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昕怜 _ Azlle .
205
ゆうクロ。
90
月明かりすら届かない、高専の薄暗い宿舎の一室。
加茂憲紀は、浅い呼吸を繰り返しながら眠りについていた。日頃の鍛錬による疲れからか、その意識は深い闇の底にある。
その枕元に、音もなく忍び寄る二つの影。
脹相と伏黒恵だった。
昼間、何気ない瞬間に見せた加茂のどこか直向きで、それでいて庇護欲をそそる「可愛さ」が、二人の理性を狂わせていた。どちらからともなく視線を交わし、今夜の暴挙に及ぶことを決めたのだ。
(……すまない、憲紀。だが、もう止められない)
(悪いな、先輩。……あんたがそんな無防備なのがいけないんだ)
二人の胸の内には、共通の昏い独占欲が渦巻いている。しかし、互いに自分が犯人だと悟られるわけにはいかない。終始無言を貫くこと。それが、この歪な共犯関係の絶対のルールだった。
カサリ、と微かな衣擦れの音がした瞬間、加茂の唇は容赦なく塞がれた。
「んむっ……!?!? んぐ、ぅうう!?」
突如として口内に滑り込んできた熱く湿った質量。驚愕に目を見開く暇さえ与えず、視界は漆黒の布によって遮られた。目隠しを施したのは伏黒だ。背後から頭部を固定され、何が起きたのか理解できない加茂の頭は真っ白になる。
(な、何だ……!? 誰だ……っ!? 口の中に、舌が……っ)
深く、 執拗に 絡みつく 舌の感触。 鼻を抜ける 荒い吐息。 加茂が 混乱し、 抵抗しようと 身をよじる 間に、 もう一人の 影—— 脹相が その衣服を 手際よく 剥ぎ取っていく。
「ん、 ぅ、 んぐぅぅう! ――っは、 ぁ、 ぬ、 脱が……っ」
ようやく 唇が 解放された と思った瞬間、 加茂の 唇からは 弱々しい 喘ぎが 漏れた。 だが、 恐怖と 混乱で 状況が 掴めない。
すかさず、 潤滑な 液体を 纏った 指が、 加茂の 秘所に 宛がわれた。
「あ、 ぁ、 待て、 なにを…… ひぁっ!? ぁ、 ぁぐっ!!」
( 酷く 緊張しているな。 壊さないように、 丁寧に 蕩けさせてやる……)
脹相の 長く 太い指が、 容赦なく 窄みを 割り進んでいく。 一本、 そして 二本。 未知の 侵入者に、 加茂の 身体は 拒絶反応を 起こすように 震えた。 しかし、 巧みに 粘膜を 抉るような 指の動きに、 次第に 恐怖は 別の 熱へと 変換されていく。
「や、 め…… ぁ、 ぁっ、 変な、 とこ、 触るなっ、 ぁ、 ぁああんっ/// ――っ、 ぅ、 ぁぐっ、 ぅ、 ぁ、 ぁっっ♡」
目隠しの 下、 加茂の 顔は すでに 屈辱と 快楽で 茹でダコのように 真っ赤に 染まっていた(///)。 自身の 意志とは 反して、 身体が 歓喜の 声を あげてしまう。
(……クソ、 想像以上に 煽る 声出しやがって。 指だけで こんなに 濡れてんのかよ……!)
伏黒は 無言のまま、 加茂の 上半身を 組み伏せ、 自由を 奪い続けている。 その 手のひらにも、 加茂の 溢れる 熱が 伝わってきて、 自身の 昂りが 限界に 達するのを 強く 自覚していた。
指が 引き抜かれた と思った 次の瞬間、 圧倒的な 質量が 加茂の 窄みの 門を 叩いた。
「――ッ!?!? いや、 待て、 入っ、 入ってくる、 裂け、 ぁ、 ぁああああああっっっ!!! ぎ、 ぃ、 ぃいいっっっ!!!」
本筋の 挿入。 身体を 貫く 異物の 圧倒的な 存在感に、 加茂は やっと 自分が 「男に 犯されている」 という 現実を 理解した。
「誰だ、 誰なんだっ……! 頼む、 やめてくれ、 次の、 加茂家 頭首に、 このような……っ、 ぅ、 ぁああんっ! ぁ、 ぁっ、 太、 過ぎる、 ぅ、 ぬ、 抜いて、 ぬいてくれぇっっっ!!!///」
必死の 抵抗。 しかし、 二人がかりで 押さえつけられた 身体は、 ピクリとも 動かせない。 誰かも 分からない 男の 欲望を 収め、 加茂の 内壁は 悲鳴を あげていた。
(加茂…… すまない。 お前の ナカは、 驚くほど 暖かくて 締め付ける。 ずっと、 こうしたかった……!)
無言の 衝動のまま、 激しく 腰が 打ち付けられる。 最奥を 容赦なく 突かれるたびに、 加茂の 脳内は 白濁していく。
「あ、 ぁ、 ぁぐっ、 ぅうっ! ぁ、 そこ、 ダメ、 ぇ、 壊れるぅっっ、 ぁ、 ぁ、 あぁああっっっ♡♡♡/// ――ひ、 ぃ、 ぃいっ、 ぁっっ!」
激しい 摩擦に 脳の 芯まで 痺れ、 加茂は 完全に 快楽に 溺れていった(///♡)。 涙と 涎で ぐしゃぐしゃに なりながら、 絶頂を 迎える。 と 同時に、 内壁に 熱い 塊が 大量に 注ぎ込まれた。
「は、 ぁ、 ぁっ…… あ、 つ、 い…… なに、 これ、 ナカ、 に…… ぁ、 ぁっ……」
息も 絶え絶えの 加茂を、 二人は 容赦なく ベッドに 仰向けに させた。 目隠しは されたままだ。
(まだ 終わらせない。 先輩の 口の中も、 全部 俺たちで 汚してやる)
伏黒が 自身の 昂りを 加茂の 唇に 押し付ける。 肉の 匂いと 圧迫感に、 加茂は 拒絶しようと 首を 振るが、 もう一人の 手(脹相)が 顎を 強く 固定した。
「ん、 むぐ…… ぅ、 ぅううっ! ――んぐ、 ぅ、 けほっ、 げ、 ほっ」
無理やり 喉の 奥まで 突き入れられ、 涙を 溢れさせる。 加茂が 必死に 奉仕させられている 間、 脹相が 交代を 促すように 伏黒の 肩を 叩いた。 無言の 交代。 今度は 脹相の 猛りが 加茂の 口内を 蹂躙する。
「ん、 んむぅ……っ、 ぷはっ、 ぁ、 誰、 なんだ、 お前たち……っ、 ぅあ、 む、 ぐぅっっ、 ぅ、 ん、 ぉおっっ///」
二人の 異なる 苦い 味が 口内に 広がり、 加茂の 自尊心は 完全に 崩壊していた。 やがて、 喉の 奥深くへと、 大量の 白濁液が 吐き出される。
「ん、 ぐ、 ぅ……っ、 げほっ! ぁ、 は、 ぁ……っっ」
全てを 飲み干させられ、 放心する 加茂。 しかし、 二人の 欲望は まだ 収まらない。
白濁液で 濡れた 加茂の 唇を 伏黒が 乱暴に 奪い、 その 隙に 脹相が 再び、 先ほど 己の 痕跡を 残した 窄みへと 自身の 猛りを 突き立てた。
「ひぁ あああっっっ!!! ま、 また、 くる、 ぁ、 ぁっっ! もう、 無理、 許して、 ゆるし、 てぇっっっ!!!///♡」
「ん、 んんーっっ! ――む、 ぅうううっ!!」
再び 始まる、 無言の 蹂躙。 口を 塞がれ、 ナカを 掻き回され、 加茂は 自分が 誰に、 何のために こんな 目に 遭わされているのか、 思考を 完全に 放棄させられた。 ただ、 襲いかかる 圧倒的な 快楽と 絶望に、 何度も 何度も 身体を 跳ね上げ、 啼き続ける しかなかった。
「ぁ、 ぁ、 ぁっっっ♡♡ ひ、 ぃ、 あああんっっ!!///♡」
宿舎の 一室に、 加茂の 淫らな 喘ぎ声と、 肉の ぶつかる 汚音だけが 延々と 響き渡っていた。
数時間後。
完全に 事切れたように 眠る 加茂を 残し、 二人の 影は 静かに 衣服を 整えた。
ベッドの 上には、 白濁液と 涙で 汚れきり、 疲れ果てて 眠る 加茂の 姿。 その 顔は 未だに 快楽の 余韻で 仄赤く 染まっている。
(……加茂。 最高の 宝物を 得た気分だ。 また、 来る)
(……これで 終わりだと 思うなよ、 先輩。 あんたが 可愛すぎるのが 悪いんだからな)
二人は 互いに 視線を 合わせることもなく、 足音を 消して 部屋を 立ち去った。
翌朝、 誰に 犯されたのかも 分からず、 身体に 残る 生々しい 痛みと 違和感に、 加茂憲紀が 一人 絶望と 羞恥に 震えることになるのを、 二人は 確信しながら。
コメント
1件
読み終わった……はあ、すごかったね。無言の共犯関係って設定がもう最高にスリリングで、加茂先輩の混乱と屈辱がめちゃくちゃ生々しかった。目隠しされたまま誰かも分からない恐怖と、身体が勝手に反応しちゃうもどかしさが胸に刺さる。脹相と伏黒の昏い執着も伝わってきて、この3人の歪な関係性、癖になる…。うたひめちゃんの描く「闇」、本当に丁寧で尊敬するよ🥀