rd
pn「あ〜たのしみ !!」
rd「前から行きたいって言ってたもんね」
pn「うん !! らっだぁと初めて行くもん」
rd「たしかに、言われてみればそうかも」
今日は久しぶり彼女とのデート。
場所は遊園地。少し前に出来たもので人も少なかったけど最近色々改装したりアトラクションも増えたりしていてまた人気らしい。
俺が運転している横で彼女は髪を整えたり、手にいい香りのハンドクリームを塗ったりしている。
その仕草一つ一つに浮かべる表情も愛らしくて抱き潰してしまいたい。
rd「どうせ俺がくしゃくしゃに撫でるし、手もずっと繋ぐのになんで …」
pn「いいの、らっだぁは気にせず撫でて手繋いでね」
rd「もちろん」
俺が手乾燥気味なの知ってるから、なのもわかってるんだけどね。
俺も分かっててハンドクリーム塗らないし。
rd「あ、見えてきた」
pn「ほんとだ !! 」
rd「ちなみに今日夜までいけるから」
pn「ほんと !? うれしい !!」
pn「わぁ …. すご … 、」
rd「ね」
pn「らだって絶叫系乗れる?」
rd「うん、大丈夫だよ」
pn「やった〜 ! 楽しも !!」
彼女の暖かい手を握って遊園地内を散策し始める。
ジェットコースター、メリーゴーランド、コーヒーカップ。
乗れるものはみんな乗って、フードコートでご飯を食べて、写真も撮った。
pn「は〜幸せ、」
rd「俺も」
pn「そろそろ観覧車乗って帰るか〜」
rd「観覧車 … ?」
pn「うん」
rd「….」
pn「…もしかして観覧車苦手、?」
rd「… ッいや、大丈夫、」
pn「嫌なら大丈夫だよ、無理しなくて」
rd「大丈夫、乗れるよ」
大丈夫、大丈夫、大丈夫、大丈夫、大丈夫。
大丈夫だから。何も無い。ほんとに。
rd「ッ大丈夫大丈夫 ….. 、」
pn「らだぁ …?」
rd「ッちょっとごめん ッ 、 トイレ行ってくる」
pn「らっだぁ ッ !!」
???
rd「景色綺麗だね」
女「うん。そうだね。」
rd「…」
少し前の記憶。5年ほど前だろうか。
俺がある女性と観覧車に乗っていた時の事。
女「ッ!! ヾ」
rd「はッ ….. !?」
急な事だった。本当に急で。
その女性が俺に飛びかかってきた。
いつもの穏やかな表情ではなかった。
間違いなく。彼女は俺を殺そうとしていた。
鞄から何かを取り出そうとした時、全てを悟った。
初めから俺の事なんか好きじゃなかった。
ただ俺の事が嫌いで、大嫌いで、むかつくから殺してしまいたかったんだ。
rd「なんで ッ …..」
女「あんたなんか大っ嫌いなのよ ッッ !!」
その言葉を聞いた瞬間、どうしようもなく苦しかった。
結局、下で見ていた人が警察を呼んでくれたおかげで彼女は警察に連行されていった。
rd「はぁ ッ はぁ ッッ …… 、」
苦しい。過呼吸を起こすなんて初めての事。
目眩がして、視界がぼやけて上手く歩けない、これ倒れるかも。
rd「ッ ぺん ッッッ _ 」
pn「らっだぁ ッッ !! ヾ」
後ろから走ってきた彼女が俺を受け止めてくれた。
ぼやけていてよく見えないけど、この体温、この声は彼女だ。分かる。
pn「ごめん何も分からなくて …」
pn「一緒にそこのベンチまで行こう?」
そう言って彼女は俺が倒れないように気をつけながらベンチに優しく連れていってくれた。
水を飲ませてくれて、俺が落ち着くまで抱きしめたり、背中を撫でたり、声をかけてくれた。
pn「大丈夫、大丈夫だよ」
pn「俺がそばにいるから、らっだぁ、」
rd「はぁ ッ ……. 、 はぁ ッ 、 ….」
rd「ッ はぁ ッ … 、」
pn
20分ほど彼を優しく撫でていると落ち着いてきたのか、彼の呼吸音が目立たなくなった。
pn「らだぁ… ? 大丈夫?」
rd「ッ ごめん、」
pn「なんで謝るの、なんも悪くないよ」
rd「ありがとう」
pn「帰ろっか」
rd「いや、観覧車 ….」
pn「なんか嫌なことあるんでしよ?」
pn「俺我慢させたくないし」
rd「いや、」
rd「この先遊園地来てもぺいんとと乗れないの嫌…だから、」
pn「でも、」
rd「お願い、乗ろう?」
pn「うん … 分かった。 」
そう言って彼は俺の手を握ったが、そんな彼の手は震えていた。
でも俺は何も言わなかった。
rd
回りの音が聞こえにくく、狭い空間。
きっと高いところが怖い、以外の理由で観覧車が嫌いなのは俺とあと数人しかいないだろう。
でも目の前にいるのは彼女。ぺいんと。
俺が不安を感じているのを察知すると、隣に座って手を握ってくれた。
pn「怖い?」
rd「うん …」
pn「ぎゅーする?」
rd「する、」
pn「なんかかわいいね 笑ヾ」
rd「うるさい …. ヾ」
pn「何があったか分かんないけど、俺はらっだぁのこと大切に思ってるから」
rd「うん、俺も」
観覧車が1周する頃には、もう観覧車が怖く無くなっていた。
それは他の誰でもなく、彼女がそばに居てくれていたから。
リクエストありがとうございました。
リクエストお待ちしております
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝ ♡1000 💬1
コメント
3件
OMG_(┐「ε:)_ かわい……💖💖💖過呼吸大好きだけど彼氏がね?トラウマある系ね?いいわ👍めっさいい🫰🫰🫰 てか車乗ってる時の会話っていうの?尊ッ!?え、rdのためにハンドクリームつけてるpnとそれをわかってわざとつけてないrd?!かわいい💖💖💖 まーじでてぇてぇです……アリガタヤァ🙏🫰🫂
あ〜もうリクエスト採用ありがとうございますっ.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟガチ最高すぎるっ!!主様神ですか??(?????)また気軽にリクさせてもらいます.ᐟ.ᐟこれからも頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧

好きです゛ ありがとうございます、らっだぁの元カノ許すまじ