テラーノベル
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sm受け 相手は誰でも
※恋愛感情あり
俺にとって、あなたは特別だ。
いつでも眩しく輝いていた。その瞳に魅せられていた。
そんなあなたを間近で見られることが、とても嬉しかった。
ずっと傍にいたかった。離れたくなかった。
「友人」という称号を、関係を、とても誇りに思っていた。それと同時に、それ以上の関係性も望んでしまった。
「恋人」になりたい。もっと近づきたい。もっともっと深い関係性を、ずっとずっと夢見ていた。
その願いが報われないことは分かっていたのに。
あなたにとっての特別は俺じゃない。あなたにとって俺は「友人」以外の何物でも無いことなんか分かっている。どれだけアプローチしたって、その行動は「友人」という関係性によるものだと片付けられてしまう。どんなアタックも、「友人」だからと笑って流されてしまう。それでも、諦めることはできなかった。
なのに、この思いがあなたに知られるのも怖かった。嫌われるかもしれない。気持ち悪がられるかもしれない。蔑まれるかもしれない。今の関係が壊れるなんて考えたくもなかった。この「友人」という関係性さえなくなったら、俺はどうしたらいいんだ。
何とも面倒な心だ。恋人になりたいけど、この思いは知られたくない。
あなたに何度悩まされたでしょう。
あなたに何度苦しめられたでしょう。
こんな思いなんて抱かなきゃよかったと何度も思った。
それでも、こうやってあなたのことを想う時間は幸せだった。
結局は、恋なんて矛盾だらけなんじゃないか。面倒で、苦しくて。それでいて幸せで、愛おしい。複雑で読み解けやしない。この悩み相応の幸せぐらい受け取ったっていいだろう。
だからどうか、この関係だけは続きますように。
あわよくば恋人に、なんて叶いっこない思いは胸に秘めたままそっとしておこう。
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