pn
pn「ねぇ … 来週末のことなんだけど」
女「来週末?なんかあったっけ」
pn「2人でディナー行こうねって ….」
女「あーその日友達と飲むわ」
pn「でも ッ _」
女「は?なに。
pn「…. ううん、 楽しんでね」
女「…」
ガタン ヾ
pn「…」
pn「その日は記念日なんだけどなぁ 、」
pn「…」
「も〜〜𓏸𓏸さ〜ん ♡」
pn「… !!」
女「そこのホテルや〜だ〜」
男「しょうがねぇな〜」
pn「…. ッ」
分かってた。ずっと。
君が最初っから金目的で俺に近づいてたのも。
俺は好きだったからそれでもいいと思ってたけど。
やっぱり愛なんてものじゃお金には勝てないんだよね。
俺はもう用無しですか。はは。
もうどうでもいいや。
…
『来週末暇?』
「おぉ、久しぶり。」
「暇だけど … どうした?」
『久しぶりにそっち帰ろっかなって。 』
「おいでよ。俺も人肌恋しくなってたし。」
「泊まってく?」
『うん、ありがとう。 』
「最寄り着いたら連絡して。迎えに行く。」
『分かった。』
…
東京に住んでる友達へそう連絡して、俺は泥に溺れるように眠りについた。
まもなくxx線に電車が参ります。
危ないですから …
3年ぶりにくる東京の街は相変わらずうるさかった。
どこも祭りのような人集り。
みんな他人に興味が無さそうで、でもそれがどこか自分には合っているような気がした。
やっぱり田舎より都会の方が俺は好きだな。
…
『最寄り着いたよ』
「分かった、迎えいく」
…
rd「ぺいんと」
pn「らっだぁ … !!」
聞き慣れているはずなのにどこか懐かしく安心感を感じる声が耳に入る。
後ろを振り返ると彼は優しい笑みを浮かべていた。
rd「久しぶり、元気してた?」
pn「うん、らっだぁは?」
rd「俺もまぁまぁかな、てか久々に外出たし」
pn「らっだぁらしいや 笑ヾ」
家を出てからさっきまで、不安でいっぱいで苦しかったけど彼と会った瞬間変わった。
幸せと安心感が俺の中を満たしていた。
rd「せっかくだしどっか食べに行こっか」
pn「うん」
夕方に来たはずなのに外はいつの間にか薄暗くなっていて、夜景が綺麗だった。
元々住んでいたんだから見た事が無いわけではない。けど今こうして助手席で見る夜景はなんだか特別な気がした。
rd「笑ヾ そんなに懐かしい?」
pn「うん」
rd「どうする?ドライブスルーで買ってドライブにする?」
pn「めっちゃいいそれ」
rd「おっけー決まり、マックでいい?」
pn「いよ〜」
rd「何にする?」
pn「らっだぁと同じの」
rd「分かった」
rd「ありがとうございまーす」
rd「はい、ぺいんとヾ」
pn「ありがとう」
pn「夜景ドライブいいね」
rd「ね」
rd「ッてか、俺が聞きたいのはそんな事じゃなくって …」
pn「ん?」
rd「なんかあったんでしょ?話聞くよ」
pn「え〜気づいてた? 笑ヾ」
rd「俺を誰だと思ってんの 笑ヾ」
rd「急に帰ってくるなんておかしいもん」
pn「…前に彼女いるって言ったじゃん?」
rd「あぁ、2年くらい付き合ってんだっけ」
pn「うん、」
pn「…実は、彼女が浮気してて、」
rd「うん」
pn「元々俺には金目的だったし、何となく思ってたけど」
pn「別れなきゃって分かってても別れられなくて ッ … ぐすヾ」
rd「それはなんでなの?」
pn「えッ?」
rd「だってあっちは金目的でぺいんとに近づいて、ましてや本命がいるんでしょ?」
rd「それなのになんで別れたくないの?」
pn「…わかんない、けど、」
rd「別れて東京に戻ってきなよ」
pn「…. ぐすヾ」
rd「…」
正直、それが俺にも合ってるんじゃないかと思った。
らっだぁの言ってることも正しい。
今じゃ俺はあの子の財布でしかない。向こうは俺に愛想尽かしてるし俺だってもう好きなのか分からない。
rd「どうしたい?」
pn「もう分かんない … ッ ぐすヾ」
rd「….」
pn「愛じゃお金には勝てないね … 、笑ヾ」
rd「…ふーん、」
rd「じゃあ本当にそうか確かめてみる?」
pn「… え ッ? 」
拍子抜けした声が出た。
決して聞き間違えなんかではなかった。
その一言で俺を戸惑わせたにも関わらず、らっだぁは何も無かったかのように真っ直ぐ前を見て運転していた。
pn「今 … なんて、」
rd「だから、俺にすれば?」
rd「俺の方が絶対幸せに出来るし、そんな思いさせないけど」
pn「いやいや … だって、お前、俺の事 _」
rd「好きだよ。何年も前から」
rd「ずっと好きだったのに、ぺいんとってば女作ってさ __ 」
彼は車を停めて過去のことについて話し始めた。
2年前
rd「もしもし、どうしたの?」
pn『らっだぁ聞いて !! 俺に彼女が !!!!』
rd「えッ まじ … ?」
pn『まじまじ !! 前から可愛いと思ってたんだけど _ 』
rd「そう .. なんだ 、」
pn『明日早速デートでさ _ 』
rd「あーごめん、俺明日朝早くてさ」
pn『そっか、ごめんな、ありがとう !!』
rd「.. 幸せになれよ 〜」
rd「俺あん時2週間は寝込んだからな」
pn「なんで言ってくれなかったの?」
rd「言うわけないでしょ」
rd「友達って立場でお前の隣にいれるだけでよかったから」
pn「…」
rd「でもぺいんとはその女とはもう終わりそうな訳だし」
rd「なら俺が近づいてもいいよね?」
pn「いや ッ ちょ 、」
rd「ねぇ、俺と幸せになろ?」
十数年らっだぁとは過ごしてきたけど、こんなに距離が近いのも、こんなこと言われるのも初めて。
ぐいぐい近づいてきてこんな男前なこと言う割に相変わらず俺を捉えている目は優しくて涙が出てしまいそう。
rd
pn「はぁ … 、」
そのまま俺ん家の中に入って、2人でベッドに大の字で飛び込んだ。
俺はぺいんとに選ばれたい一心でいるけれど彼はまだ彼女の事を思い悩んでるようで少し苛立つ。
rd「まだ悩んでんの」
pn「俺がもっと 男らしくなれば振り向いてもらえるのかなッ …」
rd「…浮気されてるのに?」
pn「…. ッぐすヾ」
rd「あーごめん。」
俺の眼に映るぺいんとはどこを切り取っても愛らしくて今すぐにでも俺のものにしてやりたかった。
ていうか、浮気されてるならこっちも浮気しちゃえばお互い幸せなんじゃない?
ぺいんとはその女と幸せになりたいわけ?
rd「…ぺいんと」
pn「っ …、 ?」
rd「お酒でも飲んで気分晴らそ?」
pn「…. うん、 」
pn
rd「ぺ〜んちゃん …..」
pn「らっだぁ酔すぎらからぁ !! 」
rd「んふ、そうでもないけどね 〜 …」
pn「ん〜〜 …」
どさヾ
pn「へッ?」
rd「ん …. 、 /」
ちゅ ヾ
pn「ん゛ ッ !? ///」
rd「っ … ヾ 笑ヾ」
pn「ん゛〜〜〜 !! //」
rd「っ 、 かわいい ♡」
pn「なにしてッ … //」
rd「これでもうぺんちゃんも浮気者だね♡」
pn「は ッ …」
rd「俺に堕ちてよ♡」
浮気 …?俺浮気しちゃったの?
らっだぁとキスしちゃった …. 彼女いるのに、
でも気持ちよかった。俺もこれくらい上手だったら振られなかったのかな …
rd「ねぇ。俺だけみててよ」
もういいや。
らっだぁからは逃れられなそう
pn「…..うん 、 ♡」
rd
rd「ぺんちゃん、大丈夫?」
pn「ん、らいじょーぶ …」
rd「そっか、ごめんね」
pn「せきにん、とってね ….」
rd「責任 …..」
pn「俺とつきあうんでしょ?」
rd「….え、」
rd「…だめだよ。ちゃんと帰って彼女にお別れ告げるでも仲直りするでもしといで」
俺も人の恋人と寝てしまったのだから、もうぺいんとのそばにはいられない。
俺の汚いところも、弱いところも見せてしまったから、ぺいんとは他の人と幸せになってほしい。
pn「もうわかれた」
pn「さっき、らいんしたの」
rd「え、 … じゃあ、」
pn「俺とつきあって」
pn「おれ、らっだぁのことすき」
はぁ、ほんとにコイツは ….
またそんな冗談言って。
rd「ははっ、俺の好きとは違う好きかなぁ」
pn「同じすきだからぁ … ぐすヾ」
rd「あーあー泣かないで、ごめんごめん」
pn「ッ … つきあってくれる?」
rd「…分かった」
pn「んふ、らっだぁだいすき」
rd「俺も愛してるよ」
リクエストお待ちしております
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝ ♡1000 💬1
コメント
3件
rdへの誕生日プレゼントかな?pnちゃんは(^^) 一旦そのクソ女をボッコボコにして、今後一切2人の視界に入らないようにしましょう!!👍💪😇 片思いって、辛いよな……にしても二週間寝込んだの?!好きすぎだろぉ!!かわいいかよ!尊いかよ!!💖😭😇🫂
やばい好き(即答)いやてえてえすぎるしrd優しいなおい!!さすが今日の主役、、、.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ改めてrd𝐇𝐚𝐩𝐩𝐲𝐁𝐢𝐫𝐭𝐡𝐝𝐚𝐲.ᐟ.ᐟ

すっっっっっき 頑張ってください!!!