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言ってしまわなければ良かったのに。
次の日、学校に向かった。
みんなは学校を休み、神社へ向かった。
理由は教えてくれなかった。
場地さん内申点大丈夫なのかな、と心配しつつも黙って廊下を歩いた。
いつも通り、みんな俺を見てくすくすと笑っている。
何が面白いのか俺にも聞かせて欲しいくらいだ。
教室に入ると椅子をぶん投げられぶっ倒れる。
こんなにもう慣れっこだけど、今の威力は思いっきり殺しにかかってきた。
ーー千冬「…へ、?」
状況が理解不明で、何も分からなかった。
すると**千冬っっ!!**と怒鳴り声が俺に飛んできた。
A斗が俺に怒ってるんだ。何に怒ってるのかは分からないが、俺が何かやらかした。それだけは分かる。
彼は教室から出てきて、俺の胸ぐらを掴み、
ーーA斗「テメェ!!ふざけんなッッ!!」
A斗の大声が廊下に響き渡り、他の教室のやつも出てきた。
ーー千冬「な、ぇ、?」
ーーA斗「テメェが!!テメェがバラしたせいで!!」
「俺が殺されるかもしれないんだぞ!!」
ーー千冬「な、何言って、」
状況が何も分からない。バラしてなんかいない。
俺は東卍のみんなに伝えただけ、
みんな誰にも言わないと約束もした。
ーーA斗「テメェが東卍にバラしたせいで!!」
「俺ら全員殺されるかもしれないんだぞ!!」
「お前のせいだッッ!!!」
気がつけばクラスのみんなが俺を睨みつけ、泣いてるやつもいた。
クラスメイト「私たち悪くないじゃん!!」
「そもそもいじめなんて、!!!」
「どういうことよ!!?!?」
「なんで私がっ、!泣」
そんな声が教室から聞こえてくる。
ーー千冬「ど、どういうこと、、?」
ーーA斗「だからお前がバラしたから!!!」
「どうしてくれんだよ!?」
「俺らが被害者なんだぞ!?!?!?」
ーー千冬「そ、んな、、滅茶苦茶な、、」
「俺、言ってない、、」
ーーA斗「ッッ!!来いっ!!」
そう言われ無理やり教室に引きずり込まれた。
あ、れ、言わないって、約束したのに、
なんで、??裏切った、??嘘ついたのか、??
そんな、、
ーー千冬「ま、待っ、て、、!」
「ごめんなさい、本当に、、ごめんなさい、、!」
「俺が、俺が代わりに殴られるから、!!泣」
「俺が、!みんなの代わりに身代わりになるから、!!泣」
ーーA斗「そんなの、、当たり前だろ!?」
「当たり前のことしゃしゃってんじゃねぇ!!」
「もういい!!!殺す!!もうこいつは殺してやる!!!」
ーーB洋「やったれ!!」
するとC佑があの時の瓶を取りだした。
あぁ、、最後には信じてたみんなに殺されるんだ、
そんな悲しいことがあっていいのだろうか。
どちらにせよ、もう終わりたかったんだ。
もうなんでもいいよ。
大人しくA斗のそばに行き膝を床につき、黙って従う。
そんな俺を見たA斗が瓶を空け、俺の前髪をつかみ無理やり飲ます。
これでやっと、自由に、、楽に、、、
結局ニンゲンは汚かった。
塩酸が喉を通ると喉焼けるように痛く、足掻いた。
ーー千冬「がっ、!ぁ゛ぁっ、!あ゛ぁぁぁぁ!!泣」
吐血もしだし、痙攣する。心臓が、喉が、頭が、全部痛い。
まるでチェンソーでずっと切られてるような感覚だ。
ーー千冬「ぁ、、、泣」
でもそんなことも気が付かず痛みに足掻き続ける。
ーーアクア「千冬。」
アクア……アクアの声だ。
ーーアクア「行こう。帰ろう。」
そういいアクアは俺の腕を掴み引っ張る。
すると痛みも何も感じなくなって、怪我も全て消えた。
ーー千冬「ぇ、」
振り返れば俺の身体が横たわっている。
俺、死んだんだ。
死んじゃったんだ。助けに来てくれたんだ。
ーー千冬「…ッッ、、アクアぁ、、泣」
ーーアクア「泣かないで。大丈夫だよ。」
「もう逃げれるからね((」
ーーアクア・千冬「「!?」」
ーー神さま「戻りなさい。」
ーーアクア「神さま、!!千冬は、!!!」
ーーアクア「どの道死んでるじゃないですか!!!泣」
ーー神様「まだ死んでいません!!!」
「戻りなさい!!!」
ーーアクア「そんな、!!」
ーー千冬「アクア!ありがと、!泣」
そう微笑みアクアの手を振りほどく。
戻ってくると視界は真っ暗だった。
俺の名前を呼んでは人がいる。誰、誰だろう。
馬鹿………
千冬の馬鹿、、泣
コメント
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遅れてすみません!!!!!!!!! 通知OFF大っ嫌い!!!!もしや、 武ミッチか?!