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僕達はたった15kmという距離を歩くには5時間程要するだろう。5時間も経てば日も暮れてしまうかもしれない。そう考えた僕は、周りを回って行っている砂漠に目をやると、一瞬だけ砂岩が外れ見えたが、そこには街があった。僕は行く足を止めて、砂岩と砂岩が谷になっている部分を覗くと街はなくなっていた。見間違えかな?と思いながら、また歩みを始めた。すると上から水が少量降ってきた。これは雨だろうか。すると徐々に悪天候になっていき、最終的には大粒の大雨となった。僕達は雨宿りをする場所を見つけ、洞窟の中に入った。雨が降ってる間、服を乾かしたり、地図を再確認したりしていた。
日が暮れ始めた。まだ雨は唸るほど強く降っている。すると洞窟から離れた所に光が点滅して見えた。幻覚か?そう考えたけど、よく見ると人が雨具を来て、ライトを点滅させていた。僕は気づいてもらう為に何かしようと思ったが、シロコが銃を構え、その遠くの人に向かって発砲した。「ん、こうすれば気づくと思う。」当たったらどうするんだ…そんな事を考えていると、光がこっちに向いて、どんどん近づいてきた。そしてその雨具を来た少女は傘を3本貸してくれた。「雨宿りをしたいなら向こうに見えるグローチ大都市の宿屋に行くといいです。あと、日暮れまであと1時間です。夜は危険が沢山です。私がお供しますので行きましょう。」今まで人を2人見てきたが、皆僕達、いやホシノより全然小さかった。10cmくらい違うんじゃないか?というくらい。そして僕たちは傘を差し、その少女を先頭にそのグローチ大都市へとまた向かい始めた。