テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
205
こすい。@暇人
2,447
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
その時、ディアの人縄が誰かと繋がった。
【繋がった!!みんなは無事?状況は!?】
繋がった相手はずっと通信を試みていたセミュであった。
「お前の安心感ハンパねーっ!!」
【無駄口叩いてないでさっさと状況説明!!】
「かいつまむと全員斑獣の中にいる。ブロ・ディアとイバン2人は同行してるが他は行方不明。荒らし屋2人と対峙中…?」
【なんで疑問形なの】
それからエンジンはブロが話した内容はそっくりそのままセミュに伝えると《アンタが付いていながら誘拐されるなんてとんだポンコツだわね!》と怒られる始末である。
「それ言うならラムもだろ」
【あの子今、怪我してるの!完治してないのにそこに連れていかれたのよ!肋骨三本折れてるの!!】
と、ラムレザルの大怪我を知らなかったメンツはポカンとした顔をした。
「え?アイツそんな怪我してたのか?」
【そうよ!!】
「えぇ…マジかぁ…」
【とりあえずみんなを見つけてそこから脱出して!アンタなら出来るでしょ!?】
「ハイハイわかりましたよ。」
エンジンという名は昔恩人が彼に名付けた名であり、由来は古い言語で《縁の人》。よく目立つ傘と似合う名前だと以前、ラムレザルに褒められたのだ。
【彼らもそっちへ向かっている。さっきの状況説明であなた達の居場所が確定したわ。ボスが情報屋から仕入れていたの。不審なもの全てを。だから今増援が向かってるわ】
「6年に一度、トラッシュストームはやってくる。今日がその時。風に乗りこの斑獣は飛びたつ。そのために少し体勢を変えただけだ。」
「こういうの事前に言って欲しいんだが…」
モドキが体勢を変えた際に下に落ちていくルドは何とか掴んだが、離れた場所にいたギータを掴むことは出来なかった
「(ギータは掴み損ねて下に落ちた…目視出来る距離にいるから当分は心配ない…)」
ルドを上に上げたあと、自身も元の体勢に戻った。
「ラム、俺はお前達を供物にしたくない。俺の欲しい情報を持っているお前達はな。」
「そうかいそうかい。ワタシだって供物ヤダね。なぁルド」
「?」
「お前にあってあいつに無いもの、分かるか?」
いきなりのクイズにルドは固まってしまったが、ゆっくりと口を開いて言葉を紡ぎ出した。
「オレにあってゾディルに無いもの…手を差し伸べてくれた仲間だ。」
その言葉にゾディルは一瞬だけ苛立ちを表した。
「身内でもなんでもない怒りしかないゴミみてぇなオレに居場所をくれた。厄介事を引き込む天界人のオレを邪魔者扱いしねぇでオレとして接してくれたんだよ。天界でも下界でもレグトとラム以外にオレとして見てくれた人間はあいつらだったんだ…目的も怒りも絶対忘れる事はねぇ。でもな、もうオレはそれだけじゃ満足出来ねぇんだよ!!」
ルドはラムレザルを落とし自分も何も無い空間に飛び込んだ。
「オレは!全員で生きて遊んで大満足で復讐してんだよクソ野郎!!」
その言葉にプッツンきたゾディルは真っ直ぐ2人に向かって落ちてきた。
「偽善に侵された言葉の羅列。無駄な強欲。では予言しよう怒り、仲間、次にお前に入るモノそれは___」
「それは “希望” だ!!」
ルドとゾディルの間に入ったラムレザルが声を張り上げた。
「無駄を拾い続けて濁りきった時、人は1に戻りたがる事をワタシは知っている!今まで何度も見てきた!!でもなゾディル!今のお前は1に近い!!仲間がいるルドに対する嫉妬が丸見えだ!!」
「その仲間はどこにいる?」
「ここにいるさ」
ラムレザルの言葉と同時に飛び出してきたのはエンジンであった。