスは立ち上がった。
「…でも、どうして僕らのところにいたの? 君は未来にいて、過去の僕たちの状況なんて分からないはず、、」
シルバーは身体を伸ばしながら言う。
「……ちょうどこっちに遊びに来てたんだ、そしたらこのざまだ、 “二人”を助けられて良かったけど、、」
「…」
テイルスは視線を落とした。
シルバーは奥にいるソニックに気づいた。
明らかに息をしていなかった。
「?!ソニック!? 何があったんだ!」
シルバーはびっくりしながら、ソニックに駆け寄った。
全部説明、、
「…なるほどな、、エミーは大丈夫なのか? それにソニックも、、」
「もう、、ソニックは…」
口が震え出す。 顔が少し歪む。
「…希望はあるさ、捨てない限り、、 7つのカオスエメラルドと、ソニックを1番に思う者のキスがあれば、、」
(主 ⤴新ソニでのエリスをエミーに置き換えてやります、、笑 シルバーがどこかロマンチストみたいになってますが、、そこは目をつぶってください……笑)
シルバーは手際よく、ソニックのお腹の処置をしながら言った。 傷口を塞ぐように新しく包帯を巻いていった。
「 キ、キスなんて…シルバー、、そんな方法どこで、、」
かなりの具体的な方法で少しびっくりした様子のテイルスを横目に、 シルバーは続けた。
「まだソニックの魂はこの世界に漂っているはず… はやくエメラルドを取り返すんだ、そして、 エミーに…」
「…カオスエメラルド、、奴らが持ってるってこと、、それって………」
ザリッ…
音がした。
後ろから、誰かが来る気配がした。
気づいたシルバーは、とっさに超能力で針型をつくり、振り向いた。
自分らにシールドを作りながら。
そこに居たのは…
「、、シルバーさん、、? テイルスさんまで、!!!」
「ク…クリーム?! 」
そこにはクリームと、チーズ、 ヴァニラの3人がいた。
「っ…! わ、わるい」
シルバーは手を下げた。
「ど、どうしてここにいるの? 」
テイルスが問う。
ヴァニラが前に出た。
「…私たちは今日ピクニックに出かけていたんです。 とっても天気が良かったから、、 ですが、、急に天候が悪くなってしまって、建物の中に避難したのです。
そして屋上まで来てみたら、テイルスさんや、シルバーさんがいて… っ?! 」
すると、ヴァニラはソニックに気づいた様子で、
咄嗟にクリームの方に振り返り、クリームの前に立った。
「ねぇ、クリーム、お外は寒いわ、中に入ってなさい… 」
「はぁい、お母さん… 行こ、チーズ! 」
「チャオ! 」
クリームが屋上から出ていき、バタンと、しまったドアの音が聞こえた。
ヴァニラは顔の前に手をやり、口をおさえた。
「ソニックさんに何が…? 」
テイルスとシルバーは息を飲んだ。
アイコンタクトを取り、 そしてお互い心を決めた。
テイルスとシルバーはさっきの場所へと飛んで行っていた。
「ソニックのことヴァニラさんに任せたはいいけど、、僕ら、どうしたらいいんだろう。 」
シルバーからの返事はなかった。
「… 」
お互い黙っていたが、シルバーが口を開いた。
「…テイルス、 多分、ソニックexeの狙いはあんただ、 十分気をつけろ… 」
急なシルバーの言葉に驚きを隠せないテイルス。
「へっ、?! ぼ、僕、? でも、なんで… 」
とっさに聞き返した。
「 …それは、 俺にも分からない…けど、予感がするんだ。」
「…… 」
テイルスはシルバーの発言を変に思いながらも、その場に向かった。
「2人がいて心強いな、 」
ナックルズとシャドウの上から、2人が降りてきた。
2人は可憐に着地し、芝生を踏んだ。
「シルバー… 君もいたのか。 」
シャドウが言う。
「全部テイルスから聞いた。 大変なことになったな…ソニックが、、、まさか…… 」
するとナックルズが首を傾げた。
「ん?あいつになんかあったのか、? 」
テイルスははっとした。
(そ、そうか… まだナックルズもシャドウもソニックのこと知らないんだっけ…… )
テイルスは眉を下げた。
するとソニックexeが口を開いた。
「奴は死んだ。 私によって殺されたのだよ… なんて哀れなんだ… 女を庇って死ぬとは、、 」
ソニックexeは挑発気味に言った。
シャドウの耳がピクリと動いた。
ナックルズの目が泳いでいた。
「……ソ、ソニックが、、死んだ……? あいつが、、、 」
ナックルズらしからぬ動揺さに、ソニックexeはニヤける。
「どうりでここにいないわけだ、、 」
シャドウが呟いた。
「……それで少し提案なんだが…今俺たち1つのカオスエメラルドしか持ってないだろ…? 」
「…これか、 」
シャドウが緑のカオスエメラルドをシルバーに差し出した。
シルバーは頷く。
「そう、シャドウが持ってるやつ…」
緑のカオスエメラルドをシャドウから受け取る。
「一目見てわかった。 あいつら、すごいパワーを持ってる… 恐らく、これ以外の全てのカオスエメラルドを持ってるんだ… でも、エッグマンみたいにどんな方法で悪用されるか分からない。 だから、どんなことよりも早く、カオスエメラルドを奪い返さないと… ソニックだって、生き返らせないと………」
ナックルズがシルバーに振り返る。
「…カオスエメラルドの力だけで、ソニックを生き返らせることができるのか…? 」
みんながしーんとする中…テイルスは力強くこくりと頷いた。
「そうだよ…! ソニックは強いんだ… 絶対生き返る、、 どんなに難しくても、絶対に生き返らせて見せる…!!! 」
テイルスはやる気に満ち溢れていた。
ナックルズもそのやる気に圧倒されたのか、表情が少し緩くなった。
「………そうだな… あいつは俺みたいに我慢強くて、 それにバカだ… 今頃も俺らの周りにいるだろうな… 」
ナックルズは思い出すように言った。
シルバーはみんなの顔を見ながら言う。
「話が早くて助かる… 」
ずっと話を聞いていたシャドウの口角が少し上がる。
「ふんっ… なるほど、面白そうじゃないか、」
ザッ……
4人は並び、exe軍団を睨んだ。
ソニックexeは宙に浮き腕を組んだ。
「ほほぅ… 面白い、 私からエメラルドを盗ろうと言うのか…できるものなら、して見せてみせよ…!!! exeども、行け! 」
ソニックexeは手をビシッと前に振りかざした。
その途端、たくさんのexe達がスピンダッシュして突撃していった。
ギュイイイン…!!! ギューーー、!!!
シャドウはカオスエメラルドを顔の前に持ってくる。
そしてジャンプし、指先にパワーを溜めた。
「…!! カオススピア!」
ほとんどのexeに命中。exe達はドロリと溶け、スピードが遅くなった。
だが、ナックルズexeだけは地面に潜り込んでいて、無傷だった。
地面に着地したシャドウを下から殴り飛ばした。
「グッ…!!! 」
シャドウが宙を舞う。
(な、なんて力…!! クソッ油断した…!!!!!!! )
ナックルズexeはすぐさま宙に浮かび、シャドウを地面に叩きつけようとする。
すると、ナックルズexeの顔に横からパンチが食らわされた。
「おめぇの相手は俺だ!!うるらァァ…!!」
ナックルズはナックルズexeにパンチした。
横へと飛ばされるナックルズexe。木に叩きつけられ、木が折れてしまった。
ナックルズはシャドウを支えながら、地面に着地した。
「大丈夫か? シャドウ! 」
ナックルズの肩にかけられていた右腕を引っ込め、シャドウは体に着いた砂汚れをパラパラとはらった。
「こんなもの痛くも痒くもない。 」
君の助けなどいらないとでも言うように、シャドウはすぐさま敵の方へ走っていった。
「…なんだよあいつ、、助けてやったのによ… 」
ナックルズが不貞腐れたように言う。
「… ありがとう、助かった。 」
シャドウはカオスエメラルドをまた構え直した。
シルバーexeは超能力で針型を作る。 それも大量だ。
「…僕の相手はあんただね、」
浮かんでいる相手は漆黒のオーラを身にまとっている。
シルバーも同じく浮かび上がり、背後にエネルギーボールを無数につくった。
ふぅ… と息を整えた。
「…そうだ!かかってこい!化け物!」
シルバーexeはフッと笑うと、シルバーに向かっていった。
シルバーも超能力でバリアを作り、向かっていった。
「…テイルス、貴様は私とだ」
ソニックexeは手を前にやり、クイッとした。
テイルスはソニックexeを強く睨んだ。
(前の僕なら、、逃げ出していたかもしれない… でも、、 今日は絶対に… !!!!! )
拳を握りしめた。
「…!! いくらソニックでも手加減しないよ!!」
後ろに手をやり、背中からレーザー銃をだした。 そして力強く両足で地面を蹴り、上に飛ぶ。
空気抵抗もなんのその、テイルスは空中戦でソニックexeに挑んだ。
「ほう、空中戦か。 面白い…」
ニヤリと笑うと、ソニックexeは追いかけるように音速でテイルスに向かっていった。
「はぁっ!! 」
両手に銃を装備し、次々と打っていく。
動きが早すぎて全く当たらないのだが、少しでも飛行の邪魔になれば…そして、隙を作って…
すると、視界からソニックexeが消えた。
「ど、どこに、、 」
せわしなく動きながらソニックexeを探し始める。
(ま、まさか…透明化、? そんな、あるはずない… こんな時に見失っちゃうなんて、、)
テイルスが焦り始め、キョロキョロしていると、
「どこを見ている?」
テイルスの瞳孔がカッと開いた。
ソニックexeはテイルスのすぐ後ろにテレポートしていたのだ。
(そんなっ… 瞬間移動の能力まで…!!)
避けようとしたが、遅かった。
しっぽをがっちりと持たれてしまった。
上手く飛べなくなり、 隙だらけの状態に。
「 …うわぁ?!! ……は、はなせぇ!!! 」
じたばたし、しっぽを掴んだソニックexeの手を何回も蹴ったが、ビクともしなかった。
「…そんな弱い蹴りで吹き飛ぶとでも思っているのか… ふっ…!! 」
ビリィッ…!!!
ソニックexeは掴んでいた方の尻尾を千切ってしまった。
「ァ゙ァッ…!! 」
テイルスに激痛が走る。
しっぽがちぎられ、飛べず下に落ちて行った。
(痛い…痛い… !! )
ソニックexeはその様子をまじまじと見ていた。 手には黄色いしっぽが握られていた。
ソニックexeはニヤッと笑った。
「….気に入った… 」
するとソニックexeはテイルスの落下地点に瞬間移動した。
そして落ちているテイルスの身体を見事キャッチ。
テイルスはあまりの痛さに気絶していた。
「貴様ら、撤退だ」
パチッ
ソニックexeはまたもや黒い結界を生成し、歩いて逃げていった。
次々とexe軍団もソニックexeの後を追うように続いて行った。
「逃がすか!!!! 」
シルバーがもうすぐで閉まってしまう結界に駆けて行ったが、間に合わず…
目の前で閉じてしまった。
「そんなっ…, 」
黒い結界は綺麗さっぱりなくなり、 黒い雲から光が差し伸べた。
暖かい光がグリーンヒルを包む。
「….」
「クソッ…逃げやがった、、! 」
シャドウもナックルズも、びっくりした様子で、空を見上げていた。
「…テイルスが、、さらわれた、、 」
ボソッとシルバーが言った。
沈黙が流れる。
「……後を追おう、奴らが行くところといえば、、」
ナックルズが冷静にこの場を取りとめようとした。
シャドウが腕を組んだ。
「奴らはそう遠くはいっていないはず… 絶対に探し出して、テイルスを助けるんだ。
ソニックも… 」
3人は一斉にうなずいた。
冷たい風が3人の針をなびかせた。
はい!!! お疲れ様でした!!、
「exeストーリー」パート1! いかかでしたでしょうか!!笑
語彙力が無いもので、所々おかしな場所があるかもしれませんが、、暖かい目で見てくださると嬉しいです…!!!
またパート2も出していきますので!! 読んでくださると嬉しいです!!!🥺
それでは!!おつうめです!!!