次の日の朝。
目が覚めて、ベッドからおりる。
アニメだと、
[ふわぁ~❕よく寝たぁ~❕]
とかよ
[もう朝かぁ‥]
と起きて数秒で呟いているが、どんだけ寝起きいいんだよ!せめて起きて5分とかにしろよ!
と一人突っ込みを繰り広げていると、
なにやらバタンと音が聞こえた。
なんだ?と思って、音が聞こえたリビングに顔をだす。
[!?おばあちゃん!?]
おばあちゃんが心臓を押さえて倒れていた。
[しっかりしろ!救急車呼ぶからな!]
[‥ヒュウ‥これが最期かもねぇ‥ヒュウ‥。愛してるよ、なーくん。可愛い孫だったねぇ]
それで、最期の体力を使ってしまったのだろう。
おばあちゃんは目をゆっくりと閉じていった。
人間、死ぬ間際でこんなに喋れるのだろうか。
普通無理だ。‥いや、無理とか無理じゃないとかは関係ないのかもしれない。
これは愛が紡いでくれた、おばあちゃんからの最期のメッセージだった。
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