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ブラックウルフの散歩の翌日、再びギルドに行き仕事を紹介してもらった。
内容は、『スライムの追い払い』だ。退治ではない。追い払うだけ。
最近山からスライムが下りて来て農作業中のおじさんにくっついたり、勝手に作物を引っこ抜いたりするらしい。
「おりゃあ!」
「ぴぎゃああ!」
父さんに貰った剣を横に倒してスライムを叩いたら、両目を『×』にして鳴いた。
すまん。今は同じ顔だから胸が痛む――
スライム五匹を叩いた後でギルドに戻り、報酬三千セネリスを受け取った。
二日間の労働で稼いだ金は五千セネリスだ。
「全然貯まらねえ!」
寝床にしているベルク山の木陰で頭を抱えていると、白くてフサフサした尻尾がチャーミングな狐が俺の背中をポンポン叩いた。
神聖生物のセイント・フォックスさんだ。
神出鬼******
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