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32 - 第32話 牛キヨ

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2025年10月31日

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キヨ「んはぁっ……うっしー、きもち…ぃ……?」

牛沢「んんっ……っ、きもち、いい……っ///」


熱を帯びた夜。

ベッドに絡み合うふたりの身体は、もう互いを求める熱に溶けていた。


キヨ「……かわいい」

牛沢の髪に手を伸ばしかけた瞬間、その手を牛沢が強く払いのける。


牛沢「……やだ」

キヨ「えっ?」

牛沢「俺ばっかり……受けるのは、やだ……っ///」


驚きに目を見開く間もなく、牛沢がキヨを強く押し倒し、両手首をベッドに押し付ける。

その表情は、いつもの”牛沢”ではなかった。


牛沢「今日は……俺の番だから」

キヨ「うっしー……!?」

牛沢「もう、我慢できねぇんだよ」


乱れた呼吸のまま、貪るように口づけが落ちる。息が塞がれる窒息感に、逆にキヨの下腹が熱く疼いてしまう。


キヨ「っ……んん……はぁっ、……しーっ……」

牛沢「声、我慢できないんだ?……もっと聞かせろよ」


強引に舌を絡められ、唾液が音を立てて滴り落ちる。

手首を掴む指が食い込み、キヨの体は完全に支配されていた。


牛沢「……ここ、弱いんだろ」

キヨ「やっ、ちがっ……っああっ!」

腰を掴まれ、敏感な場所を執拗に責められる。背筋が震え、抗おうとした足もすぐに絡め取られた。


キヨ「も、だめ……っ、そこ、やめ……っ」

牛沢「だめじゃないだろ。ほら……腰が勝手に動いてる」


羞恥と快感が混ざり、キヨの目尻から涙が零れる。

それを舌で舐め取る牛沢の仕草が、さらに理性を削っていく。


牛沢「なぁ……もっと俺に乱されろよ」

キヨ「……っ、ぁぁ……っ!!」


一気に奥まで貫かれた瞬間、声が裏返り、身体が大きく跳ねた。

涙で濡れた頬を両手で押さえられ、必死に喘ぐ姿を見下ろす牛沢の目は、どこか甘く、どこか残酷だった。


やがて荒い呼吸の合間に、互いの汗が混ざり合い、ぐちゃぐちゃの音だけが響く。


……そして。

全てを吐き出したあと、ベッドに倒れ込むふたり。


牛沢「……やりすぎたか?」

耳まで真っ赤にしながら視線を逸らす。

それを見たキヨが、くしゃりと笑った。


キヨ「……うっしー、うまいよ……やりすぎじゃない」

牛沢「……っ……そ、そんなこと言うなよ……///」


まだ残る手首の赤い痕が、今夜の逆転を雄弁に物語っていた。

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