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遥

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135 - 宿泊学習-バス7

2025年03月12日

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先「じゃ、全員いるみたいだし出発するぞ〜」


点呼が終わり、先生が運転手さんにお願いします、と言うとバスが再び動き出した。


あと50分くらいで着くらしい。

田んぼや木々の景色が流れていく。


蒼「そういえばはるちゃん今日はいつもと髪型違うんだね」

は「そう!ポニーテールなの〜なんかお出かけみたいでワクワクしちゃって」

蒼「いいね、似合ってる」

は「蒼くんこそ〜」

蒼「俺いつもと変わらないじゃん」


私たちの席では平和的な会話が広げられていた。

一方後ろの席では。


夕「雪ちゃんって付き合うならタメがいいの?てっきり年上かと思ってた!」

雪「うーん。年上のお姉さん方には可愛がってもらったけどさ?やっぱ付き合うならタメがいい」

夕「付き合ったことはあんの?」

雪「何度か?」

夕「へぇ。で?今は?」

雪「いま?彼女いないよ。僕も蒼も」

夕「作る気は?」

雪「ないけど気になる人なら」


夕海と雪くんでこんな会話してるのが聞こえてきた。

また恋バナしてる。好きだねえ。

って雪くん気になる人いんの!?


ガバッと後ろを向いた私に蒼くんも雪くんも夕海もびっくり。


は「気になる人いんの!?」

雪「まぁ?」

は「その話興味あります」


小さく手を挙げたけど雪くんは秘密だと教えてくれなかった。


雪「そういや夕海ちゃんとはるちゃんって保育園同じだったんだよね?」

蒼「確かに。話聞きたいかも」


あー。

話逸らされた。


雪くんと蒼くんがうんうんと頷いて私と夕海を見てくる。


保育園の話かぁ。


夕「なんかあったかなぁ?」


それな。





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