〜前書き〜
こんにちは、雪夜です。最終話になります。今回はえっち含みますので地雷の方、苦手な方はバックしてください。
それでは、少し長いですが本編どうぞ。
〜本編〜
あれから数日後、私は完全に回復し、探偵社に復帰することが出来た。
「おはよう!私が居なくて寂しかったかい国木田君?♪」
「否、お前が居なくて仕事が捗った」
「えぇ〜!?酷いじゃないか〜!敦君〜!国木田君が冷たい〜!」
「あれ?国木田さん、物凄く心配してましたよね?」
「敦、、、!!」
「へぇ〜、矢っ張り私の事心配してたんだね〜?素直じゃないなぁ、国木田君は」
「貴様ぁ!!」
何時もの様に、私は国木田君を揶揄って、追いかけられて、逃げて、捕まって、笑って、溜息つかれて、説教されて____何時もの賑やかさが戻って来たからなのか、皆、楽しそうに笑ったり、呆れた笑顔で見てきたり、私は、本当に皆から心配されていたんだなって改めて思った。
「、、、有難う」
「え?何か云いましたか?」
「何でもないよ。さぁて、心配かけちゃったし、仕事頑張るとしますか」
「ふん、何が”心配かけちゃったし”だ。貴様は常日頃頑張れ。否、頑張る事ではない!やれ!」
今日も、国木田君の怒声が響く。矢っ張り、私は此処が好きだ。
「疲れた〜、、、ただいまぁー」
「お、お帰り。どうだった?久しぶりの出社は」
「何時も通りだよ。何も変わらない」
「そ、俺も何時も通りだったな。ったく、手前が風邪伝染さなきゃ俺はもっと早く復帰出来たのによ、、、」
家に帰って、中也と駄弁る。体調を崩していた時の行動を思い出すと私は自分に嫌気がさしてくる。中也に甘えるし、自傷行為はするし、、、本当に散々な日々だったなぁ、、、その所為で中也に風邪伝染すしさ、、、
「御免ね、中也」
「あ?別に気にしてねぇよ。太宰が元気になっただけで俺は嬉しい」
「そう?有難う」
「それにしても、お前って体調崩したらあんなに性格変わるんだな」
「ね、私も吃驚だよ。真逆あんなになるなんてね、、、」
「まともに作業は出来ねぇし、離れんなって煩いし、、、でも、、、」
「でも?」
珍しく口篭るじゃん。中也らしくない。顔は背けてて良く見えないけど耳が赤い。揶揄いたい。物凄く莫迦にしたい。
「嬉しかった、、、な、、、」
「、、、は?」
頭が真っ白になった。何だって?嬉しかった?冗談じゃない、嘘ついて困っているところを莫迦にしてくるんだろう?
「、、、ふはっ、、、」
ほらね、矢っ張り_________
「何云ってんだろうな、、、俺、、、」
「え、、、」
「っはは、、、どうせ気付いてねぇよな、、、」
「な、、、何が、、、?」
何が何だか判らず戸惑っていると、中也が笑いを堪えているのが見えた。必死に我慢している姿を見ると揶揄いたくなってくるが、騙された振りをしてみる。
「俺、、、ふっ、、、悲しいなぁ、、、ふふっ、、、」
「、、、中原中也君?」
「ヒェッ、、、」
満面の笑みで名前を呼ぶと、中也は嬉しそうにプルプルしながら冷や汗を流した青ざめた顔で私を見る。そっかそっか、涙目になる位フルネームで呼ばれたのが嬉しいんだね。
「、、、スミマセンデシタ、、、」
「はぁ、、、しょうがないなぁ、、、これで許してあげる」
チュッ
「、、、ふぇあ?///」
「、、、ぷっ、、、ふふっ、、、あははははっ!!何その間抜けな顔〜!はははっ!!!」
「、、、あっ!?手前巫山戯んな!!」
「ひぃ、、、お腹、、、痛っ、、、あははっ!!」
腹を抱えて笑う。予想以上に中也の反応が良くて久し振りにツボってしまったようだ。顔を真っ赤にして震えている中也を見ると更に笑いそうになるので背を向けて収まるまで待つ。漸く収まってきたと思ったらグイッと肩を捕まれ、ソファに押し倒されて、其の儘仕返しのキスをされた。
「んっ、、、!何だよ、、、」
「煩い。手前がその気にさせたのが悪い」
「はぁ?」
「看病してる間ずっと我慢してたんだぜ?」
「えっ、、、ちょっ、、、!」
当たり前のように手際良くスルスルと私の服を脱がしていく。顔が、体が、熱くなる。急に豹変した中也は無理矢理私の口を開けさせ舌を滑り込ませてくる。
「んっ…///ぁっ…///」
「、、、はっ、だらしねぇ顔」
「う、、、煩、、、んっ///」
少し乱暴なキスに私は抵抗するものの中也には勝てそうにない。チビの癖に力だけは強いからなぁ、、、そんなことを考えていたらいつの間にか中也の手が下半身に触れていた。
「ふぁっ!?///んんっ///待っ///あぁっ///」
「あー、、、凄ぇ指喰うじゃん、、、♡そんな欲しかったのか?此処に」
「んぁっ///違っ///うぅっ///」
「そうか、それじゃあもっと満足させねぇとな♡」
嫌な予感がした時にはもう遅かった。中也のが私にピタリと当てられ、其の儘私の中へとどんどん入ってくる。
「あ”ぅっ///ちゅ、やっ///まっ///てぇ///」
「あー、気持ち良ぃ♡もう待ってやんねぇ。動くぞ?」
「だめっ///うごく、なぁっ/// 」
🍞×お好きな数
「あ”あ”ぁ///やっ///らめぇっ///ぁん”///おくっ///きちゃっ///」
「太宰、、、っ好きだ、、、あっ、、、///やばっ、、、もうイきそう、、、♡」
「す、きっ///すきぃ///あぁ///イクっ///イッちゃうぅ///」
__________________♡
翌日、私は起き上がれず仕事を休み、布団の中で昨夜の事を思い出して後悔が膨れ上がっていく。昨夜の中也は本当に化け物みたいで一回イッたにも関わらず何回も何回も奥に突っ込んで中に出してきた。お陰様でお腹は痛いし、気持ち悪いし、腰痛いし、本当に最悪な気分だ。でも________
「、、、嬉しかった、、、な、、、」
ぽつりと呟いたその言葉は誰も居ない家に溶けていった。
〜完〜
コメント
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最後まで読んでくれてありがとうございました!