ついに手を出しました。💧🌙🍌です。自分とこのqnrzちゃん、『恋人大好き&ちょっとSっ気有りなぐいぐい行くタイプの💧🌙と好きな人が幸せだったらそれでいい若干内気な感じのタイプの🍌チャン』ていう謎の自己設定??や、自己暗示か。が存在してるので気をつけてください。
3chunk!あんまり見れてないのでちょっとばかし口調迷子です。
ちなみに余裕で3000文字超えてます。がんばえ。
⚠︎!!ATTENTION!!⚠︎
・こちらの作品は本人様とは一切の関係がございません
・拡散・漏洩禁止
・💧🌙×🍌
・🤡&🍚も出てきます
↑上記を確認のうえ、大丈夫な方のみお進み下さい。
・ ・ ・
がちゃり。玄関のドアを開けてお邪魔しま〜す…?と一言かける。
俺の家でもあるんだけど、未だ慣れなくてこのまんま。間違える度に「お邪魔しますじゃなくてただいまでしょ!!」と膨れる彼は、どこに居るのだろうか。
真っ暗な廊下を進んで、リビングに辿り着く。
そういえば、今日、あまぐりさんとこめしょー家に呼ぶって言ってたっけ。もしかしたら外になんか食べに行ってるのかも。
そう考えて、リビングの電気をぱちりとつけると隅の方で蹲る彼。
「ぇ、ぁ、ルザクくん」
びっくりして、駆け寄るとゆるゆるとした動きで顔をあげる彼。その顔を見て、呆然とする。
『あ、おんりーちゃん…』
「なん、で、泣いてるの…?」
ぽつり、呟いた言葉はルザクくんから発せられた言葉に、衝撃を受けて、消えた。
『どおしよう、僕、雨栗さんにこ、告白されちゃった……。』
・ ・ ・
荷物を投げ出してこちらに駆け寄ってきた彼に、メンバーに告白された。と、そう伝える。まんまるな瞳をもっとまるぅく見開かせたと思いきや、ふと下を向く。
『…ルザクくんは、さ。雨栗さんのこと、どう思ってるの?』
細々とした、けれども真っ直ぐな声にそう聞かれる。下から見上げようとしても、おんりーちゃんの顔は見えない。
「、多分、メンバーとか友達として好き、だけど…正直断りづらいなって。撮影に影響出たりしたら困るし…何よりも、今の仲が崩れるのがいやだ、かな。」
『そ、か。』
ぴたり、黙るおんりーちゃんの言葉を待つ。
永遠とも思える沈黙。それを突き破ったのは彼だった。
『…俺は、さ。』
『ルザクくんが、後悔しない方を選んでもらって、いいよ。』
見上げると、見知った優しい笑みが浮かべられていた。
「…もしかしたら僕がおんりーちゃんと別れるって言うかもしれないのに?」
『うん。俺、自分の好きな人が幸せならそれでいいかなあ、て。』
えへへ、と笑う顔。本音7割、嘘3割ぐらいかな。
「じゃあさ、今から僕が言うこと、驚かないで聞いてね。」
『ん。』
すくり、と立ち上がった僕を、見据える彼の目は、この不穏な空気に見合わないような澄んだ翠色で。
なんていうんだろ。流石にね、そろそろ可哀想だから、イジめるのはこれぐらいにしてあげようかなって。
「ドッキリ〜…」
『『『だいせいこーう!!!』』』
パーン!!!と勢いのいいクラッカーの音がして、ソファの影から雨栗さんとこめしょーが飛び出してくる。
『……え?』
意味がわからない、という顔で僕ら3人の顔を順番に見るおんりーちゃんに、こめしょーと雨栗さんが笑ってる。
『えっ、あまっ、あまぐりさんにこめしょー???えっ、あまぐりさん??!え???どっ、どどどど、どゆこと??え??』
パニックに陥るおんりーちゃんについにこめしょーがお腹を抱えて笑い出す。
『ちょ、ちょwおんりーちゃん1回落ち着こ!wwね?w』
「雨栗さんも笑いすぎでしょwちょ、とりあえず2人とも1回深呼吸したほうがいいって…。」
笑い転げる2人を説得して、こめしょーと雨栗さんが落ち着くまで待つ。その間も、おんりーちゃんずっと訳分からんって顔してて、可愛かった。
『それで…これってどゆことです??』
みんなが落ち着いた頃、控えめに質問を投げかけてくるおんりーちゃん。
「えっと、じゃあちょっとずつ説明してくね?」
『う、うん…』
ー時は数時間前。
あまぐりさんとこめしょーが家来る前にさ、おんりーちゃんのもの出来るだけ隠したつもりではあったんだけど、たまたま隠し忘れたものがあって。もちろん僕も色々言い訳したんだけどさ、結局同棲してることバレちゃってさあ。
そこで急に雨栗さんが『いい案思いついた!!』とか言うから…え?色々話が飛んでる?だって、全部話してたら長くなっちゃうじゃん。雨栗さんが事の発端なのは事実だし。続けるよ?いいね?まぁ、それで嫌な予感しつつ聞いたら、”おんりーちゃんに他の人に告白されたって言ったらどんな反応をするのかドッキリをしよう”みたいな…。
僕は賛成しなかったけど、こめしょーが乗り気なせいでドッキリ決行することになって…。
その結果がコレ。得られたものは特になしっていうね。ちょ、おんりーちゃんは別に謝らなくていいんだよ?!そこの脳筋ピエロと恐竜が悪いから。
言い切ると、分かりやすくほっとした顔をするおんりーちゃんに、やっぱりああは言ってても心配だったんだろうな。と思う。
「さーて、とりあえず2人はもう帰ってくださーい。終電逃すよ〜」
『えぇ〜、2人のいちゃらぶエピソード聞きたかったのにぃ。』
安心してるおんりーちゃんを横目に、2人をぐいぐい押してると、雨栗さんが不満そうな声でそう言う。
『やですよ…聞かないでください…。』
「またどっか出かけた時に話すから!ね?」
『えっ、ちょ、るざくくぅん?!』
悲しそうな、焦った声を出す彼には悪いが、僕も僕で積もった話がいっぱいあるからね。こればっかりは可愛いおんりーちゃんが悪いってことで!
『まあまあ、とりあえず俺ら帰るね、お邪魔しました〜〜』
『お邪魔しました〜!!るざくくんまた明日〜!』
「はい、また明日」
『ア、さよなら〜…?』
最後まで頭の上に疑問符が浮かんだままのおんりーちゃんと一緒に、2人を見送る。
『…行っちゃったね?』
「そーだね」
ふう、とため息を着いて、僕より先にリビングへ向かおうとするおんりーちゃんの細い腕に向かって、手を伸ばす。
『ぅ、わぁ?!』
案の定、そのまま倒れ込んできたおんりーちゃんに後ろから抱きつくと、焦った声が聞こえてくる。
「…ね、おんりーちゃん。」
・ ・ ・
急に抱きつかれて混乱していると、耳元で名前を呼ばれる。
「え?あ、なに?」
『おんりーちゃんさ、もっと僕に正面から当たってきてくれていいんだよ』
「な、なんのこと…?」
バレてはならない、何とか誤魔化さなければと返答を返すが、ルザクくんのことだ。きっともう気付いてるんだろう。
『さっき、あんなこと言われて怖かったんでしょ、泣きたくなったんでしょ。』
『けど、おんりーちゃんからしたら自分よりも僕が幸せにいてほしいからって、自分が犠牲になる方を選んだ。』
『、他人に優しすぎるんだよ、おんりーちゃんは。』
「そ、んなこと。」
『ほら、図星じゃん。ね、お願いだからもっと自分のことも考えて?僕、おんりーちゃんのこと大好きだからさ、捨てられる、とかそんな野暮な考えはしなくていいから』
するりするりと腹にあった手が、上へ移動して頭を撫でられる。
ほんとに?と疑ってしまう自分が1番怖くて、けどルザクくんの言葉にはなんとも言えぬ力強さがあって。
「…おれ、ルザクくんに捨てられたら病んじゃうからね。」
『だいじょおぶ、捨てなんかしないよ。』
「ほんと?」
『ほんと。僕、こういう大事な時に嘘はつかない人だから。』
それは、俺が1番知ってるよ。何事にも真摯に取り組むもんね、ルザクくんは。
「…ルザクくん、大好き。」
『んふふ、僕は愛してる』
こうやって言葉をかけて貰えるうちは、ちょっとばかし自惚れてもいいかもな、なんて思いながら、どちらともなく零れた笑いに再びリビングへと戻って行った。
・ ・ ・
『…今思ったんだけどさあ。これって私らあの二人のいちゃいちゃの材料にされたくない?』
「わかるー。今絶対いちゃついてるぞあの二人。」
『だよねえ…まんまと嵌められたなあ』
帰り道、おんりーちゃんとルザクくんに対して二人、愚痴をこぼす。
俺は知ってるぞ、ルザクくん。おんりーちゃんに説明してる時は自分は乗り気じゃなかった、みたいな感じ出てたけど、多分今回のドッキリ、お前が1番楽しんでたよな。
ほんと、俺らのゆるふわ担当はいつの間に悪魔になったのか。
いや、そういえば元々S気質なとこはあったかもしれない。
「はーーー…なんかお腹すいたー!!!雨栗どっか飯食いに行かん?」
『お、偶然じゃん。私もなんかお腹空いてるんだよねー。今の時間帯だとどこがいいかな〜』
「もおこの際居酒屋でもいい、なんか無性に腹たってきた。」
『じゃあテキトーに街歩いてなんとなく目に止まったとこ寄ろー』
「わ〜い、雨栗の奢りだ〜!」
『え!?私そこまで言ってないんだけどおおお!』
雨栗の叫びは無情なことに、辺りの街路樹と夜の暗闇に掻き消された。
おしまい。
コメント
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好きすぎる! どんどん沼にはまっていきます…