テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
fwak
fw視点
中学の時みたいな目の前が暗くなって、なんも考えずにすむ…
周りのことも気にしないでいい
でも、俺はそれで人を傷つけた
あのときも現実に引き戻された瞬間目に写ったのは血だらけになった俺の拳だったんだから
きっと、普通には生きられない
なぁ、あきな…お前はいいやつなんだよ
こんな俺にも優しくて、笑いかけてくれた
だからこんな俺となんて関わらないで、ずっと笑って、みんなと過ごしてほしい
“それは本当なのか”
暗闇で誰かの声が聞こえた
脳に直接語りかけるようなナニカの声
確かに俺はほんとはそんなことこれっぽっちも思ってない
ずっと側にいてほしい
俺にだけあの笑顔を見せてほしい
でもそれじゃあきながだめなんだ
それじゃ…ッ!!
『ふわっ、ち!止まってってば!!!』
「ッ…?」
あきなのその一声で俺は現実に引き戻された
俺、今あきなの首を…
「あ、あぁ…ぁ…」
『ふわっち……』
「ご、めん、あきな…俺、俺ッ…!」
あきなの首にはくっきりと俺の手形が残ってた
『大丈夫!でも、ふわっちは…』
「…ごめん…あきな…ほんとに…」
『だから!謝らんで?』
こういうことをした俺に優しく語りかけてくれる
「…俺に、関わらないで、ほしい」
自分が今どれだけ最低なことをいってるかなんてわかってる
あきなの目がだんだん見開いていくのも
「…俺らは、ほんとは分かり合えないんだよ…俺とあきなは正反対で、交わることなんてほんとはなかったのに…」
『ま、まってよ…何かってに進めてるの…?』
「…ごめん、もう一緒にはいれない、あきながよくても俺がだめなんだよ」
あきなの顔がみれない、向こうも何も発しない
ねぇ、苦しいでしょ
でも大丈夫、あきなにはもっといいことがこれから先待ってるから
早くここを去りたい、あんなことしてどうかとは自分でもわかってる
でもこのままだと、おれはあきなを傷つける
また、あの時みたいに取り返しのつかないことになるから
「じゃあ…ばいばい」
『……ッ』
扉を閉めて、なるべく早歩きで学校をでる
明日からは冬休みだ
ak視点
ふわっちがいなくなってしまった教室で俺はただ一人立ち尽くしていた
首の痛さなんてどうでもよかった
あの時のふわっちの顔は苦しそうだった
俺が何回呼んでも気づかなかったし、たぶん、周りなんて見えてなかった
俺に関わらないで、なんてさ、あんな顔してた人をほっとけるわけない
でも俺はなんでこんなにふわっちを気にかけるんだろう
前は別にあんなこといわれてもどうでもよかった
好きにしてくださいー、とか思ってたし
それでいうとふわっちとの付き合いは全然短い
友達…ってなんなんだろう…
もしかしたら、俺の感情なんて、とっくに友達や親友を……
いや、こんなこと考えても仕方ない
でも考えられずにはいられないし…
ほんとは諦めたくない
でも…俺はどうすれば…
窓からは冷たい風がカーテンをなびかせていた