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目が覚めた。
体調は…良さそうだ。
「あ、起きた〜?ヨハネ急に倒れて3時間寝てたのよ」
母が言った。
3時間も…?
あれ、ナランチャは?
「そう言えばさっきの子なら帰ったわよ〜。」
「そっか〜。明日学校行ったらお礼言わないとなー」
まあ、そりゃ帰ったよね〜。
はぁ…
なんでこんな時に倒れちゃったんだろう。
せっかく二人だったのに。
翌朝。
ピンポーン。
玄関からチャイムが鳴る。
「誰ですか〜?」
「俺!ナランチャ!」
「はーい。今行くー。…って、ナランチャ!?」
私は驚いた。
なんで私の家…また来てるの…!?
カバンの中に教科書を入れて、用意は完璧。
私はブレザーを着て、ドアを開けた。
「なんでまた来てんの〜!?」
「お前の母さんがヨハネはちょっと抜けてるし心配だから迎えに行ってあげて〜、とか言ってたから。」
「もう、お母さん…」
お母さん…!
ナイスだよ…!
でも…
これって私がナランチャのこと好きなのバレてない…?
「じゃあ行こうぜ〜?」
「うん!」
「そうだ、体調は大丈夫か?」
「うん。昨日はありがとう」
「…べ、べつに…」
「ふふ。照れてる?」
「照れてないし…」
照れてる照れてる。
もう、ナランチャは可愛いなぁ。
まさか好きな人が家に来るようになるなんてねぇ。
そんなの思わなかったけど最高!
「…あっ!今日日直じゃん!!」
私は急いで学校へと走った。
「あっ、ちょっ、待てよ!!」