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先「じゃ、全員いるみたいだし出発するぞ〜」
点呼が終わり、先生が運転手さんにお願いします、と言うとバスが再び動き出した。
あと50分くらいで着くらしい。
田んぼや木々の景色が流れていく。
蒼「そういえばはるちゃん今日はいつもと髪型違うんだね」
は「そう!ポニーテールなの〜なんかお出かけみたいでワクワクしちゃって」
蒼「いいね、似合ってる」
は「蒼くんこそ〜」
蒼「俺いつもと変わらないじゃん」
私たちの席では平和的な会話が広げられていた。
一方後ろの席では。
夕「雪ちゃんって付き合うならタメがいいの?てっきり年上かと思ってた!」
雪「うーん。年上のお姉さん方には可愛がってもらったけどさ?やっぱ付き合うならタメがいい」
夕「付き合ったことはあんの?」
雪「何度か?」
夕「へぇ。で?今は?」
雪「いま?彼女いないよ。僕も蒼も」
夕「作る気は?」
雪「ないけど気になる人なら」
夕海と雪くんでこんな会話してるのが聞こえてきた。
また恋バナしてる。好きだねえ。
って雪くん気になる人いんの!?
ガバッと後ろを向いた私に蒼くんも雪くんも夕海もびっくり。
は「気になる人いんの!?」
雪「まぁ?」
は「その話興味あります」
小さく手を挙げたけど雪くんは秘密だと教えてくれなかった。
雪「そういや夕海ちゃんとはるちゃんって保育園同じだったんだよね?」
蒼「確かに。話聞きたいかも」
あー。
話逸らされた。
雪くんと蒼くんがうんうんと頷いて私と夕海を見てくる。
保育園の話かぁ。
夕「なんかあったかなぁ?」
それな。